『…この世で一番強い生き物………俺はな…毒蛇だと思うんだ』
プロフィール
身長 | 184センチメートル |
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体重 | 96キログラム |
年齢 | 34歳 |
異名 | 『毒蛇』 |
※求道の拳時点
概要
『求道の拳』の登場人物で、世界観のつながる『ケンガンオメガ』にも登場する。
世界最大のフルコンタクト空手団体六真会館に所属する空手家。段位は四段で妻子持ち。
六真会館の中でも特に優れた実力の持ち主で、同門の辰吉勝也、武藤真也と合わせて三強と呼ばれている。
六真会館トーナメントでは7大会連続で決勝戦に進出するも、同じ三強である辰吉勝也に敗れ続けていた。そして本編前、辰吉がトーナメントから身を引いた本編直前の大会では優勝している。
戦闘スタイル
使う技はフルコンタクト空手だがその強さは尋常ではなく、観戦していた伊東十刀斎からは「人の域を越えている」と言わしめ、六真会館館長の青賢二からは「闘神の化身」と評された。
ある作品に影響されて山籠り修行をした際に遭遇したヒグマとの戦いで、彼の左目は極端に視力が低下している。だが、視力と距離感が低下した代わりに、理由は不明だが視野が極端に広がった。うすらぼんやりとしか見えていないが、ヒグマ戦以降に開花した彼自身の当て勘(打撃センス)と合わさると、殆どハンデにならず、むしろ恩恵となっている。
ちなみに、彼の左目の傷跡は夫婦喧嘩の際に妻に引っ掻かれてできた傷で、ヒグマとは何の関係もない。
主な技
- 毒蛇
彼の異名の由来ともなっている技。足尖などで相手の点穴、あるいは関節部を正確に打ち抜く。相手からすれば毒に侵されたかのように、攻撃された箇所の自由が利かなくなる。
作中での活躍
トーナメント1回戦はレスリングの永田学と対戦。右の正拳突き一発で相手を昏倒させて勝利。
2回戦は砲林寺拳法の宗龍神と対戦。彼の奥の手である圧法(発勁)で思わぬ一撃をもらうも、地力差で勝利。
3回戦は琉球空手の井護流と対戦。殆ど見えていない左目を攻められるも前述のとおり死角ではないことからその攻撃を退け、切り札である「毒蛇」により動きを止めたところで頭に一撃を与えて勝利。
準決勝では池内面太郎と対戦。打撃センスの差で試合を優位に運ぶも、池内が苦し紛れに放った一撃を顎にもらい、脳震盪を起こしてしまう。それでも尚立ち上がって足を止めて打ち合いを行うも、パワーに勝る池内に軍配が上がり、準決勝敗退となった。
第二部でも引き続き登場。
卍軍団の構成員に襲われるも、襲ってきた相手を逆に完膚なきまでに叩きのめしている。禍根が残る形の喧嘩を好まないから、復讐する気が起きないほど徹底的に破壊するという、容赦のない信条を見せた。
他作品への出演
ケンガンオメガ
この頃には六真会館師範となっており、空手の段位は6段となっている。
大会に出場しないなど第一線から引いているが、これは「競技ではなく、より純粋に空手を極める為」で、実力は「求道の拳」の頃よりさらに向上しており、暮石光世からは「打撃の技術なら自分のずっと先にいる」と評された。
暮石の紹介から成島光我と顔合わせする形で登場。光我とは遠い親戚(光我の父親のはとこ)にあたり、蔵地駆吾やホセ神崎も名字から関係性を疑っていた。
顔合わせの後は闘技者を目指す成島光我の師の一人となり、空手技術の向上や必殺技の開発に協力した。
今作では「求道の拳」では見せなかったマイペースな一面が描かれており、光我からはその掴み所の無さや行動について逐一ツッコまれている。