ただしフルネームは、本編中で明かされることは無かったようである。
「ゼルガディス」タグが使われるのがほとんど。
また、「ゼルディガス」、「ゼガルディス」など間違った名前で呼ばれることも。
概要
CV:緑川光
原作1巻から登場。赤法師レゾの孫(ひ孫説もあり)の青年。強さを追い求めていた所をレゾに誘われ、邪妖精(ブロウ・デーモン)、岩人形(ロック・ゴーレム)を合成された合成獣(キメラ)の姿に変えられてしまった(体のいいモルモットにされた)。その外見は青黒い石のような硬い青肌と金属の糸のような髪という異質なものであるが、リナ曰くハンサムとのこと。ガウリイのことは「ダンナ」と呼んでおり、目上ともとれる接し方をしている。
性格
基本的にクールな性格だが、周りの人間に非常識人が多いので突っ込み役に回ったりする。また、時々お茶目。
目立つ容姿とかつての悪行から、人目を避けるため人ごみの中では常に白いフードやマスクなどで自分の顔を隠している。その恰好のせいで余計に目立っているのでは、という意見もあるが、本人にその自覚があるかは定かでない。
アニメでは原作よりもお茶目な面やギャグキャラとしての面が強めともとれる。
また、人前でもフードやマスクで顔を隠していない場面がある(ただし、後期については人目を避けようという意識が薄れている可能性あり)、登場回の増加、扱える魔法の増加、アメリアやエリスとの接点についてなど、原作と異なるところがある。
さらに、EVOLUTION-Rでは合成獣にされる以前の話が語られた。ただしどこまで原作者の考えに沿っているかは不明。
ちなみに、「レゾがゼルガディスに力を与える交換条件として賢者の石を探す手伝いを提示したこと」にはなぜか触れていない。
ストーリーへの絡み
レゾの命令で賢者の石を探しており、それを所持しているリナとガウリイの前に刺客として立ちはだかる。当初はやや強引だが商談で事を治めようとしていたがリナに拒否されたため戦いとなる。リナが『あの日』で不調だったことや、ガウリイが不運で崖から落ちたためリナを捕らえることに成功する。リナを尋問する際はゾルフからR指定な内容を提案されたが、ゼルガディスは「ピーピー泣く女を抱くなんて無理だ」と拒否している。
その後、場が鎮まったところで密かにリナを助け出し共に逃亡する。実は自分の身体をこんな風にしたレゾを怨んでおり、復讐する機会を狙っていた。ディルギア率いるトロールや魔族が折って賭して現れるが、駆けつけたガウリイとゼルガディスについてきたゾルフ、ロディマスの助力でこれを撃退する。直後に現れたレゾとの戦いでは、賢者の石を口にしたことでシャブラニグドゥに変化したレゾに圧倒される。ゾルフとロディマスが犠牲となり、残された三人は部下になるように降伏を勧められたが拒否。リナの援護を担い、レゾ=シャブラニグドゥを撃破に一役買った。
以後は元の身体に戻る術を探し回っており、リナ一行から離脱。後に異界黙示録(クレアバイブル)」の情報を得るため同行し、フィブリゾとの決着後(2部)からは完全に離脱した。番外編では主人公を務めており、自分と同じく化け物に変えられてしまった男と交流を得るストーリーが描かれた。しかし男は心まで醜くなり果て、人間を殺していたことが判明。交戦の末膝をつかせ、命乞いされるが「人間」として彼の行いは見過ごせずトドメを刺した。
能力
高い技術を持つ剣豪でありながら魔法も使える。しかしアメリアに教わるまで初級呪文の「治療(リカバリィ)」を使えなかったなど攻撃系以外の呪文のストックは少ないようである。
「魔皇霊斬(アストラル・ヴァイン)」という武器に魔力を込める呪文を多用するほか、「地撃衝雷(ダグ・ハウト)」「崩霊裂(ラ・ティルト)」など主に渋い魔法を使う。
アニメでは「治癒」と原作ではマイナーらしい「翔封界(レイ・ウィング)」、さらに高位の黒魔術なども使いこなし、さらに強力になっている。
勝率はガウリイほどではないが高い方で、戦った相手の殆どに勝っている。魔族に追い詰められたアメリアを助けたこともあった。戦い方に関しては一切容赦がなく、原作一巻ではトロールたちを虐殺してリナも引く凄惨な光景を目の当たりにさせた。
関連タグ
表記揺れ: ゼルガディス ゼルガディス・グレイワーズ