解説
ゲーム『逆転裁判 蘇る逆転』について
2005年9月15日、ニンテンドーDSにて発売。CERO:B。
ミステリーADVゲーム『逆転裁判(無印)』の移植として制作されたゲームで、DS以外では、3DSのゲーム『逆転裁判123 成歩堂セレクション』等に収録された三作品のうちの1つとしてプレイが可能となっている。
エピソード《蘇る逆転》はこのゲームの制作に伴って用意され、ゲーム内にて第5話として収録された。
ゲームシステム
基本的な部分は移植元と同様だが、追加エピソードにおいては専用のシステムが用意されている。
- カガク捜査
証拠品を四方八方から見回す、ルミノール試薬を用いて血痕を検出する、指紋を検出する‥‥等の方法で、事件現場や証拠品をより詳しく調べることが可能となった。
エピソード《蘇る逆転》
シリーズ1作目『逆転裁判(無印)』第4話《逆転、そしてサヨナラ》から、シリーズ2作目『逆転裁判2』をつなぐ新たなエピソードとして制作され、ゲーム『逆転裁判 蘇る逆転』に収録された。
これまでのシリーズで最長の物語として語られており、最大のボリュームを有しているとされている。
事件詳細
- 事件現場‥‥地方検事局の地下駐車場
検事・御剣怜侍の勤務先の駐車場。
車で30分ほど離れたところに警察局が建てられている。
- 事件発生日時‥‥2月21日
第4話から約2ヶ月後に事件が発生。裁判は同月の23〜5日にかけて行われる。
- 状況
被害者は、刺殺死体として自動車に詰め込まれた状態で発見。
被告人は目撃者によって身柄を拘束され、現行犯タイホされた。
関連事件・イベント
- 証拠品の《申し送り》
事件と同日に行われた、解決した事件の整理。
検事局が警察局と協力して、証拠やデータの整理を行う。
解決から2年経過した事件が対象となっており、整理された事件は再捜査ができなくなる。
- 証拠保管室の殺人事件
警察局にて発生した不可解な事件。
検事局と警察局‥‥異なる事件現場で、同日同時刻、同一人物が殺害されたとして、犯行の様子が撮影された防犯カメラの映像が、裁判の議論の争点となる。
- SL9号事件
今回の事件より2年前に解決となった連続殺人事件。世間一般には《青影事件》とも呼ばれる。
犯人・青影丈は死刑に処されたとして、今回の《申し送り》によって整理されてしまったが、証拠品の“ねつ造”が発生したとして、解決に疑問を抱く人物も存在している。
裁判の後、事件捜査に関与した捜査官の多くが“整理”されたことも特徴の一つ。
関係者
担当弁護士。
前話の事件から約2ヶ月ぶりの法廷となる。
依頼人。
事務所に不在の綾里真宵に変わって成歩堂の横に立ち、カガク捜査によって彼をサポートする。
かつて《SL9号事件》の目撃証人として、法廷に立っていた。
被告人。地方検事局の主席検事。宝月茜の姉。
かつては警察局に所属し、《SL9号事件》の捜査総指揮を担当していた。
担当検事。宝月巴の部下。
初めて扱った大きな事件‥‥《SL9号事件》にて名を上げて以降、黒い疑惑に包まれるようになった。
さらに今回は、前話の事件の影響も重なり、捜査の指揮権を警察局側に移される等の不遇な扱いを受けることとなる。
被害者。刑事。
《SL9号事件》の捜査責任者。
第1話からおなじみの裁判長。サイバンチョ。
証人
《ベントーランド》で陣頭指揮をとる弁当屋。
検事局で事件を目撃した証人として出廷。
かつては刑事として、《SL9号事件》の捜査を担当していた。
地方警察局長。今回の事件捜査の指揮をとる。
《SL9号事件》の捜査総指揮。
警察局における殺人事件の容疑者。
事件前後の警察局での行動について証言。
巡査。地下駐車場の捜査、及び証拠保管室の警備担当。
証拠保管室の警備状況や保管室内での事件について証言。
かつては刑事として、《SL9号事件》の捜査を担当していた。
その他
刑事。御剣と強いつながりを持つ影響から、事件の担当から外されている。
検事。罪門恭介の弟。
《SL9号事件》を担当していたが、事件の犠牲となって死亡。
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