概要
『YAIBA』の登場キャラクター。鬼丸猛の部下である鬼丸八鬼衆の中で、鬼丸を裏切らず最後まで生き延びた蜘蛛。ちなみに巌流島の戦いで敗死した佐々木小次郎をゾンビにして生き返らせた張本人はコイツである。
クモがベースなので六本腕で、手から蜘蛛糸を出せる。関西弁を話す。弱点は大きな音。おでこには第三の目がある。また腕と目が多いからか乗り物の操縦が上手く、事あるごとにスーパーメカや巨大ロボに乗って刃一行を襲う。得意料理はタコ焼きでグルメなゲロ左衛門も太鼓判を押すほどというか、それしか作れない。
作戦をいろいろ思いつくがドジでマヌケで詰めが甘すぎるため、いつも失敗に終わる。鬼丸は彼が失敗しても処刑せずにお仕置きレベルで済ませている事から気に入ってるらしい。鬼丸がかぐやによってカーボン化した時は黒鬼達と共にさやかの実家の居候となる。
人間や月星人に変装したときは六本腕&第三の目のところはつっこんでもらえない。
鬼丸がヤマタノオロチを覚醒させたことで遂に用済みとされてオロチに吸収されてしまったが、刃に鬼丸が角を切り落とされて人間に戻ったことでただのクモに戻り、鬼丸家の庭で暮らしている。
トータスヨーロッパ
鬼丸四天王の最後の一人…という名目で登場した、クモ男の操る機動兵器。出力は500万馬力(宇宙ロケット並み)。
通常はウミガメのような形状の装甲車で、ヒレを収納してタイヤモードに切り替えることでスーパーカー並みの機動力を発揮する。また、甲羅を開くことでジェットスラスターを起動し、転がりながら相手を押し潰す「ローリングトータス」が使用可能。
コックピットは頭部(めっちゃ狭い)に押し込まれているので甲羅内部には収納スペースがあり、装甲を岩で串刺しにされたりしても問題なく駆動する。背中部分からはプロペラを射出して飛行したり、自爆ドローン「チビガメ」を大量に放出したりできる。甲羅の鱗部分は90度立てることでヤマアラシのように相手を突き刺す。
また奥の手として、コックピットの下にはスズメと葛籠が内蔵されており、相手を騙して老化させる煙を出す。
なおアニメ『剣勇伝説YAIBA』では名前が商標登録に引っかかるからか「スパイダー・カメンバ」に変更された。
クモンガーZ
トータスヨーロッパの真の形態。上下反転した状態で手足と首を引っ込め、蜘蛛型多脚戦車に変形する。この形態になると、頭部から蜘蛛糸を放ち相手を拘束したり、垂直な壁を上り下りできるようになる。
最後はムサシの知略で足が全部こんがらがって動けなくなり、若返りの煙を浴びて元に戻った刃に足を切り落とされて鬼丸城から突き落とされて大破した(クモ男は脱出した)。
余談
学習漫画『名探偵コナン推理ファイル昆虫の謎』にはこいつをモデルにしたと思しき関西弁の外道忍者「鬼虎」が登場している。ちなみに外道忍者とは昆虫以外の節足動物の忍術を使う者の事。