CV:山寺宏一
概要
創界歴貮参伍四参年酉月貮拾四日(現生界での10月24日に相当)生まれ。蠍座のA型。20歳。魔神山ワタリベ村(神部新聞関連では龍通村)出身。身長159cm、体重42kg(鳥状態)。家族構成は不明(ノベライズではいないとされる)。チャームポイントはアイパッチ。趣味は覗き。特技は空を飛ぶ事。好きな異性は金髪でグラマーな美人(これは当人による虚言)。
ドアクダーの呪いで鳥に姿を変えられた青年。
ドアクダーの呪いが解けた後は人間に戻ったが、その後も様々な理由で鳥になっており、ほとんどの作品で鳥として登場する。
当初は皮肉や嫌みな発言が多かったが、これは天涯孤独であったこと、ドアクダーの力で故郷の村人を鳥人間に変えられたことに起因している。正式にワタルの仲間となった後は、ちょっとニヒルだが仲間を大切にするようになり、特に2では頼れる兄貴分として海火子に構うようになった。
人間に戻すことを条件にドアクダーの手下としてワタル一行の監視者となり、一行の行く先々に現れた。魔神空神丸はドン・ゴロ将軍から与えられたもの。情報屋を装いワタル一行に接近して偽の情報を教えたり、ドアクダーの配下の手引きをした他、罠や魔神を用いてワタルたちを妨害することもあった。
第三界層で不注意からワタルたちに極寒の剣の所在を漏らした事で、界層ボス・ソイヤ・ソイヤに嫌疑をかけられ独房に囚われる。その危機をヒミコ・シバラクによって救われたこと、自分を「仲間」と呼んでくれたこと、ヒミコからドアクダー打倒のために旅立ち、そのまま帰ってこなかった父親の事を聞かされたことで、自身の目的に迷いが生じるようになった。
その後、今度はヒミコ・シバラクがソイヤ・ソイヤに囚われ火炙り寸前となり、二人を救出した際に、ワタルたちにドアクダーのスパイであることが知られてしまい一行の前から去る。しかし第三界層を灼熱地獄の開放の助言をするために現れ、以降は本当の仲間となった。
第五界層セリーヌの森でセリーヌの花を咲かせるために尽力するも、ブルッキー2号の攻撃で空神丸は大破、自身も重傷を負い命を落とす。この際、復活の聖水により生き返るとともに人の姿に戻ることができた。復活の聖水でドアクダーの呪いが解けることを知り、自身と同じく呪いで鳥にされた故郷の人々を救うため、一行から離脱することとなる。
第七界層地上での戦闘の際に空王丸を駆って再び現れ、戦王丸、幻王丸とともにザン三兄弟と戦い、これを撃破した。
渡部の一族は代々、世界間を行き来する『渡り』の力を持っており、クラマは金龍に代わりワタルを迎えるため現生界へ赴いたこともある。(小説「ANOTHER STEP」)