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概要編集

土台や部品を共有する兄弟車であるS13シルビア180SX(ワンエイティー)はパーツの互換性が高く流用が比較的容易に行える。

この特徴をうまく利用したのがシルエイティで、あるチューニングカー愛好者が180SXの前部を破損した際にシルビアのフェイス部分を移植した事が原点とも言われるが、フロントヘビーとなるリトラクタブルライトを取り払うことで軽量化させる事を目的とした物であるとも言われる。


そのスタイリングが評価され、愛好者の間で広まる。

それ以外にも、

などの影響もあったからなのか幅広い層にも認知されるようになった。


なおシルエイティに改造する際車両の全長が180SXより4cmほど短縮されるため、公道を走行する際には法的手続きを行う必要がある。

ちなみにシルビアの車体にワンエイティーの前部を接合したものは通称ワンビアと呼ばれている。


240SX(1994)S14Kouki Style 

シルエイティ


ONEVIA

ワンビア


補足として、シルエイティの元祖的車両はOPTION1989年8月号に掲載された東京都世田谷区のショップで製作された車両とされている(参照)。


公式販売編集

1998年5月1日、D1ドライバー手塚強も在籍する愛知県北名古屋市のチューニングショップ「有限会社きっずはあと」の高山義博が、日産自動車系のディーラーに製作委託したシルエイティの新車を発売し、雑誌にも取り上げられた。


日産がシルエイティを商標登録した事から純正扱いとなるため、全国の日産ディーラーで整備を受ける事も可能で、NIライト、フィンタイプグリル、エアロフォルムバンパー、サイドステップ、専用ロゴ(サイドとリア)が標準装備され、純正オプションもニスモ製LSDなどが用意されていた。

カラーリングはイエロー、スパークシルバーメタリック、ミッドナイトパープルパール、スーパーブラック、ホワイトの計5色。

500台限定で販売を終了した。


なお「シルエイティ」商標の使用は日産自動車から唯一「きっずはあと」に認められており、それ以外の製作車輌はレプリカ扱いとなる。


バリエーション編集

シルビアはその後2度に渡ってモデルチェンジがなされ、S14型と続いてS15型へとスタイリングも変わっていった。

後年型の2型式はS13とは車両の構造が大きく異なるため、これらの型式で製作する際は板金作業を伴う大幅な改造が必要となる(特に3ナンバー化されたS14は他と比べて車幅が広いため大改修が必要)。

アフターサービスとして、これらの車両への変換キットも発売されている。


関連項目編集

日産 シルビア 180SX

スポーツカー 改造車

佐藤真子沙雪:頭文字Dに登場したシルエイティ乗り

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