賢者
けんじゃ
概要
英語ではsage、wise manなどで表記される。
キリスト教においてはキリストの生誕を予見した占星術士の学者(東方の三賢者)を指すこともある。
賢者になるには想像絶する修行かもしくは天啓が必要とされ、誰しもがなれるとは限らない職業である。
その為、様々な伝説や物語中において、登場人物に助言や予言を与える人物として登場する場合が多い。
知識面に優れた魔術師が賢者と呼ばれる場合もある。
ゲームの職業としての賢者
ファンタジーRPGでは賢者が職業として登場する場合がある。その場合魔術師(魔法使い)の上位職として
扱われることがほとんどである。
ドラゴンクエストシリーズ
女賢者タグも参照。
魔法使いと僧侶の呪文を両方覚え、武器もある程度使えるという万能職。ただしレベルアップのための必要経験値が他の職業に比べて多く、レベルが上がりにくいという欠点も持つ。
その優秀で万能な能力ゆえに通常の方法では転職できず、「悟りの書」というアイテムを使わねばならない。
例外的に遊び人だけは悟りの書を使わずとも転職可能だが、これは「贅沢快楽を極める事で現世の欲の虚しさを悟る」という仏教の観念を表しているものと思われる。
以降のシリーズでは武器戦闘の能力はなくなっているが、僧侶・魔法使いの上級職として存在している場合が多い。
攻撃・回復の呪文を両方覚え、さらに僧侶・魔法使いの職業が覚えない上級の呪文を覚えたり、専用の特技を覚える場合もある。
星ドラではこれの上位に当たる超級職『魔賢導士』が登場している。
ファイナルファンタジーシリーズ
ファイナルファンタジー3で登場。禁断の地エウレカで取得する。白魔法・黒魔法・召喚魔法(合体)の全魔法を使用でき、なおかつ導師や魔人よりもMPが多い、本作最強の魔法系ジョブ。幻術師の白黒召喚は使用できないため、厳密に言えば全ての魔法を使えるわけではないが、シェイドなどである程度代用が利くこともあって、困ることはほぼない。
あまりに強すぎて、2周目以降のプレイヤーからは封印されることもしばしば。
DS版ではステータスとMPが下方修正、合体召喚が白黒召喚に変更され、大幅に弱体化。
とはいえ、敵が3体までしか出現しなくなったことで合体召喚の有用性が低下しているほか、ヒートラは白黒召喚でも比較的安定して効果が出せるため、やることがなければとりあえず召喚しておくくらいの感覚で使うと案外役に立つ。クラス4の魔法はポンコツばかりでMPが余りやすく、ヒートラ専用として使っても問題ないほど。ここに気付けるかどうかで評価が割れる。
弱体化されながらも汎用性の高さは依然健在で、割と無難な性能に落ち着いている。
また、ファイナルファンタジー4のテラが賢者のジョブについている。
こちらも白魔法・黒魔法両方を使えるが、老齢のせいで能力が低く、多くの魔法を忘れている。