弾道ミサイルの追加保有の制限を行う第一次戦略兵器制限条約(SALT I)によって核兵器の運用に制限が生じるが、無人有翼航空機である巡航ミサイルであれば条約に違反しないことから、条約に違反しない核兵器を求めたアメリカにより開発された。
潜水艦の発射管を用いる小型ミサイル案を元に開発され、後に海上艦からの発射が可能なように仕様が変更されている。
統合巡航ミサイル計画によりアメリカ空軍と海軍が共通の技術を用いた巡航ミサイルとしてAGM-86 ALCMと一部の部品を共用化している。
潜水艦発射型のUGM-109の他水上発射型のRGM-109に地上発射型のBGM-109(撤去済み)、空中発射型のAGM-109(開発中止)が存在している。
空軍ではトマホークではなくグリフィンと呼ばれた。
2017年において、日本の自衛隊でも導入が検討されており、日本版トマホークも開発の方針で政府では議論が進められているという。
2019年、INF条約(中距離核戦力全廃条約)失効を受けてアメリカにおいて地上発射型の発射試験が行われた。
撤去されたBGM-109と同じものであるが、INF条約が有効であった間も試験は例外となっていたことからRGM-109の陸上発射試験は行われていたため、試験自体はINF条約失効に合わせて行われた既存のものを使用したパフォーマンスとみる向きもある。
性能
本体
全長(ブースター除く) | 5.56m |
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翼幅 | 2.67m |
直径 | 0.52m |
速度 | 880km/h |
射程(RGM/UGM-109E/H) | 3,000 km |
エンジン | ターボファンエンジン |
ブースター部分
全長 | 0.69 m |
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直径 | 0.52m |
重量 | 270kg |
エンジン | 固体推進ロケット |
※wikipediaより
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トマホーク巡航ミサイル 1発の価格:90万ドル