現実世界での幻術師
奇術または幻術やマジックは、人間の錯覚や思い込みを利用して、実際には合理的な原理を用いてあたかも「実現不可能なこと」が起きているかのように見せかけることである。通常は、観客に見せることを前提としており、そのための発展を遂げてきた。
幻術師(FF3)
一つの召喚魔法につき、白と黒の二種類の効果があり、どちらかがランダムで発動する。大まかに言って、白が補助系、黒が攻撃系となっている。
どちらの効果が出るかわからない都合上、運用がかなり難しく、いらない子扱いされることが多い。
しかし、白召喚は敵全体に睡眠や麻痺、石化を付加するなどの強力な効果が多く、中には味方全体にヘイストといった(上位職の魔界幻士を含め)他の職には全く真似できない効果のものも混じっている。本作のザコは状態異常がほぼ素通しということもあり、安定感はないがポテンシャルは非常に高い。
黒召喚が出ることを前提に戦略を立て、白召喚が出ればラッキーくらいに捉えておくと、何かと運用しやすい。
DS版
MPが大幅に上昇したものの、肝心の白召喚がめっきり当たらなくなってしまっている。加えて、賢者の使う召喚魔法が白黒召喚に変更されてオンリーワンの個性まで失い、結果的に大きく弱体化。
効果が比較的安定しているヒートラやハイパを主軸にしつつ、棒を使えば一応黒魔法も放てるため、全く使えないことはないが、強力で使いやすいジョブは他にいくらでもある中、わざわざ幻術師を使うのはほとんど趣味の領域。元々使いにくかったのに、さらに使いにくくされた稀有なジョブと言える。
ピクセルリマスター版
様々な面に調整が入った。
- MP
- DS版準拠。FC版よりも大幅に回数が増えた。
- 白召喚
- 命中率はDS版以上FC版未満。
- 敵の出現数がFC版準拠になった影響で、誰にも命中しなかったという事態には陥りにくくなった。
- 黒召喚
- 威力が急上昇。敵1体あたりのダメージ量は合体召喚を上回るようになった。
- 先頭にいる敵を固定で狙うように仕様変更された。
- 棒による属性強化が正常に機能するようになったため、さらに火力を底上げできる。ただし、全ての棒は装備不可に逆戻り。
- 設定通り、バリアチェンジを無視できるように。
- その他
- エスケプ
- 黒召喚が出た際に、ダメージを与えられるようになった。
- エスケプ
- ハイパ
- 白召喚・黒召喚ともに地属性が付与。終盤のボスに全属性耐性が復活しているため、ダメージソースとしてはやや不足を感じるように。
- ハイパ
- バハムル
- 黒召喚でダメージを与えられるように。ただし、従来の即死効果のほうも残されており、どちらか片方がランダムで発現する形となった。
- バハムル
弱体化した部分があるにはあるものの、総合的に見るとかなり強化されている。不安定さは相変わらずだが、ポテンシャルの高さは過去最高と言えるか。
幻術師(FNO)
魔法攻撃系職業
習得条件はキャラクターレベル35、魔術師ジョブレベル30