解説
こめかみ辺りに存在する秘孔・頭維(とうい)を両の親指で衝き、その指を離してから約3秒後に敵は頭蓋から全身を縦に真っ二つに裂かれ絶命するという効果がある。
この約3秒のタイムラグには、絶命までに敵自身の所業を後悔させる事が目的だと思われる。
原作ではスペードに対して一度使用したのみ。
アニメでは、そのスペードに加え、ウルフ(ジャンプして相手の頭上から秘孔を突く。AC版に採用)、ジョーカーの3名に使用している。
ちなみにアニメ版では両の親指を離してからのタイムリミットが3秒から7秒に延びている。
世紀末スポーツゲームことAC北斗の拳でもケンシロウの究極奥義として、前述の通り対ウルフ版が実装されている。ヒットすると画面に「3.00」のカウントが現れ、ゼロになれば残体力に関係なく即死させる。
……のだが、肝心のカウント減少が「スローすぎて欠伸が出る」ほど遅く、実際にカウントゼロになるまで20秒くらいかかる。「ん? そうか……わかった。20秒だ……」
そもそも出が遅く連続技にも組み込めないのでヒットする事自体が稀という、まごうことなきロマン技である。しかもサウザー相手だと無効化される(カウントはするもののゼロになっても発動せず、挙句高笑いされる始末)。
こちらはマシンガンパンチで秘孔・膝限(しつげん)を突く技で、相手の脚の自由を奪い自分の意思と無関係に後ろへ歩かせる、というもの。一見すると致死性は無さそう…なのだが、使った場所が高層ビルのテラス上でアミバの後方にはビルの縁、しかも柵なんて気の利いた物はない、となれば話は別。「地獄まで自分の足で歩いていけ」とはケンの談である。
…その後のアミバが転落死する場面をよく見ると上半身が逆Tの字に裂けてるのは有名な話。致死性は無いと言ったな、あれは嘘だ
参考
北斗の拳 蒼天の拳 サイト 修羅の国