概要
キアラン騎士隊の重騎士。
スキンヘッドで厳つい外見をしているが、昔は「女みたい」といじめられていたらしい。
リン編の時点で既に引退して畑を耕していたが、ラングレンより偽公女討伐の命を受け、リン一行の前に現れる。目で人を判断する傾向があり、リンの瞳を見たことで彼女を悪人ではないと確信し仲間に加わる。リン編終了後、血が再びたぎってしまったため、戦いの勘を取り戻すためにまた旅に出る。
かなりの自信家かつ豪快な性格で、「ふははは」という笑い方が特徴。同時に極度の方向音痴で、ベルンを出てキアランに帰ろうとした際には75回も同じ場所を回っていた。また、戦後もキアランに帰還するつもりが道を大きく間違えてなぜかイリアに辿り着き、そのまま隠居することになった。
一方で豪快な性格とは裏腹に物事を深く考えており、ハサルとマデリンが駆け落ちした際には、強引に連れ戻した場合マデリンが自害をし得る、このまま放置したほうが幸せになるだろう、などの考えからあえて主君の命に背き彼らを見逃した(その後、ワレスは罰で半年間牢に入れられた)。また、リンとの支援会話にも彼の漢気を見ることができる。逆に部下からはスパルタ教育を行うことで恐れられており、特にウィルはワレスから逃げるために影で密かに特訓を重ねる程。良い意味で反面教師となっている。
リン編のノーマルモードでは中途半端なレベルでありながらプレイヤーに強制的にクラスチェンジさせようとするため、熟練のプレイヤーから「ワロス閣下」という不名誉なあだ名をつけられている(ハードモードでは任意)。その後のエリウッド編(ヘクトル編)での再登場時に中立のまま敵軍の中で登場するために早めの救助が必要となる。
シリーズ恒例の「老ジェネラル」ポジションの彼だが、「封印・烈火」のキャラクターまとめ本「ファイアーエムブレムキャラクターズ」では推定年齢40代とされており、同ポジションの人物の中でもかなり若い方になる。実際、下記の通り成長自体も悪くない。
ユニット性能
ただし、先述のとおりノーマルモードでは勝手にクラスチェンジするため、実質的にジェネラルとして加入。
力・魔防が伸びやすく、HP・技・守備もそこそこ上がる。重歩兵系としては多少毛色が違う成長傾向を持つ。速さと幸運はあまり伸びないが、後者は初期値が比較的高めで、極端に低くはならない。
同職のオズインと比べると、力と魔防で勝り、HP・幸運・守備で劣る。…といっても勝っている部分はかなり僅差で、初期レベルに3の開きがある割に、初期能力値にほとんど差がないため、大抵の場合はオズインのほうが強くなる。上級加入としても斧Eでスタートとなり、武器レベルによるアドバンテージが皆無なのもつらいところ。
とはいえ、あくまでも見劣りするだけの話で、アーマーナイトの仕事を果たすだけの能力はしっかり持っており、充分使っていけるユニット。余談だが、リン編で登場直後に昇格した場合と、リン編スキップ時に登場する場合だと、なぜか後者のほうが初期値が高い。
属性は雷。支援相手はリン、レナート、ウィル、ヴァイダ、ケントの5人。同職との支援がない、珍しい人物。
加入時期を考えるとキアラン勢と組むのが無難だが、どの組み合わせも進行速度が遅く組みづらい。効果は活かしにくいので、会話だけ楽しむものと割り切ったほうがいいだろう。