曖昧さ回避
- ケルト神話に伝わる家憑き妖精。※この項で説明
- アメリカの映画俳優。 →ハンフリー・ボガート
妖精のボガート
ボーグル、ボグル、ボガト、ボーガン、ボガンなどの呼び名もあり、フランスでは同様の妖精アナオンと呼ぶ。なお、子供のしつけに使われるブギーマンなどは語源を同じくするといわれる。
イギリスでは、きちんと扱えば仕事を手伝ってくれる妖精ブラウニーとは違い、ポルターガイストを起こしたり、牛乳を酸っぱくさせたり、犬の足を不自由にしてしまうなどの嫌ないたずらを繰り返す存在であると伝わる。
その正体は、ブラウニーやプーカがいたずらや悪さに快楽を見出すように堕落した存在で、さらに転落したものをボーグルやボギーと呼ぶという説もある。
その中でも特にのろまなものはドビーとよばれるともいわれる。
その他の伝承としては、危険な曲がり角の橋の下に潜み、馬車で橋を渡るときに御者が挨拶をしないと不幸を起こす。
どんな理由があっても「名付ける」ことは、さらに危険な存在を生み出すために禁忌であるなどといわれている。
創作での扱い
見たものが最も怖いと思う姿に化ける「まね妖怪」として登場。
パニックに陥らず「リディクラス」の呪文を唱えられれば無力化できるため、ホグワーツ魔法魔術学校の授業で使われた。
一体につき一人分の怖いものにしか化けられないため、複数人で対応すれば楽に対処できる。
普段は暗くて狭い場所に潜んでいるので、作中で本来の姿を見たものはいなかった。