概要
偶然が重なり、ヒロト、メイ、カザミ、パルヴィーズの四人で結成されたもう一つのビルドダイバーズ(BUILD DiVERS)が参加しているある特殊な連続ミッションの舞台となる惑星。
課せられるミッションの内容は様々だが主に「山の民」と自称する獣人達は彼ら曰く「ヒトツメ」という機動武闘伝Gガンダムのデスアーミーに類似した『エルドラアーミー』という脅威から守る物が多い。
当初はBUILD DiVERS達からは「地球を舞台している」と思われていたが彼らとの行動が多いフレディの口から『エルドラ』という惑星が舞台という設定と判明する。
尚、連続ミッション自体はまだ正式に導入されておらず、BUILD DiVERS達はテストミッションと考えている(一人除いて)。
エルドラの人々
犬または猫のような特徴をもつ獣人の種族という設定のこのミッションのNPD達。
自分達の事は『山の民』と呼称している。
ビルダー、特にビルドダイバーズ(彼らなのかは不明)を『創造主』と崇め、エルドラアーミーに襲われているが自分達で水上都市セグリを拠点にしながらレジスタンスを結成し、創造主が残したという機械や武器を発掘し、それらを駆使してはある程度は抵抗している。
ビルドダイバーズともっとも行動を共にする山の民の少年。
詳しい情報は該当記事を参照。
マイヤ (CV: 三村ゆうな)
地に足の着いたフレディの姉。エルドラアーミーと戦うBUILD DiVERSには感謝を述べながらも、村が脅かされている情況に対してゲーム感覚で楽観的な態度のカザミに強く反発し、彼への対応だけはあからさまにつっけんどん。兄のジェドに続いてフレディまでも戦いの場へ送り出すことには、抵抗を感じながらも納得しようとしている。
ストラ (CV: 藍原ことみ)
レジスタンスへの参加を熱望する少年。幼馴染みのマイヤに口煩く窘められながらも、機会さえあればジェドへの直談判を繰り返している。フレディの話では畑仕事をしばしばサボっているらしく、村に残る者も必要だというジェドの説得をなかなか聞き入れようとしない。彼なりの義憤に駆られてのことで、ついにはレジスタンスの本拠地である水上都市セグリにまで無断でついて来てしまうのだが……。
アシャ (CV: 高田憂希) 物怖じしない活発な女の子。
トワナ (CV: 泊明日菜) 素直でしっかり者の男の子。
フルン (CV: 村瀬迪与) おっとりしている男の子。ジリクの孫。
(一番左側の女の子がアシャ、左から2番目の帽子の男の子がフルン、一番右側の男の子がトワナ)
トノイ (CV: 田中完)
痩身で穏やかなフレディの父。山の民が暮らす村の代表で、エルドラアーミーに追われて逃げ延びてきた他の集落からの難民を受け入れている。
ジリク (CV: 相馬康一)
集落の外れに住む村の長老。老齢ながらも隆々とした体格で、先祖から受け継いだ土地で実直に作物を育てている。2ndミッションでデスアーミーを村へ誘い込もうとするBUILD DiVERSの作戦を聞いて不快感を露わにするが、いくらかの損害を出しながらも村の防衛を果たしたかれらの姿に態度を軟化させ、祭りでは村の代表として感謝の念を述べる。
ジェド (CV: 柳田淳一)
レジスタンス第8小隊の隊長を務める精悍な青年(画像の右側の獣人)。
フレディ、マイヤ姉弟の長兄。カザミのダイバー姿に引けを取らない恵まれた体格に、勇敢さと礼節を兼ね備えた人格者。
作戦行動のため不在がちで、2ndミッションの直後に村へと駆けつけ、BUILD DiVERSと面識を持つ。フレディやトノイからメンバーの活躍を聞いたこともあってチームの面々には好意的で、ミッションを進めたいカザミの前のめりな姿勢に応じる形で、辺境を襲うデスアーミーの前線基地を叩く作戦の援護を依頼する。レジスタンス組織とBUILD DiVERSとの橋渡し役を務める一方で、自分たちの世界をもっと知ってほしいという素朴な願いも口にしており、戦場に身を置きながらも瑞々しい郷土愛を持っている。
ストラの空回りする熱意には頭を痛めており、どんなに食い下がられようと彼を組織に迎えようとはせず、村での役割を果たすよう教え諭している。
ジェドへの信頼も厚い、第8小隊の副隊長コンビ。騒がしく危なっかしいコメディリリーフを演じるが、実戦経験は豊富。自分たちの故郷は既にヒトツメの襲来で壊滅しており、復興の担い手が必要なことをストラに言い聞かせる。
ムラン (CV: 川田紳司)
レジスタンスのメンバー。シドというガンプラ乗りと親交があったようだが、共に戦ってきた彼の豹変を目の当たりにしており、ガンプラ乗りには良い感情を抱いていない。本隊とは別に「しろがねの塔」に関わる任務に従事しており、BUILD DiVERSの奮戦を目にして考えを改め、塔を稼動させるための端末をフレディを通じてヒロトたちに託す。
ゴルス (CV: 山口太郎)
「しろがねの塔」と呼ばれる施設を目指している、レジスタンスのリーダー。見た目は厳ついが理知的な人物。
余談
当初は単なるゲームと思われていたが
- NPDの山の民達が通常のNPCと異なり、ダイバーと接触していないにも関わらずストーリーとは無関係のところでもNPD同士で会話をしたり、臨機応変にダイバーに応じたセリフを即答する。(通常ならプレイヤーと接触しない限りNPCは会話せず、高度なプログラミングをしてたとしても早すぎる。)
- ep2で作戦とは言え破壊した村への通路の一つがミッション終了後でも元に戻らずそのままの状態になっている(さらにその作戦で撃破したアーミー達の一部もそのまま)。
- ep2で結果的にジリクの畑の傍で放置されたアースリィガンダムのシールドが消滅せずに放置されている。
- 一種の息抜きとも考えられるが戦闘とは無関係なミッションが何度か実行される。
など仮にリアリティを重視したとしても不可解な点が多く、前作のある人物の事例がある為、単なるゲームでない可能性が高い。
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ネタバレ注意
本編第13話にてゲーム内の特殊な連続ミッションの舞台などではなく、実在する惑星の可能性が示唆されている。
実際にアルスという物語のカギを握る存在が放った衛星砲でセグリが消滅されてから数10分後に地球ではGBNどころか地球全土で通信障害が発生し、その原因が詳細は不明だが地球から光の速さで約30年掛かる距離の惑星『1G1202C(地球での名称)』で起きた現象とされ、偶然にしては余りにできすぎていると言える。
実はヒロト達よりも先にGBNを通じてエルドラに訪れた人物がおり、その人物が三カ月前に意識不明になり、さらにメイは運営からその人物が意識不明になった原因を探るように依頼され、前述の現象には「『光の速さを超えた現象』という情報がある」と述べており、さらに運営からダイバーズが実行しているミッションは「GBN内には実装されていない物」という回答が出され、少なくともGBNのゲームでない事が確定する。
第一期終了時点では
- 何故エルドラと地球がGBNを通して繋がったのか?
- 何故データであるダイバーやガンプラがエルドラで実体化するのか?
- 何故エルドラで地球のガンダムシリーズに登場するメカに類似したメカが存在するのか?
- 何故アルスが山の民達を排除しようとしてるのか?
- 何故エルドラにビルドダイバーズの名前が存在するのか?
などの多くの謎が存在していた。
第二期ではエルドラの先住民「古き民」がかつて存在しており、宇宙からの侵略者との戦いの後に荒廃した星を離れ宇宙へと旅立つ者と再生した故郷をこの目で見たいと望肉体を電送して時空を旅し、故郷へと戻ってくる計画を立てたものに別れエルドラから姿を消していたことが判明した。
また、上記の謎についても、
- 電送化した古き民の足跡が何故かGBNにつながっており、聖獣クアドルンがそれを発見した。
- 各地の遺跡にある光る砂こと「エルドリウム鏡砂(ナノマシン?)」の力で実体化できる。
- アルスが入手したGBNのデータから作り上げた(つまり、最初からガンプラではない本物の兵器だった)。
- 古き民に作られたアルスが、新しく生まれた山の民を侵略者と誤認した。
- フレディが遺跡に接触した際にGBN、特に初代ビルドダイバーズの記録を見たから。
等が明かされている。
つまり、上記の謎のほぼ全てが、BUILD DiVERSだけでなく視聴者にもGBN内のイベントと誤認させるミスリードだったのである。