ヘラクレスオキシデンタリス
へらくれすおきしでんたりす
ヘラクレスオオカブトの亜種
概要
中南米の熱帯雨林(ジャングル)に生息するカブトムシの一種。ヘラクレスオオカブトの亜種のひとつ。
生態
小さな体の割に大食漢で、ヤシの木の汁が大好物。ヘラクレスオオカブト系共通の特徴として満腹になったり周囲の湿度が上がるなどして体の水分が増えると羽の色が黒くなる。
比較的おとなしいものが多いとされるヘラクレスの亜種のなかでは気性が荒い傾向にあり、闘争心が強くケンカ好きである。体長は亜種の中でもやや小さく中型程度だが角の長さはあまり劣らず、頭角が直線的で相手を掬い上げやすい形状をしている為に有利で戦闘テクニックにも優れ、原名亜種・コーカサスオオカブトと並ぶ世界最強のカブトムシ候補である。
またヘラクレスオオカブトらしく丈夫で長生き、多産かつ幼虫の成長が早いため外国種としてはかなり飼育しやすい種でもある。
昆虫相撲番組、世界最強虫王決定戦ではその小柄な体格を生かしたスピードで間合いを詰め、一気に締め上げる戦法で猛威を振るった(その戦闘力故に付いたあだ名は無敵の皇帝である)。
※もっとも、無敵の皇帝と呼ばれた個体は体長が157mmとオキシデンタリスとしては破格の大きさであり、虫王に参戦した全カブトムシ中最大だった。
かつてはヘラクレスリッキーやヘラクレスエクアトリアヌス同様よく入荷し、安価だったが近年高騰化している。
ムシキングでのヘラクレスオキシデンタリス
ヘルクレスオキシデンタリス を参照