概要
初出はFF3。幻術師の上位ジョブとして位置付けられているが、白黒召喚には魔界幻士の使用できない効果のものも含まれており、導師や魔人とは違って完全な上位互換というわけではない。
のちのシリーズのおける召喚士にあたる。同職が登場してからは姿を消し、稀に台詞中で言及される程度に留められている。
性能
未熟ゆえに召喚魔法の効果が安定しない幻術師に対し、常に一定の効果を発揮できる『合体召喚』を扱う。「召喚魔法はバリアチェンジに関係なくダメージを与える」と作中で説明があるが、実際はしっかり影響を受ける。
MPの総量は少ないものの、最初から全体化されている関係で威力の減衰がなく、黒魔法よりも遥かに高いダメージを叩き出す。そのため、コストパフォーマンスが極めて良好で、MP切れの心配はあまりしなくてよい。
惜しむらくは、程なくして賢者が手に入る都合上、活躍期間があまり長くないこと。
DS版では、賢者の使用する召喚魔法が白黒召喚に変更され、合体召喚を使用できる唯一のジョブとなった。
しかし、敵の最大出現数が減少、召喚魔法の威力も物理アタッカーの打撃に負ける有様で、合体召喚の価値は大暴落。MPの総量が大幅に上昇している一方、コストパフォーマンスは悪化しており、結果として大きく弱体化。戦闘バランス変更の煽りをモロに受ける形となってしまった。
なお、バリアチェンジに関する説明は削除され、設定自体が闇に葬られた。
ピクセルリマスター版では、敵の出現数がFC版相当に増加した上で、MPがDS版準拠となり、設定通りにバリアチェンジの影響も無視できるようになった。一方で、終盤のボスに全属性耐性が復活し、さらにHPの総量が増えた影響で、ザコには強いがボスには有効打を与えにくいジョブとなったと言えるか。