CV:千田義正
概要
他の妖怪と違って原典の存在しない、完全なオリジナル妖怪である。
青黒いゲル状の物質で出来た身体の持ち主であり、戦闘では浴びた相手を死に至らしめる程の猛毒のヘドロを打ち出したり、両腕を巨大化させての攻撃を繰り出して来る。
これだけなら一般怪人たる他の妖怪と大差無いが、其処は大魔王の分身。本当の恐ろしさはその能力に有る。ダラダラの真骨頂と言うべき能力、それは敵の能力の吸収である。
これによって相手の能力をそっくり自らの物と出来るが、この能力の本質は其処では無い。能力を吸収された相手はそれ以降、ダラダラが受けたダメージを肩代わりしてしまうのだ。
つまり、1度能力を奪ってしまえば、ダラダラはその相手の力でパワーアップしてしまう上、それ以降の戦闘において幾らダラダラを攻撃しても、能力を奪われた相手だけが一方的に傷付いてダラダラ自身は無傷言う理不尽が敵対する者全てに降り掛かる訳である。
劇中ではこのふざけたチート能力によってニンジャマン、延いてはレッド以外のカクレンジャー4人から力を奪った挙句、自身のスケープゴートとする事によって捕縛。そしてサスケどころか三神将すら抵抗不可能と言う絶体絶命のピンチに叩き落した。何より登場から打倒まで、実に3話ものエピソードを費やしている点がその脅威を如実に物語っている。
因みに能力を奪い取ると、外見的な変化として頭部に奪った対象の意匠が加わる仕様となっており、最終的にはレッド以外の4人のマスクが阿修羅の如く頭部に張り付き、胴体にも力を奪った5人のシンボルマークが刻まれると言う実に悍ましい姿へと変貌する。
余談
関連タグ
バラキング、キラーゴースト、ダークバスター、ガニマ・ノシアガルダ:後のシリーズに登場する、戦隊を歪めたデザインの後輩達。