曖昧さ回避
- 原点を意味する。詳細はオリジンにて。
- Boichiの漫画作品。本項で説明。
- KANA-BOONの3rdアルバム。
- オジリナル作品のタグに使われてる。
- 機動戦士ガンダムTHEORIGIN作品のタグで1番使われてる
- ポケットモンスターTHE_ORIGINアニメ作品。
概要
週刊ヤングマガジンにて2016年40号 - 2019年11号まで連載していたBoichiによるSFバイオレンス漫画。BoichiによるDr.STONE(原作:稲垣理一郎)と並ぶ2010年代後半の代表作で「第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」受賞作品。
連載終了後『ORIGIN外伝 空に立つ者、地に立つ者』が週刊ヤングマガジン2019年27号に掲載された。(単行本未収録)
西暦2048年、大陸横断鉄道でユーラシア大陸に接続された未来の日本。首都・東京はテロと犯罪の坩堝と化していた。そして、いつしか大都会の闇に潜む、夜な夜な人間を襲い虐殺する謎の存在──。人間の世界に隠れ住む「人間ではないもの」とは何なのか? そしてそれらを狩る者・オリジンとは一体何者なのか?
「人間ではないもの」の存在は都市伝説化していた。
過去作の「サンケンロック」、「H・E The HUNT for ENERGY」と時系列が繋がっている作品。
登場キャラクター
※ネタバレが含まれます。
メインキャラクター
オリジン
概要イラストのキャラクターで主人公。北海道生まれ。
人間社会に隠れ住むロボット。自分を造った科学者を「父」と呼び、父が最後に言った「ちゃんと生きていけ」という命令を行動原理としている。二つの顔を持ち、主に「田中仁」と名乗っていて、ヤクザに変装した時は「欣太」と名乗っている。
常に刀の柄を持ち歩き、刀身は自身の左腕にしまっているために左腕の関節の折り曲げが不自然である事を気にしている。他のロボットとの接触や人間からロボットである事を隠すために普通で目立たないように過ごすことを心掛けている。その為に維持費用が常にかかっており貧乏。
その為に父を破滅させ、工場を焼き尽くした「AEE」に入社する。しかしそれは復讐のためではなくロボットである自分が隠れるのに最適な場所だと思ったからである。しかしバレるにも最適な場所知れない。
自身は自我も感情も無いが「意思」があるとしているが、多少の意思からくる感情とツッコミは出来るようだ。広瀬マイから好意を持たれており、マイが軽々しく「マイを守る」を目標にしたらどうかと言われて、「そうします」と答え、それ以降マイを守る事も行動原理に加わる。
そしてマイが起因する悲しいキッカケで自我と感情生まれる事になる。自分以外の兄弟の抹殺を指名としている。
広瀬マイ
オリジンの「AEE」の同僚。彼女が酔っ払ってオリジン介抱されながら帰宅している途中にオリジンの他の兄弟にロボットだと勘違いされて襲撃される。後に一緒に「頭チーム」に配属される。
ツインテールの結び目にウサギのチャームをつけた女子高生のような容姿の女性。しかしながら中学生の時に「AI用自然言語モジュール」を開発した天才プログラマーでオリジンもそのプログラムを活用させて貰ってる。そしてロボットオタクである。
愛に飢えている女性で中学校まで四国にいた。弟が一人おり口を聞く事ができなかったのか両親は常に弟を構っており興味を持って貰うためにスポーツや勉強など出来うる限りを尽くしたが逆にそれが裏目にでてしまい、「何でも出来る子」と勘違いされ容姿も良く「弟が可哀相だと思わないの?」と親に泣かれながら敬遠される。そんなある日弟を連れてちょっと手が離れた時に、弟は事故に遭い一命は取り留めたものの、両親からはますます敬遠される。
「言語モジュール」を開発したのも弟の事を想ってのことだったが、ロボットは話せるようにしたのに家族とも心を通わせる事は叶わず、莫大な資金を手に入れ家を出る。
最初からオリジンに好意を抱いていて最終的に無償の愛を注ぐ。オリジンの正体がロボットだと知っても愛していたが、オリジンの過去を知ると自分を好きにならなくていいから感情なんか生まれなくていいという結論に達する。
しかしオリジンの兄弟からの襲撃を受け「いつか感情が生まれても 悲しみながら生きていかないで」
との言葉を残し絶命する。彼女の死はオリジンに自我と感情を発生させた。
外部リンク
- オリジン - wikipedia
- ORIGIN(エアロパーツ) - 大阪に本社を置くエアロパーツメーカー