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佐藤真子の編集履歴

2020/05/04 01:35:47 版

編集者:サジタリウス

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概要

CV:根谷美智子

群馬県安中市国道18号線旧道の碓氷峠を拠点とする2人組の走り屋『インパクトブルー』のドライバー。愛車は日産の同年代の兄弟車であるS13シルビア180SXをニコイチにした改造車シルエイティ。登場当初20歳で、小柄ながらナイスプロポーション。

高校生時に公道レースの観戦で見かけたカリスマドライバーの高橋涼介に憧れ、幼馴染の沙雪をパートナーに迎えて峠デビューをし、天性の才能もあってか碓氷峠最速を誇るまでの走り屋に成長した。豪快なドライビングとは対照的に普段は清楚で控えめで男性経験もない女の子で、本人曰く「ハンドルを握ると性格が変わるクチ」との事。ちなみに原作同様長寿シリーズとなったアニメ版では時期によって制作会社が違いキャラデザも多少テイストが異なっていたが、なぜだか検討がつかないが、特に真子に至っては別人にも見えなくもないほどかなり趣が異なう顔立ちとなっている。

女性らしさを追い求めて走り屋としてのやりがいを見失っていた時に秋名スピードスターズの池谷浩一郎と知り合い、その後輩で「秋名のハチロク」として頭角を現してきた藤原拓海との交流戦を引退試合として望むようになる。池谷の仲介で実現したバトルでは相棒の沙雪を横に乗せて拓海を振り切ろうとするも次第に追い詰められ、その実力に思わず黙り込んでしまう沙雪とちょっとした口喧嘩するほどの熱さを取り戻す。全力を出し切って敗北し引退を撤回する。

その後の走り屋としての活動は番外編やOVAで描かれ、栃木から碓氷峠へ偵察に来た須藤京一率いるランエボチーム「エンペラー」のしたっぱなどガラの悪い走り屋2台を撃破している。

幾度か恋愛の機会も訪れるも最終的には自動車雑誌のライター兼セミプロレーサーに転職し単身で地元を離れた。

本編ではプロジェクトDの神奈川最終決戦のギャラリーとして沙雪と共に再登場。拓海の対戦相手である乾信司と偶然居合わせて会話をし、結果的に彼の試合への闘争心を鼓舞させる。アニメ版では他のライバル達と共に勝利を収めた拓海の元へ駆け付けた。

池谷浩一郎との恋愛劇

主人公以外の脇役達の人間ドラマに定評があった本作においても、池谷との青春劇は特にファンの反響が大きかった。

ふたりが出会ったのは拓海と高橋涼介のバトル直後(アニメ版では涼介戦は第1期の最終戦へ順番が変更されている)の、安中市横川のドライブインおぎのやの駐車場であった(看板のデザインや隣接施設は変わったが、駐車場とドライブイン自体は今もほぼ変わらず現存する)。実家のミラ(ダイハツ)がエンジン故障して途方に暮れていたところを、偶然通りかかった池谷浩一郎に親切心で直してもらい、後日お礼がしたいと電話番号を教えた事から彼との接点が生まれる。

池谷には一目惚れされており、真子も軽井沢でのデートを通して冴えないが素朴で優しく誠実な池谷に惹かれ始める。

しかし自分が碓氷の凄腕ドライバーである事が知られてしまい、走り屋のはしくれである池谷のプライドを傷つけてしまう。その後自分の素性を明かし、純粋な気持ちから池谷と一夜を過ごしたいと好意を告げるも同時に拓海とのバトルを望んでいる事を話してしまったため、池谷に「拓海との試合のために自分を利用しようとしている」と勘違いさせてしまう。男性経験のない清楚な乙女が思い切って口に出した悪意のない行動であったのだが、真子の一蓮の言動に先輩思いの拓海は不快感を表し、拓海を巻き込む事に悩む池谷に対して健二が「女のために後輩を売る事はするなよ」と苦言を呈するなどのミスリードを生んでしまった。

交流戦後両チームは一緒にウォーターパークへ遊びに行くほど良好関係になる。その際真子は池谷に再び一夜を過ごしたいと告白するが、今度はお手製のブロイマイドを作るほど高橋涼介に憧れていた事を知った池谷が「俺は本気にされていない」と勘違いしてしまう。落ち合う約束は一応交わしたものの意気消沈で立ち寄った職場から出発しない池谷だったが、話を聞いた上司の立花祐一が「それは普通に好きな異性のタレントがいるのと同じで、心底お前に惚れているからこそ今までの少し恥ずかしい様な話を打ち明けたんだ!」と指摘されて、大慌ててで出発。この時すでに約束の時間から30分が過ぎていたが、真子はずっと待ち続けていた。真子への罪悪感とやはり残っていた慕情で頭をめぐらせながら高速道路を飛ばす池谷。「すでに帰ってしまっている」という可能性も頭によぎりながらもそれでも右足のアクセルに力を入れる池谷であったが、不運にも起きたばかりの事故渋滞に巻き込まれてしまう。そして彼が待ち合わせ場所であるあのおぎのやの駐車場に着いたのは、真子が「自分には魅力がないの……?」と涙を流しながら走り去ったわずか1、2分後であった。事の重大さを思い知った池谷はしばらく黙って星空を眺めるしかなかった。当時は若者が私用の携帯電話を持たなかった時代。互いに誤解をしたままの気まずさからそれからしばらくふたりは音信不通となる。

以降は番外編およびOVAでの展開である。走り屋してはすっかり復帰できたが池谷にはフラれたと思い込みどこか元気のない真子を案じた沙雪は、自身の幼なじみである庄司慎吾と協力して妙義ナイトキッズのメンバーである宮原を紹介する。穏やかな好青年である宮原は真子に好意を持ち、真子も好印象を持つが走り屋としての道を深めたいと交際には至らなかった。そしてあの夜から約半年後の春、真子は高速のサービスエリアで親族の法事へ向かっていた池谷と偶然再会し、池谷の出発が遅れた事と渋滞に巻き込まれた事、そしてほんのタッチの差で行き違いになってしまった事を知る。真子は池谷が自分をフったわけではなかった事を、池谷は真子が2時間近くも待ってくれていた事を知って安堵すると共に、互いに慕情が再び強くなり始める。この時真子は自動車ライターへの転職を検討しており、再会した池谷に相談してその返答次第で進路を決める事にしていた。待ち合わせまでの間、池谷は予想外の人助けやパンク、この時には所持していた携帯電話のバッテリー切れなどのトラブルに襲われるが、今度はなんとか時間まで公衆電話から真子に連絡を入れる事に成功する。そして念願の場面で池谷は真子に告白するつもりであったが、この際真子からの話を先に聞き出してしまう。そこで転職の話を打ち明けられてしまい、レーサーとしての道を邪魔するわけにはいかないと、池谷は自分の胸にためていた言葉を口に出す事なく彼女を送り出す事を決めたのである。真子は、池谷から告白された場合は仕事への道でなく彼との道を選んでいたと思われる。

素朴で純粋な地方の若者であった二人の様々な不運が絡み合って結ばれなかったこの恋愛劇の結末に、多くのファンが残念に受け取った。

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