「かならず見つけるよ、真実を」
概要
PSYCHO-PASS3に登場する本作の主人公の一人で、もうひとりの主人公の同じ監視官の炯・ミハイル・イグナトフとは幼馴染で大親友。
新人監視官だが、20歳で着任した朱やその前任者たちとは違い、24歳という齢で公安局に入局しており、既に堂々とした風格を持っており新人らしさを感じさせない。今までの主人公たち同様に、刑事課一係の監視官に任命される。今は故人である厚生省の重役・慎導篤志を父親に持ち、着任当時は部下たちに「ボンボン」と揶揄されていた。
特A級メンタリストスキルの持ち主で、他人の表情や動作を見るだけで思考を推測できる、心理学的見地からの非常に優れた洞察力が武器。また、「個性」として持ち得ている高い共感能力を駆使しての精神的ボーダーラインを超えて追跡対象になりきり、その人物の同行を追う「メンタルトレース」という技能を取得しており、捜査に役立てている。……とここまで書くとなんでもありのチートな能力に見えるが、これ自体は第一期において狡噛が槙島にやっていたことと近似しており、「状況・推理・統計を基にした、練習すれば誰にでもできる技術」と本人は説明している。しかし執行対象者になりきるということは、精神を潜在犯に近づけるということと同じであり、色相が濁る致命的な危険性も孕んでおり、炯の「ロープを引く」制止がなければ潜在犯堕ちもありえる諸刃の剣。
いわゆる探偵役だが、相棒の炯に比べれば比較的小柄ながらもパルクールも取得しているらしく、ビルの間を重たいケーブルを背負って立ち回るなどの高い運動能力を持っている。
人物
明るく飄々として、物怖じしない性格。過去に起こったあることが原因で父親の車でしか熟睡できない。おかげで四六時中寝不足気味で、立ったまま目を開けて寝る妙なスキルも取得している。
炯と同じく、「真実」に対しては偏執的ともいえる執着心を持ち、各機関からの苦情をも恐れぬ強引な捜査で真相に近づこうとし、強引な手段で犯人逮捕のルートを作ろうとする破天荒なところもあり、上司の霜月|霜月美佳を悩ませている。
監視官という立場だが、潜在犯である部下たちに物怖じせず「同じ人間」として扱い、運転も炯が居ない時には入江|入江一途に任せるなど、潜在犯への差別意識はない。ちなみに本人も運転免許は所持している。