グラノチーム
ぐらのちーむ
リーダー・グラノを筆頭に5人で構成されたメンバー。但し、チーム名は神様が勝手につけたものなので、実質上のリーダーは不明。
芸術家集団をモチーフにしているが、実際には模型遊び、模型作り、俳句と称したダジャレ、絵画と称した塗り絵、ギター弾きに見せかけたカラオケ好きなど、似非芸術そのものである。
(一応、世の中には芸術品として差し支えないほどの細やかさのある模型があるほか、大人用の塗り絵も増えつつある。・・・あるのだが、なかには、能力者バトルに勝つためとはいえイジメとすらとれる方法で用意させた物を見せつつ、悪意のこもった笑みを見せるという、模型好きにとっても反面教師にされかねない者も混じっている。)
そのような芸術もどきが災いしたのか、負けた時のペナルティが「恋は40歳まで実らない」というものである。つまり、恋人ができても自身の芸術と称した子供っぽい趣味や、リーダーの乱暴癖が仇となってその恋人に愛想を尽かされるだろう、ということを懸念して神様が仕組んだのだろうか。
一方で、レベル2に上り詰めた者は、選考開始前から2名もいる等、数値だけなら侮れないが……。
一見、グラノチームは、奇妙さばかりが目立つタダのヘンテコ芸術集団のようにうつるが、そんな温い存在ではない。
その実態は風変わりだが害の少ない趣味を楽しみつつ、三次選考に備え近・遠距離攻撃や誤爆誘発、閉所幽閉など多彩な手や相方との連携を抜かりなく磨いた手練れと、虐めなどの問題行為まで趣味にしてるうえ能力への驕りが過ぎるあまり選考や自滅への対策が杜撰で、チーム瓦解はおろか能力者バトルそのものを台無しにしかねない行為すら厭わない問題外の二極化が激しい、ロベルト十団以上の欠陥組織である。
中学生にして海千山千の曲者や百戦錬磨の強者にまで上り詰めたものばかりで、仲間内の関係も悪くないチームばかりが集う三次選考では、完全に場違いな存在であり、神様も表向きでは平静を装いながらも、DV防止処置混じりなインチキくじに加え、景品と名ばかりの自滅誘発トラップでガッチガチに対策している。
小説家になろう等で有名になった“追放系DQN”の先駆けでもあり、チームの火力維持・補給の要で、本来、捨て身になってでも警護すべき人物を壁役に最適なキャラが敵から庇うどころか追い出しを仄めかす暴言までぶつけ、敵対チームの士気を無駄に煽る有様。
そんな烏合の衆がまともに勝ち残れるはずもなく、初戦で能力の限定条件や弱点だけでなく武装不足まで盛大にバレまくったうえ、補給係離反によって火力・多様性ともに激減。
条件などを知られても妨害されにくい能力ばかりな植木チームと違って、情報漏洩による脆さが目立つ者が少なくないのも響き、三次選考で全戦全敗した。
(ただ、敵味方関係なく爆撃や乱射をしかねない愚者による暴挙などで、絶命にまでは至らなかったので、そういう意味では不幸中の幸いといえる。)
ペナルティーも趣味継続に直接響くものではないので、リーダーとは名ばかりの疫病神と縁を切るなどして、慎ましく過ごして欲しいものである。