CV:中村大樹
概要
大魔女グランディーヌの子供たちである災魔兄弟の長男(本当は次男)で、「天」の属性のサイマ獣を召喚する。
一族の最高司令官である冥王で、胸にはその証である「冥王の星」という赤い星型の物体が輝いている。
武器は巨大な槍。コボルダとディーナス、サラマンデスからは「兄上」と呼ばれている。
冷酷非道な性格だが、母や兄弟には深い信頼を寄せており、特に妹である邪霊姫ディーナスのことは「美しい妹」と呼んで溺愛している。一方でその強い潜在能力が将来自分の地位を脅かすのではないかとして末っ子である童鬼ドロップを殺そうとしたこともあるが、一度復活した際に龍皇子サラマンデスを一目でドロップだと見抜き、兄としての言葉を投げかけるなど嫌っているわけではないようである。本当の長男である闇王ギルのことは認知しているかは不明。
ディーナスからは「災魔で唯一優しい方」と今際の際に言われたり二度目の敗退の際にゴーレッドを認める言葉をかけるなど、根本的には人情味のある人物でもある。
度重なる作戦の失敗と、切り札である冥界魔闘士が全滅したことでゴーゴーファイブに最終決戦を挑み、自力で巨大化。
グランドライナーを撃破しビクトリーロボをも追いつめたが、ライナーボーイが合体したマックスビクトリーロボのマックスノバを受け死亡。兄弟最初の戦死者となった。
彼の持つ冥王の星は死後ドロップへと受け継がれ、彼をサラマンデスへと変化させた。
終盤、災魔寄生獣パラサイトが吸収した巽マトイのエネルギーで再生。しかし完全に復活する前にマトイがパラサイトをはがしてしまったため、とっさにディーナスがパラサイトに寄生されることで彼女の犠牲で完全復活を遂げる。
サイマパラティコでの決戦では攻め込んだゴーゴーファイブと交戦するも、グランディーヌに体を乗っ取られ、コボルダもろともゴーゴーファイブを撃ったことでコボルダを殺してしまう。
これに怒り、母に反旗を翻すも肉体をゴーゴーファイブを焼き尽くすための炎へと変えられてしまい、自分たちとは違い家族愛で結ばれたゴーゴーファイブを称え炎の中へと消えた。
最後の戦いではサラマンデスによって意思のない操り人形として復活させられる。
ゴーゴファイブの必死の呼びかけで意識を取り戻したが、直後にサラマンデスに殺されグランディーヌによってサラマンデスもろとも破壊神ジルフィーザⅡに変えられてしまった。
関連項目
獣男爵コボルダ:次男
邪霊姫ディーナス:長女
闇王ギル:兄