注意
本項目は重度のネタバレを含んでいます。苦手な人はブラウザバックをお勧めします。
概要
デジモンストーリーサイバースルゥース、及び続編のハッカーズメモリーに登場する未知の生命体。
知性を持たず、アメーバのように接触した人間やデジモンのデータを吸収する。
生態
彼らの生態はほとんど謎に包まれており、専門の研究員である末堂アケミしか把握していない。
彼の研究によって以下の生態が判明している。
(1)データを吸収する性質から、デジタルウェイブの様な高密度のデータの奔流に惹かれる性質を持つ。よってそれらを制御する技術があれば、ある程度の誘導が可能である。
(2)イーターに「個性」は存在せず、「種全体=一個の生命体」である(類似する種族:ELS、フェストゥム等)。
(3)吸収したデータは、瞬時に他のイーターと共有する。
(4)彼らには「時間」と言う概念は存在しない(精々『いつ何を喰ったか』を記録する程度)。
(5)吸収されたデータはバグ化し、如何なる方法を用いても修復する事は出来ない。また、バグ化したデータはイーターと同じデータへと変質する。
正体
精神データを完全な形でEDENと言う、巨大な電脳空間に転送可能な事から、従来以上に人間の負のデータが蓄積して発生したものだと考えられている。
更には、EDENそのものがデジタルワールドへの架け橋と言う存在になり、8年前のある事件によりデジタルワールドにも侵攻した。
爆発的な増殖力とデジモンの天敵とも言えるデータの捕食能力により、現在ではロイヤルナイツを含めた、イグドラシルの勢力をも壊滅にまで追い込んでいる。
ロイヤルナイツ達によると「人間の原罪」。
この事件によって、ドゥフトモンやロードナイトモン等の一部のロイヤルナイツは人間に敵意を抱き、イーターとそれを生み出した人間を滅ぼすべく「ロスト・パラダイス計画」を画策した。
種類
- 第一形態(原種形態)
外見はモノクロの触手が絡み合ったタコやイカの様な軟体動物であり、中心にコアと思しき物体が鎮座している。一番多く見られる形態である。
- 第二形態
人間のデータを吸収した事で人間の形を持ったイーター。
- イーター・イヴ
イーターがある少女を取り込んだ事で変質した形態。
取り込まれた少女はイーターの一部と化しており、腕を拘束され、顔には目隠しとボールギャグを咥えさせられた、CERO的に危ない姿になっている
- イーター・アダム
物語終盤である人間がイーターと同化し、多大なデータを喰らい尽くした先に変異した形態。
- マザー・イーター
イーターの研究をしている末堂アケミによって存在を語られたイーター。
全てのイーターを統括する存在であり、喰らったデータを貯蔵するサーバーとしての役割を兼ねているらしい。
上記の(4)の性質により、この個体を撃破ことで今の食性がリセットされ、理論上では8年間で起きたイーター絡みの全ての事象が無かった事にできると推測されている。
_イータービット
デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーにて追加された存在で、第一形態のコアだけとも言うべき、シンプルな形体をしている。
ある人物がイーターを道具として最適化したものであるが、急拵えで調整した為に後に暴走する。
マザー・イーターにこの形態の情報が共有されたようで、後に自然発生するようにもなった。
_イーターレギオン
デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーにて追加された存在で、上記のイータービットが暴走し、自分達を改造・使役した人間を取り込んで誕生した。
形状は無数のイータービットの塊が、取り込んだ人間頭部を覆っていると言うおぞましいものである。
_イーターEDEN
デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーにて追加された存在。
名称からも分かる通り、電脳空間EDEN(厳密にはEDENに存在する、ある人物の記憶サーバー)と一体化した存在であり、ラストダンジョンにしてラスボスを兼ねる存在。
敵として戦うのはイーターEDENのコアに相当する部位=記憶サーバーで、その形態は巨大な脳髄そのものである。
関連項目
真実
イーターの本当の正体は、イグドラシルでも探知が出来ない高次元存在(所謂"神")の触覚である。
元々は無害な存在だったが、ありとあらゆる偶然を経て今の形態へと変貌し、8年前にある少年を吸収した事によって食性が変化、人間やデジモンを好んで捕食する存在へと変化したのである。事実、彼らの最初の姿は光る物体である。
更に、人間界とデジタルワールドは一種のパラレルワールドであり、変異前のイーターはその狭間を漂っていただけである。
しかし、ある事件によってデジタルワールドと人間界のゲートが開き、イーターはそこから両方の世界に進出したのである。
人間界と比べてデジタルワールドの被害が甚大なのは、データを吸収する彼らにとってデータの塊であるデジタルワールドは、格好の餌場と認識されていたからである。
結局、人間を滅ぼした所でイーターは全滅しないのである。
関連タグ(ネタバレ)
ウーラー:元々は光球の姿をしていたが、知的生物の負の感情により異形化・暴走し害悪となってしまった存在。