グラインドブレード
たいけいびそしききかくがいろくれんちょうしんどうとつげきけん
概要
6基のチェーンソーが装着された超大型近接攻撃武器。ゲーム開発初期(タイトルのナンバリングの表記がギリシャ数字のの「V」ではなくアラビア数字の「5」だった頃)から公開されており、オーバードウェポン(以下:OW)の代名詞として比較的知名度が高い。
他のOWと同様に属性・防御力無視の絶大な攻撃力を持ち、ACは絶対にこの攻撃に耐える事は不可能。他のOWよりも必要チャージ量が少なくて済む分、短い起動時間に反して発動回数を多くしやすい。
突撃時の軌道が地上(特に道路)で使用すると炎の線を刻むことから、開発段階ではデロリアンという通称を与えられていた。鳥瞰視点で見てみるとよく分かる。
オリジナルのグラインドブレードの正式名称は「対警備組織規格外六連超振動突撃剣」で、シティ侵攻の為にレジスタンスの精鋭が作り上げた代物。本来の設定では一度起動すると機体が大破するまで止める事ができない決死兵器となっている。
使用後もパージされた左腕は再装着されず、後の戦闘には大きな支障を来たすため、オーバードウェポンの中でも特にハイリスクなものと言える。その点でリスクなし、グラインドブレードより広い攻撃範囲を持つマスブレードの影に埋もれがちなのが現状。しかしながら、多段ヒットによる高威力と他のOWより軽くて小回りが利く所はマスブレードに比べて勝っている。
作中ではストーリーミッションに登場するヴェンデッタ、ヴェンジェンスが装備。前者は展開直後に主任が駆るハングドマンの横やりを受けてそのまま撃破されてしまったが、ヴェンジェンスが使用する際はプレイヤーが使用する物よりも起動時間が長く、使用可能状態を3分程度も維持できる。
演出
非使用時 | 展開直後 | 突撃時 |
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グラインドブレード発動時、まず左腕の武器をパージし(キャノン系武器かどうかは関係なく)、その後グラインドブレードが腕にくっつくように稼働する。その後ブレードユニットがラッチで固定されたと同時に左腕をパージし、そこに制御エネルギー用のアームが接続される(この時に例のアナウンスが流れる)。そして左腕から火花が飛び散る中、ブレードが一回展開され、チャージの時にブレードが円状に並び、豪炎を撒き散らしながらドリルのように大回転を始める。そしてフルチャージ後に全てを磨り潰す一撃を相手に向かって打ち込み、壁やACなどに当たると大爆発を起こす。攻撃終了後は再びブレードを展開し、チャージ時にもう1度円状にブレードを並べる。
製品化
オーバードウェポンとしては珍しくバンダイとコトブキヤの2社からそれぞれグラインドブレードの模型ないしはフィギュアが製品化されており、前者からは「スーパーロボット超合金」にて2012年6月に発売。同シリーズのUCR-10Aに対応した別売りの拡張武器セットとなるが、ブレードを円状に並べた攻撃態勢にすることは不可能(展開状態まで)。
一方、後者のV.I.シリーズではヴェンジェンスの付属品(むしろヴェンジェンスが付属品)として発売され、後にヒュージキャノンとのセット発売となった、
一部箇所を除き差し替えなしの完全変形を再現。更に初回限定仕様では他のV.I.シリーズや同社のフレームアームズなどに装備できるようになるアタッチメントパーツが付属している。