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ビーマの編集履歴

2020-05-16 14:22:33 バージョン

ビーマ

びーま

ビーマとはマハーバーラタに登場する英雄の名前。

概要

クル王妃クンティーが風神ヴァーユとの間に設けた子で、パーンダヴァ五兄弟の次男。

名前の意味は「恐ろしい者」を意味し、非常に大食漢で怪力無双の英雄であったとされ、特に格闘や棒術に優れていた。クル・クシェートラの戦い以前には幾度もラクシャーサを退治した功績を挙げており、ガトーカチャの母親と出会うきっかけとなった。

少年期に自分に毒を盛ってガンジス河に沈めて殺そうとしたドゥルヨーダナを宿敵としており、クル・クシェートラの戦いでは本来反則行為である「棍棒で臍から下を狙う」という方法で彼を倒すが、師匠に非難されているが、クリシュナ「ドゥルヨーダナはこれまでに数多くの不法を犯したのだから、こちらも不法で返すのが道理である」と擁護している。


英雄ではあるものの、カーストの厳しい国の英雄である為、現代の価値観からすれば人間的に問題がある面があり、次のエピソードが残っている。カルナが武芸大会で優れた弓の腕を披露し、アルジュナとの一騎打ちを所望した。カルナはドゥルヨーダナに気に入られて、アンガ王になったので挑戦する資格があった。しかし、カルナの養父が現れた事から、カルナの本来の身分は御者である事が民衆に知れ渡ってしまい、ビーマは彼を「卑しい御者の息子ごときが我らに勝負を挑むとは恥を知れ」だと嘲笑した。これに対して、宿敵であるドゥルヨーダナからは「身分を貶めるのではなく、彼の実力を評価すべきだ」と非難された。(実を言うとカルナはクンティーの息子なので、本来は紛れもなく王族なのだが、公には御者の息子となっている。詳しくはカルナの頂を参照)

しかしながら、妻を辱めたドゥフシャーサナの体を引き裂いて血を飲み干したと言う逸話が残されていたり、妻を喜ばせる為にヒマラヤの麓に咲く花を探しに行った際に出会った大猿相手に不遜な物言いをした所、実兄であるハヌマーンだと知って非礼を詫びる一面があるなど、確かに過激な所はあるが、非常に身内思いな人物なのである。


息子にはスタソーマや羅刹女との間に設けたガトートカチャがいるが、前者はアシュヴァッターマンの夜襲に遭い、後者はカルナが黄金の鎧と引き換えに手に入れた必殺の槍の一撃で死亡している。


(※1)彼が通せん坊をしていた先が霊界に通じる場所であった為。ハヌマーンはビーマの不遜な物言いを窘めつつも、彼の武勇を認めて力を分け与えている。


関連タグ

マハーバーラタ アルジュナ ハヌマーン

ドゥルヨーダナ カルナ

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