能力者(うえきの法則)
のうりょくしゃ
概要
天界の神様が主催する「選ばれし中学生同士のバトルゲーム」において、神候補と呼ばれる天界人が中学生、もしくは中学進学を控えた小学6年生をスカウトし、神候補が持っている能力を一つ与え、与えられた少年少女がその「能力者」となる。能力者となった少年少女の様子を見て、神候補がエントリーの有無を判断して初めてバトルゲームスタートとなる。
極端な場合、中学進学前後に起きた諍いや事件、親の財産などによる有名税に目を付けて取り入る神候補がいるが、格闘などの功績や人柄を見たうえで参戦を持ちかける、真っ当な神候補もいる。
能力者となった少年少女には、生まれ持っている才能「才(ざい)」の数や、それをバトルに応用できるかも問われる。能力者を倒せば才が1つ手に入り、一般人を能力で傷付ければその都度、才が1つ減る。平丸男いわく、「減才(げんざい)はあくまで能力者バトルに参加していない者を傷つけないためのルール」とのことであり、なおかつバトルの鍵となっているため、神様でさえそのルールを改変することができない。才が0になると存在が消滅してしまう。淀川(よっちゃん)によると、能力者が持っている平均した才の数は「約160件(個)」である。
また、参戦した能力者のおおまかな場所や、才の現在数や増減について、モバイルで表示される。もっとも、能力者のなかには神候補に恵まれず、結果的にモバイルを奪い取る形で確保することになった者や、使い方を教えられるのが遅かったために敵対者の状態について知るのが遅れた者、神様がとある一族を誘導するために敢えて設けた穴等をついて、着ぐるみで顔を隠した者もいる。
なかには、神候補とともに安直な策に走ったために、モバイルで才の種類などを見比べられるとバレかねない、しょーもない反則行為をとってしまった能力者も。