長七郎江戸日記
ちょうしちろうえどにっき
日本テレビ系列で放映された時代劇シリーズ。1983年から1991年までに計3シリーズが制作され、後番組の『八百八町夢日記』と交互にBS日テレで再放送されている。
概要
駿河大納言忠長卿(するがだいなごんただながきょう)の忘れ形見で三代将軍徳川家光の甥に当たる主人公、松平長七郎長頼(まつだいらちょうしちろうながより)が、江戸にはびこる悪を倒していく物語。
主な登場人物
- 松平長七郎長頼(演:里見浩太朗)
- 駿河大納言忠長卿(徳川忠長)の遺児。普段は読み売り屋「夢楽堂」に居候し「速水長三郎」(はやみ ちょうざぶろう)と名乗っている。通称「長さん」。
- おれん(演:野川由美子)
- 読み売り屋「夢楽堂」の女将。
- 辰三郎(演:火野正平)
- 通称「辰」。コメディリリーフ的な役割が一番多い。
- 三宅宅兵衛(演:下川辰平)
- 駿河徳川家の元家臣で長七郎の忠臣。通称「宅さん」。腰痛持ち。
- 沢木兵庫(演:三田明)
- 元々は長七郎を監視する主・柳生宗冬の忍びだったが、世のため人のために戦う長七郎に感化し、彼に何時しか協力する同志となる。
普段は夜泣きそば屋を営む屋台そば屋の主人。通称「六さん」。
- 柳生宗冬(演:丹波哲郎)
- 公儀御庭番の元締め。長七郎の剣の師匠であり、最大な宿敵。
名台詞
宅兵衛:「ええい控えい!これにおわすは恐れ多くも上様の甥御様(上様没後のシリーズでは「将軍家お血筋にあたられる」に変わる)、松平長七郎長頼君なるぞ!」
悪役(パターン1):「ええい!長七郎君とて構わん!斬れ、斬り捨てい!」
悪役(パターン2):「そいつは長七郎君を騙る偽者だ!斬れ、斬り捨てい!」
悪役(パターン3):「このような所に長七郎君がお出でになるはずがない!かまわん、斬れ、斬り捨てい!」
長七郎:「止むを得ん、オレの名前は引導代わりだ。迷わず地獄に堕ちるがよい!」