B・J(うえきの法則)
うえきのびーじぇい
CV:谷山紀章
岩永中学に通う2年生。「B・J」は自称で、本名は「馬場淳一」。
オープンスケベでお調子者だが、友達思いなところもある中学生。
「B・J」の自称から「DJ」に掛けているのかと思いきや、自称「ヒップホッパー」であり、電車に乗っていた時、「踊りの才」を入手していた植木耕助と気が合い親友になる。
原作では黒木影男の下り以降登場していないが、ドラマCDではレギュラー扱いとなっている。
ある日、ネット上の掲示板で「片言の日本語を話す外国人能力者」と能力者バトルするため、約束のある場所で待ち合わせ向かい、電車に乗っていた植木と森あいに出くわす。その際、「踊りの才」で自身の効く音楽のリズムに乗って踊っていた植木と意気投合する。その直後別れて「外国人能力者」とバトルになり、自信満々を気取っていたその能力者に名前を聞かれ、その際に最強の能力者「ロベルト・ハイドン」を語り、それを聞いて逃げ出すところを狙って能力で気絶に追い込み勝利。それを前後して植木が転んだ拍子に能力を発動してしまい、植木が能力者だと知ると立て続けにバトルを始める。そこでまたロベルトの名を騙るも、当時植木はロベルトのことを知らなかった上に勉強の才を失っているため、理解できなかった。
アニメでは、嘘をつき続ける理由が詳細に描かれ、父の仕事の都合で学校を転々として友達ができず、嘘をつくことで周囲の気を引こうとした結果、だれにも信じてもらえなくなってしまった。植木にも諭され、嘘をつくのを止めた。
植木とのバトル後は本物のロベルトに出くわし、そこで植木の名を騙ったために植木のことを知られた上に倒される。
ロベルトに倒されてしばらくした後、日常生活をある程度送れるほどまでに回復。植木にロベルト十団の脅威について伝えた後、自分も十団と対抗するための支えになるべく、名乗りをあげる。そして、十団の一人・黒影と植木との交戦時では恐怖を押し殺し、巨大影人形からの一撃から植木を助けるなど、手短ながら確かな活躍を見せた。
- 硬貨を風に変える能力
十円玉などの硬貨で、風と呼べるものなら竜巻や突風、強風を造ることが可能。だが、流石に嵐は雨が降らないと造れない。
アニメでは「コインを風に変える能力」に言い換えられた上、「お金を粗末にしている描写」がコンプラに引っかかったのか、「BJ」と刻まれたオーダーメイドのコインになっている。
竜巻を起こすことで相手を宙にあげたり、風で直接攻撃することが可能。
外国人能力者に対しては、ブラフを用いて逃げ出した死角に風を放って気絶させるほどの威力があり、ブラフなしでも十分に強い能力と言える。
ユンパオの「電気をお砂糖に変える能力」にも対抗でき、砂糖を風で吹き飛ばせば電気に戻しにくくできる(劇中ではB・Jとユンパオは出会う場面がなく、接触したことを示唆する描写もないので、あくまでたとえ話)。だが、カバラのナイフ(アニメではパチンコ玉)はともかく、「マントを翼に変える能力」のセラミック製の手裏剣を弾けるかどうかは不明で、アニメではカバラも翼の力で強風を起こす描写もあるため、どちらの風が勝っているかは甲乙つけ難い。
しかし、この能力にも致命的な欠点はある。地上でしか風は起こせない。
つまり、「土に潜れば最強」を自称するニコは天敵であり、彼の「美しい髪をドリルに変える能力」で地中に潜られたら打つ手がない状況下に陥る。
また、ギタールの「服をバリアに変える能力」およびレベル2の「服の内側から衝撃波を出す超能力」も厄介で、B・Jの竜巻で飛ばせたとしてもギタールの意識がある限り、能力を発動されたら致命傷を負う。
さらに、パステロの「塗り絵をワープトンネルに変える能力」でくすぐられて能力を封じられ、ムーニンの「ダジャレを現実に変える能力」でダメ押しされたら身も蓋もない。
おまけに、バロンの「自分の位置をナイフの位置に変える能力」、マリリン・キャリーの「1秒を10秒に変える能力」で避けられ、果てにはカルパッチョのコピーしたジェットパンク型のロケットや翼の能力、「相手の思考を電子メールに変える能力」で読まれ、「自分の位置と相手の位置を逆の位置に変える能力」で入れ替わったら一溜りもないだろう……。