概要
NHK教育テレビで1995年4月8日から1996年3月30日にかけて放送されたテレビアニメ作品およびこれを原作とした漫画作品ならびにドラマCD作品である。
NHKオリジナルアニメ第1作。原作となる作品は存在せず、作品のコンセプトもNHK内部で出されたものである。
新撰組の子孫の主人公たちが、先祖の遺したアイテムを用いて悪の組織「黒天狗党」と戦う様を描いたオリジナル作品。敵役も含め各キャラクターたちを深く掘り下げ、主人公たちも小学生らしく活き活きと描かれている。
あらすじ
花丘イサミ、月影トシ、雪見ソウシの三人は幕末に活躍した新撰組の子孫。ある日、花丘家の蔵で新撰組の秘密基地を発見し、光を放つ不思議な剣を手に入れた。そして、世界征服と花丘魁博士(イサミの父)の誘拐を企む悪の秘密組織「黒天狗党」と戦っていく。
初期は「少年探偵もの」の方向性で、「しんせん組」が巷で起こる事件を追い、主にイサミが剣を用いて悪党と戦うという内容だった。中盤から黒天狗党が本格的に暗躍し始め、しんせん組もパワーアップを果たして「変身ヒーローもの」の方向にシフトしていった。
登場キャラクター
しんせん組
新撰組発明係とその子孫
花丘家
月影家・雪見家
大江戸小学校
黒天狗党
以上4人が黒天狗四天王
カラス天狗
関係者
ニイハオ姉妹
白狐団
幻の巨大ロボット
グレート新選ロボ
後期OPラストの左側に映っていた巨大ロボットの影の正体。
イサミたちのご先祖がオーバーテクノロジーを用いて趣味で開発したというトンデモ兵器で、日本城郭の天守閣がそのまま変形したかのような渋く武骨なデザインが特徴。
名前やデザインまで決まっており、登場すればイサミたちが乗り込む主人公機になるはずだったが、結局構想だけに終わり、シルエットだけが後期OPに登場する程度に留まった。
ただし、漫画版では正式に登場して後述のジャイアント・テン・グーと死闘を繰り広げた。
ジャイアント・テン・グー
後期OPラストの右側に映っていた巨大ロボットの影の正体。
黒天狗党の切り札として秘匿されていた最終兵器で、和風の天狗と未来的テクノロジーが融合したような和洋折衷的デザインが特徴。
こちらのみアニメ版にも登場し、陽動のために大江戸ダムを破壊するという活躍を見せた。
また、グレート新鮮ロボ同様漫画版には正式に登場して戦闘シーンを披露している。
主題歌
オープニングテーマ
『ハートを磨くっきゃない』
作詞 - 芹沢類、作曲 - 芹澤廣明、編曲 - 白井良明、歌 - TOKIO
エンディングテーマ
(1 - 33話)『Round Trip ~その手を離さないで~』
作詞 - 竹友芳彦・平手よしかつ、作曲 - KAKO、歌 - SEEK
(34話 - 50話)『負けるもんか!』
作詞 - 工藤哲雄、作曲 - 都志見隆、編曲 - 西脇辰弥、歌 - ブカブカ