東武宇都宮線
とうぶうつのみやせん
概要
栃木県栃木市の新栃木と同県宇都宮市の東武宇都宮を結ぶ東武鉄道の鉄道路線である。駅数は11で、路線距離は24.3km。
JR東日本ではないほうの宇都宮線で、栃木県の県庁所在地である宇都宮市中心部と同市南部、壬生町および栃木市とを結ぶ地域生活・通勤路線。インターアーバンの性格を持ち、日光線・鬼怒川線に比べると観光色は薄い。
種別
ワンマン運転の普通列車4両編成が、日光線栃木~東武宇都宮間で昼間毎時2~3往復、ラッシュ時毎時特急含め3~4往復(13~30分間隔)で運行されており、朝の1本のみ日光線南栗橋から当線に乗り入れて東武宇都宮までを結ぶ列車が設定されている。なお、南栗橋発の東武宇都宮行きは、新栃木~東武宇都宮間でワンマン運転を行う。また、朝夕ラッシュ時と早朝深夜の一部列車に新栃木折り返しの設定もある。
特急は「しもつけ」が朝の東武宇都宮発浅草行き1本と夕方の浅草発東武宇都宮行き1本の毎日1往復運行されている。ホーム有効長の関係から、350系4両編成で運転される。
地元での呼称
東武宇都宮線は、東上線系をのぞく他の東武線と同じく地元沿線では「東武線」あるいは「東武電車」と呼ばれることが多い。当路線に並行して走り、当線より先の明治時代に建設された東北本線(JR宇都宮線)は「省線」や「国鉄」と呼ばれてきたのに対し、昭和初期に建設された東武宇都宮線は沿線に他の「東武鉄道線」が無いため単に「東武線」と呼ばれた。
JR発足後、東北本線の上野~黒磯間に「宇都宮線」という愛称が定められて以降は、現在も単に「宇都宮線」と呼ぶ場合はJR宇都宮線を指すことが多く、東武宇都宮線を指して単に「宇都宮線」と呼ぶことはあまり無い(正確には、JR宇都宮線は愛称であって、正式名称は東北本線であるのに対して、こちらは正式名称が宇都宮線)。
駅一覧
◎:特急停車駅