概要
青山剛昌原作の剣豪漫画『YAIBA』を原作としたテレビアニメ。1993年4月から1994年3月にかけてテレビ東京系列局にて放送されたほか、放送時期のずれは多少あるものの、テレビ和歌山ばかりか、テレビ岩手とか秋田放送とかテレビ金沢(いずれも日本テレビ系列局)やチューリップテレビ(TBS系列局)だのテレビ静岡(フジテレビ系列局)でも放送された。全52話。
アニメーション制作はパステルとエノキフィルム。テレビ北海道がテレビ東京と共同でホスト局を務めた。
後に2008年4月に『おはスタ』内で傑作選が放送されている。
内容は鉄刃がかぐやを封印したところで終わっており、鬼丸猛は最後まで鬼のままである。
トリビア
本作で主人公の刃を演じた高山みなみとライバルの鬼丸を演じた堀川りょうは、『名探偵コナン』でも主人公の江戸川コナンとライバルの服部平次を演じていることでも有名。
本作(アニメ版のみ)の最終回で、作中で『名探偵コナン』が放送されていたのも知る人ぞ知る話(また、YAIBAのゲームソフトやアニメもコナンに作中作として登場している)。
しかも先述の通り、後にコナンを放送することになった日本テレビ系列局の内の約3局でも放送された。
当時の『アニメディア』に『コナンもアニメ化する伏線に違いない』という読者の投稿が載っていたが、ここまで化け物ジャンルに成長するとは当時の青山ファンは思わなかっただろう。
後に、コナンのOVAで『YAIBA』5巻に収録されたエピソード『宝刀争奪大決戦』が再現されたことで、久々に『ヤイバ』のキャラがアニメで登場している。
さらに『アニメディア』2018年11月号の表紙では、「コナン」の江戸川コナン、工藤新一、服部平次と「YAIBA」の沖田総司、鬼丸猛が剣道着姿で共演し、沖田総司が工藤新一にそっくりという設定が付け加えられた。
なお『YAIBA』文庫版1巻では総監督湯山邦彦があとがきを寄稿しており、自身含めた『剣勇伝説~』のスタッフの多くが『ポケットモンスター』に携わっていることを踏まえ「ムサシ、コジロウという名前のキャラがレギュラーで、主人公の少年が変な動物を引き連れて仲間を増やし旅に出る話」に二度も携わったことを振り返っている。
関連項目
カブキロックス…主題歌(OP「勇気があれば」/ED「神智学無き戦い!」)を担当。
名探偵コナン…YAIBA放送終了から2年後の1996年にアニメ化。
高山みなみ…YAIBAとコナンに於いて主役を演じる。