西遊記2006
さいゆうき
2006年に放映されたテレビドラマ。伝奇小説『西遊記』を原作とする。
みんな「なまか」
概要
中国の古典伝奇小説『西遊記』を題材とするテレビドラマ。フジテレビの月9で放映。西遊記(1978)、新・西遊記(1994)に続く連続ドラマ化。しかしシナリオは原作を追わず、脚本家の坂元裕二によって大胆な改編が為されている。平均視聴率は23.2%で初回は29.2%(ビデオリサーチ、関東地区)と、2006年の連続テレビドラマでは最高の数字になった。
世を救う経典を求めて遥か遠い天竺へ旅を続ける三蔵法師。沙悟浄と猪八戒という妖怪をお供に苦しい旅路を乗り越えていく三蔵法師が三人目のお供に選んだのは、短気で乱暴な猿の妖怪、孫悟空であった。天界にも危ぶまれる人選、しかし同行を承知した孫悟空が本当に求めていたものは・・・
レギュラーの登場人物
- 孫悟空:香取慎吾 ・・・とある事情により封印されていた石猿。強い妖怪だが、心が純粋でこっそり寂しがり屋。さらにわがままで短気。一行のツッコミ役
- 沙悟浄:内村光良 ・・・日本の伝統、河童の妖怪らしい。このドラマでは三蔵法師一行の中で一番落ち着きがある渋い兄貴分。ただし女好き。
- 猪八戒:伊藤淳史 ・・・一応イノシシ───だがどうみても豚です。しかも臆病で食いしん坊という設定。しかし、根性と優しさはある。
- 凛凛:水川あさみ ・・・ドラマのオリジナルキャラ、一行の戦いからお零れを頂戴する女盗賊。味方してくれるかは交渉次第。何故か悟空に好んで絡む。
- 老子:大倉孝二 ・・・天界の偉い神様で、三蔵法師一行を支援するお役目。原作の太上老君、と呼ぶには俗っぽすぎスケベすぎな性格。だが妖怪が跳梁する危地で援護してくれるのは確か。
- 三蔵法師:深津絵里 ・・・今作でも伝統に従い女優が演じる。天竺から世を救う経典を入手すべく旅する修行僧で、悟空たちのお師匠さんかつツッコミ役その2。慈悲深く勇気もあるがそそっかしく、よく弟子たちに怒られている。多少天然。