概要
汽車のえほんとそれをベースとするきかんしゃトーマスの舞台であるソドー島には多くの鉄道があり、それに比例して多くの駅が点在している。
掲載順は、路線別だと重複する駅があるので、アルファベット順に掲載する。
なお、掲載する駅と情報は特記が無い限り、原作の汽車のえほんの情報とし、オリジナル駅は別枠で解説する。
また、名称の後ろにあるアルファベットは鉄道名の略称で、以下の通りである。
駅一覧
アビー駅(Abbey) NP
クロンクの北に位置するノース・ウェスタン鉄道のピール・ゴッドレッド線が乗り入れている1923年に開業した駅。
ノース・ウェスタン鉄道の会長でアビー駅周辺の土地の所有者だったアルバート・レガビー(Albert Regaby)によって1923年に建てられた。
普段は無人駅だが、近くにあるクロンク修道院学校(Cronk Abbey School)の学期初めと学期終わりに学校の特別列車が運行され、その際駅員が召集される。
隣の駅は、キルデイン駅とカーク・マッシャン駅である。
アールズバーグ・ブリッジ・ストリート駅(Arlesburgh Bridge Street) A・M
アールズバーグにあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1880年に開業した1つのホームを持つ駅。
1880年にミッド・ソドー鉄道の2つのホームと広大な操車場を持つ駅として開業しました。
1947年にミッド・ソドー鉄道の廃止に従い廃止された。
1967年にアールズデール鉄道がホームを1つ残した状態で使用することになった。その際、不要となった操車場の跡地の土地は売却された。
隣の駅は、アールズバーグ・ウェスト駅とファーカー・ロード駅である。
アールズバーグ・ウェスト駅(Arlesburgh West) NA・A・M
アールズバーグにあるノース・ウェスタン鉄道のアールズバーグ線とアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1880年に開業した2つのホームを持つ駅。
1880年にミッド・ソドー鉄道の駅として開業し、1916年にアールズバーグ線が乗り入れを開始した。
1947年にミッド・ソドー鉄道が廃止、アールズバーグ線も十分な交通量が無かったため、廃止届を出したが許可が下りず、最低限の設備が維持された。
1967年にアールズデール鉄道がミッド・ソドー鉄道の跡地を利用して営業を開始し、アールズバーグ線も本格的に再開し、再び乗り入れが開始されました。
周辺にはノース・ウェスタン鉄道とアールズデール鉄道の機関庫がある。
隣の駅は、ホールトラフ駅とアールズバーグ・ブリッジ・ストリート駅である。
アールズデール駅(Arlesdale) A・M
アールズデールにあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1874年に開業した2つのホームを持つ駅。
1874年にアールズデールの北端にアールズデール路面鉄道の途中駅として開業したが、1880年にミッド・ソドー鉄道の駅となる。
周辺にはミッド・ソドー鉄道の機関庫があった。
1947年にミッド・ソドー鉄道が廃止になった際、廃止されている。
1967年にアールズデール鉄道が発着駅として開業し、当初はこの駅を再利用する計画だったが、老朽化が激しく新規に建てたほうが安くなるため、以前の駅舎とは離れた場所に建てられた。
1967年時点でホームが1つと機回し線1線、転車台が設置されているが、後に新しいホームが建てられ2編成が同時に止まれるようになった。
隣の駅は、アールズデール・グリーン駅で、以前はキャス=ニー=ハウィン駅も隣の駅だった。
アールズデール・グリーン駅(Arlesdale Green) A・M
アールズデールにあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1つのホームを持つ駅。
ミッド・ソドー鉄道時代に住民の駅設置の要望から開業後のある時期に開業した。
当初のホームは簡素な木製の小屋が置かれただけの状態でしたが、ある時中古の鶏小屋を農家が買い、息子が後から届く鶏小屋をこの駅で受け取ることになっていましたが、到着予定日の当日に農家の息子は誤って駅舎の小屋を持ち帰り、後日に遅れて本物の鶏小屋が届いたときにこの事実が発覚しました。
住民はこの件を笑い、ミッド・ソドー鉄道は名誉を回復するため、他の駅と同じ駅名板と金属でできた上屋が設置されました。
1947年にミッド・ソドー鉄道が廃止になった際に廃止され、1967年にアールズデール鉄道が開業する頃は上屋と駅名板は無くなっており、新たに作り直されました。
隣の駅は、マースウェート駅とアールズデール駅である。
バラフー駅(Ballahoo) NN
バラフーにあるノース・ウェスタン鉄道のノランビー線が乗り入れている1853年に開業した駅。
1853年にソドー・アンド・メインランド鉄道の駅として開業したが、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となる。
隣の駅は、ヴィカーズタウン駅とノランビー駅、クロバンズ・ゲート駅である。
バラモッディー駅(Ballamoddey) M
バラモッディーにあったミッド・ソドー鉄道が乗り入れていた1880年に開業した駅。
当初はミッド・ソドー鉄道の発着駅だったが、後に延伸されてできたキング・オリーズ・ブリッジ駅が発着駅となる。
1936年のミッド・ソドー鉄道の旅客営業の廃止に伴い廃止されたと思われる。
隣の駅は、ウルフステッド・ロード駅とキング・オリーズ・ブリッジ駅であった。
ブレンダム駅(Brendam) NB
ブレンダムにあるノース・ウェスタン鉄道のブレンダム線が乗り入れている1900年に開業した駅。
ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道がサドリー港の代替でブレンダム港を開発し始めたために1900年に開業し、1912年にティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅になり、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となった。
隣の駅は、サドリー駅である。
キャス=ニー=ハウィン駅(Cas-ny-Hawin) M
キャス=ニー=ハウィンにあったミッド・ソドー鉄道が乗り入れていた1880年に開業した駅。
近くにはミッド・ソドー鉄道の主力の鉛鉱山があった。
1947年のミッド・ソドー鉄道の廃止に伴い廃止された。
隣の駅は、アールズデール駅とウルフステッド・ロード駅であった。
クロンク駅(Cronk) NM
クロンクにあるノース・ウェスタン鉄道の本線が乗り入れている1915年から1916年に開業した2つのホームを持つ駅。
西側には高架橋がある。
隣の駅は、マロン駅とキルデイン駅である。
クロス=ニー=クーン駅(Cros-ny-Cuirn) S
クロス=ニー=クーンにあるスカーロイ鉄道が乗り入れている1865年に開業した1つのホームを持つ駅。
近くに側線があるが、スカーロイ鉄道の経営状況が悪かった1953年頃は雑草が生えて見えなくなるほど使われていなかったが、後にガソリン駆動のトロッコ(その5代目に当たるのがマークV)が置かれている。
1970年に側線の再構成が行われ、混雑時の待避線が追加されました。
隣の駅は、クロバンズ・ゲート駅とグレンノック駅である。
クロスビー駅(Crosby) NM
クロスビーにあるノース・ウェスタン鉄道の本線が乗り入れている1870年に開業した2つのホームを持つ駅。
1912年にティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅になり、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となった。
クロスビー操車場がある。
隣の駅は、ナップフォード駅とウェルズワース駅である。
クロバンズ・ゲート駅(Crovan's Gate) NM・NN・S
クロバンズ・ゲートにあるスカーロイ鉄道とノース・ウェスタン鉄道の本線、ノランビー線が乗り入れている1865年に開業した3つのホームを持つ駅。
1865年にスカーロイ鉄道とソドー・アンド・メインランド鉄道の駅として開通する。
1901年にソドー・アンド・メインランド鉄道が休止され、1914年にソドー・アンド・メインランド鉄道に代わり、ノース・ウェスタン鉄道の本線、ノランビー線が乗り入れを始めた。
周辺にはスカーロイ鉄道の機関庫や1915年に開設されたクロバンズ・ゲート工場が設立されました。
隣の駅は、ケルスソープ・ロード駅とクロス=ニー=クーン駅、ヴィカーズタウン駅、バラフー駅である。
カルディー・フェル・サミット駅(Culdee Fell Summit) C
カルディー・フェル山の頂上にあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した2つのホームを持つ駅。
駅はシンプルな長いホームがそれぞれのホームに用意されています。
駅の緩衝器の裏手には頑丈な平屋のホテルがあるが、正確にはお土産や軽食を提供する場所となっていて、常駐するスタッフが居なかったり、通常の宿泊は不可能だったりしますが、緊急時の宿泊が可能となっている。
特別貨車に載せるための土嚢が常駐して置いてある。
隣の駅は、デビルズ・バック駅である。
デビルズ・バック駅(Devil's Back) C
カルディー・フェル山の尾根であるデビルズ・バック(サドリア語はドレイム=イ=ディーガン(Dreeym-y-Deighan)と表記する)にあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した1つのホームを持つ駅。
この地帯は天候が変わりやすく、風が強い時は重量が軽い旅客列車はこの地点で止まる場合があるが、サミットで働く人を乗せたり、事故や救助のための列車は止められないため、デビルズ・バック駅に置いてある土嚢を特別貨車に乗せて重量を重くし、登っている。
駅員小屋は少し低い位置にあるため風から守られている。また駅員が駅員小屋で働くのは、各人ごとに4年の内の1週間だけとのこと。
隣の駅は、スカーロイ・ロード駅とカルディー・フェル・サミット駅である。
ドライオー駅(Dryaw) NF
ドライオーにあるノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れている1つのホームを持つ駅。
現在のドライオー駅自体は2代目で、初代は現在のドライオー貨物駅で、1955年から1957年にナップフォード港の大規模改修によって路線形状が変わった影響で新たに建てられた。
旅客運用を行う駅だが、肝心のドライオーの村から離れているため不便です。
無人駅で駐車場が充実し、1日片道7本が運行されている。
隣の駅は、ナップフォード駅とトリレック駅である。
ドライオー貨物駅(Dryaw Goods Station) NF
ドライオーにあるノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れているティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ鉄道の時点で存在したと思われる貨物駅。
1955年以前はドライオー駅だったが、1955年から1957年にナップフォード港の大規模改修によって路線形状が変わった影響で貨物駅に変更された。
現在のドライオー駅より旅客に適した場所にあり、労働者向けの停車駅として使用されたり、エルスブリッジやナップフォードのマーケットがある時は、この駅から貨物列車の車掌がブレーキ車に満員のお客を乗せることが知られています。
エルスブリッジ駅の駅長の部下2人が働いている。
隣の駅は、ナップフォード・ハーバー駅とトリレック駅であり、以前はナップフォード・ハーバー駅ではなく初代のナップフォード駅が隣の駅だった。
エルスブリッジ駅(Elsbridge) NF
エルスブリッジにあるノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れている2つのホームを持つティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ鉄道の時点で存在したと思われる駅。
1910年から1925年までは発着駅だったが、1924年にファーカー採石会社がアノファで採石を開始した影響で、1925年に路線がファーカー駅まで延伸し、発着駅ではなくなった。
近くにはエルスブリッジ橋がある。
隣の駅は、トリレック駅とハッケンベック駅である。
ファーカー駅(Ffarquhar) NF
ファーカーにあるノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れている1924年から1925年に開業した1つのホームを持つ駅。
1924年にファーカー採石会社がアノファで採石を開始した影響で路線がファーカーまで延伸され、この駅が誕生した。
駅にはホームが一つと機回し線が1線あり、ホームでは牛乳、牛、石炭、油を置く場所と地元交通のための小屋とソドー・ロードウェイズ社の貨物便の小屋があります。
1日片道10本が運行されており、混雑時は追加列車が出されます。
ソドー・ロードウェイズ社のバスはこの駅に発着するすべての列車に接続している。
周辺には機関庫や操車場があります。
ノース・ウェスタン鉄道の元従業員のケビン・ボレー(Kevin Volley)は「がんばれ機関車トーマス」に描かれたファーカー駅は駅舎の向きが違ったり、ホームが2つあったりと大きく間違っており、「機関車トーマスのしっぱい」以降に書かれたファーカー駅は正しい描き方だが不完全であると語っている。
隣の駅は、ハッケンベック駅である。
ファーカー・ロード駅(Ffarquhar Road) A・M
ファーカー・ロードにあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている2つのホームを持つ駅。
ミッド・ソドー鉄道時代に花崗岩で作られた上屋が設置された1つのホームを持つ駅でした。
アールズデール鉄道が開通した際、この駅も復活しましたが、ホームが1つ追加され、花崗岩で出来た上屋は駅舎に置き換えられました。
隣の駅は、アールズバーグ・ブリッジ・ストリート駅とマースウェート駅である。
グレンノック駅(Glennock) S
グレンノックにあるスカーロイ鉄道が乗り入れている1864年に開業した1つのホームを持つ駅。
この地にある「グレンノック」という宿がスカーロイ鉄道のだいたい中間地点であることが分かり、この地点に待避線がある駅を作ることになり、駅名は宿の「グレンノック」から取っている。
スカーロイ鉄道の他の駅と違い、大きな発展が起きた場所で、集落すらなかった土地だったが集落が出来た。
重力で下ってくる鉱石を積んだ貨物列車と登ってくる蒸気機関車列車の交換が行われる駅だったため、当初は4人の駅員が常駐していたが、2名に減らされている。
駅舎があり、最上階は駅長とその奥さんが住み、下の階は切符売り場と待合室になっています。待合室はあまり使われていませんでしたが、後に駅長の奥さんがハンデル・ブラウン卿に許可を取って、郵便局と雑貨店を始めました。
隣接して宿とチャペルがあります。
隣の駅は、クロス=ニー=クーン駅とレニアス駅である。
ハッケンベック駅(Hackenbeck) NF
ハッケンベックにあるノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れている1924年から1925年に開業した1つのホームを持つ駅。
1924年にファーカー採石会社がアノファで採石を開始した影響で路線がファーカーまで延伸され、この駅が誕生した。
近くにはハッケンベックトンネルやハッケンベック橋がある。
隣の駅は、エルスブリッジ駅とファーカー駅である。
ホールトラフ駅(Haultraugh) NA
ホールトラフにあるノース・ウェスタン鉄道のアールズバーグ線が乗り入れている2つのホームを持つ駅。
2つのホームを持っていると書いたが、所謂島式ホームの構造の駅となっている。
この駅にはアヒルのデイリーが住み着いている。
隣の駅は、ティッドマス駅とアールズバーグ・ウェスト駅である。
ケルスソープ・ロード駅(Kellsthorpe Road) NM
ケルスソープの町から南に4キロほど離れた場所にあるノース・ウェスタン鉄道の本線が乗り入れている2つのホームを持つ駅。
2つのホームは歩道橋で結ばれ、北側のホームに駅舎があります。
隣の駅は、キルデイン駅とクロバンズ・ゲート駅である。
キルデイン駅(Killdane) NM・NP
キルデインにあるノース・ウェスタン鉄道の本線とピール・ゴッドレッド線が乗り入れている1915年に開業した2つのホームを持つ駅。
当初は本線の駅として開通したが、1923年頃よりピール・ゴッドレッド線の乗り入れが開始された。
ピール・ゴッドレッド線を走る列車はここで機関車を交換し、1時間に1本、多い時は30分に1本のペースで列車が発着し、旅客列車は片道で1日4本が運転されます。
1977年にソドー島のモトレイル(Motorail)(イギリス国鉄がサービスを提供する旅客と自動車を運ぶ、所謂旅客カートレイン)のターミナルが設置された。
隣の駅は、クロンク駅とケルスソープ・ロード駅、アビー駅である。
キング・オリーズ・ブリッジ駅(King Orry's Bridge) M
ピール・ゴッドレッドの南にあるキング・オリーズ橋の近くにあったミッド・ソドー鉄道が乗り入れていた1900年に開業した駅。
1900年に路線が延長された際にバラモッディー駅に代わって発着駅になった。
1936年のミッド・ソドー鉄道の旅客営業の廃止に伴い廃止されたと思われる。
隣の駅は、バラモッディー駅であった。
カーク・マッシャン駅(Kirk Machan) NP・C
カーク・マッシャンにあるノース・ウェスタン鉄道のピール・ゴッドレッド線とカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した3つのホームを持つ駅。
1900年にカルディー・フェル鉄道の発着駅として開業しました。
1923年頃からは、ピール・ゴッドレッド線が乗り入れを始めました。
カルディー・フェル鉄道は9月29日のミカエル祭から春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に行われる復活祭の間は休止するため、その期間は無人駅となりますが、逆に稼働している頃は少なくても6人の駅員が必要になります。
駅は四角いUの字の形をしており、予約事務所、待合室、リフレッシュメントルームがあります。
駅のUの字の内側にある西側のホームから山を上る列車が出発し、Uの字の内側にある東側のホームで山から下りて来た列車が止まります。この2つの線路の間には、救援列車が待機できる待避線が敷かれている。
貨物は旅客と同じホームから行うが、大きい場合は北側にあるカルディー・フェル鉄道とノース・ウェスタン鉄道が並んでいる側線から積み替えます。
ピール・ゴッドレッド線は待避線があり、この線路を使って運行しています。
近くにはカルディー・フェル鉄道の機関庫があります。
隣の駅は、アビー駅とピール・ゴッドレッド駅、シャイロー駅である。
カーク・ローナン駅(Kirk Ronan) NK
カーク・ローナンにあるノース・ウェスタン鉄道のカーク・ローナン線が乗り入れている1865年に開業した駅。
1865年にソドー・アンド・メインランド鉄道の発着駅として開業した。1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となった。
近くにはカーク・ローナン港がある。
隣の駅は、ロルフズ・キャッスル駅である。
ナップフォード駅(Knapford) NM・NF
ナップフォードにあるノース・ウェスタン鉄道の本線とファーカー線が乗り入れている1885年に開業した3つのホームを持つ駅。
1885年にナップフォード・アンド・エルスブリッジ鉄道の発着駅として開業するが、1910年にナップフォード駅に延伸したため、発着駅を譲った。(この時鉄道名がティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ鉄道に変更された)
1912年にティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅になり、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となった。
1956年頃、ナップフォード港の改修に伴い、駅の位置がエルス川の南側から北側に移設されている。よく見ると移設以前とされる挿絵は南側にクロスビートンネルが見えるが、それ以降の挿絵には南側にナップフォード・ハーバー橋が確認できる(ただし、Thomas Comes Homeなどで登場するナップフォード駅は南側すぐにクロスビートンネルが見えるため、再び南側に移設された可能性もあるが、1992年に出された原作準拠の地図では北側に駅のマークが描かれているため、ミスの可能性もある)。
隣の駅は、ナップフォード駅とクロスビー駅、ドライオー駅である。
ナップフォード・ハーバー駅(Knapford Harbour) NF
ナップフォードのナップフォード港にあるノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れている1つのホームを持つ駅。
パーシーが海に落ちたり、バルストロードに貨車が落ちてきた場所はここである。
隣の駅は、ドライオー貨物駅である。
レイクサイド駅(Lakeside) S
スカーロイのスカーロイ湖の近くにあるスカーロイ鉄道が乗り入れている1965年に開業した1つのホームを持つ駅。
スカーロイ鉄道のループ線の駅で、1965年6月のスカーロイ鉄道の100周年祭に間に合わせる形で開業した。
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に行われる復活祭から9月29日のミカエル祭の期間の10:30から16:00までのすべての旅客列車はレイクサイド駅のあるループ線を通りますが、それ以外の期間はレニアス駅とスカーロイ駅を直通する旧線が使用されます。
隣の駅は、レニアス駅とスカーロイ駅である。
マロン駅(Maron) NM
マロンにあるノース・ウェスタン鉄道の本線が乗り入れている1915年に開業した2つのホームを持つ駅。
ゴードンの丘(Gordon's Hill)の頂上にある。
この駅では下りの重い車両を引き出すために緩い連結をしていたり、貫通ブレーキを装備しない貨物列車が必ず止まらなければいけない駅です。
逆にウェルズワース駅からゴードンの丘の補機をする機関車もこの駅で停車し、渡り線を利用してウェルズワース方面の線路に入ってウェルズワース駅に戻ります。
隣の駅は、ウェルズワース駅とクロンク駅である。
マースウェート駅(Marthwaite) A・M
マースウェートにあるアールズデール鉄道(以前はミッド・ソドー鉄道)が乗り入れている1880年に開業した2つのホームを持つ駅。
1880年にミッド・ソドー鉄道の駅として開業し、当時は南側に1つのホームと駅舎がある駅でした。1947年のミッド・ソドー鉄道の廃止時に廃止された。
1967年にアールズデール鉄道の駅として再開し、1972年にホームが北側に追加されました。
この駅はアールズデール鉄道の中間地点にある駅で、列車交換を唯一行う駅で、混雑緩和のために待避線を追加したが、交通量が多い時には5編成が列車の通過を待つ状態が発生していました。そのため、ファーカー・ロード駅とアールズデール・グリーン駅近くの森に新たに待避線が設けられ、混雑を緩和しました。
駅構内にはミッド・ソドー鉄道時代から花崗岩の採石場に続く支線があり、アールズデール鉄道もその路線を通っています。ただし、花崗岩の採石場にある操車場は底開き貨車に対応するため、待避線の数はミッド・ソドー鉄道時代より多くなっています。
隣の駅は、ファーカー・ロード駅とアールズデール・グリーン駅である。
ノランビー駅(Norramby) NN
ノランビーにあるノース・ウェスタン鉄道のノランビー線が乗り入れている1915年に開業した駅。
ノランビー線の発着駅で、1925年からはロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道とノース・ウェスタン鉄道が1時間に1本ここからバロー=イン=ファーネス駅を結ぶ列車が運行されている。
隣の駅は、バラフー駅である。
ピール・ゴッドレッド駅(Peel Godred) NP
ピール・ゴッドレッドにあるノース・ウェスタン鉄道のピール・ゴッドレッド線が乗り入れている1923年に開業した駅。
1850年代にソドー・アンド・メインランド鉄道が路線を通すことを計画していたが、経営状況が良くなかったため、計画は頓挫した。
1870年代にはミッド・ソドー鉄道をピール・ゴッドレッドまで通すことが計画されたが、工事の影響で資金不足になり、バラモッディー駅までとなり、後に延伸されたが町の南にあるキング・オリーズ橋にキング・オリーズ・ブリッジ駅を開業させた程度だった。
1923年、ピール・ゴッドレッド電力会社の工事資材運搬を目的にノース・ウェスタン鉄道がピール・ゴッドレッド線を開業し、ピール・ゴッドレッド駅も開業した。
駅から北に2キロほど離れた場所にソドー・アルミニウム会社の工場があり、そこから線路が伸びている。
隣の駅は、カーク・マッシャン駅である。
レニアス駅(Rheneas) S
レニアス滝にあるスカーロイ鉄道が乗り入れている1965年に開業した1つのホームを持つ駅。
絵に描いたような綺麗な駅で、多くの写真が撮られます。
ここにある給水塔は渓流から水を汲み上げている。
すべての列車はこの駅で切符の検査のために停車します。
レニアス駅周辺には村はなく、値段は高いが良いサービスと素晴らしい料理を提供するファールズ・ホテル(Falls Hotel)やセルフサービスのランチ、紅茶、軽食を提供するゴージ・カフェ(Gorge Café)、カフェが運営するピクニック場がありますが、冬場は閉鎖されています。
隣の駅は、グレンノック駅とスカーロイ駅、レイクサイド駅である。
ロルフズ・キャッスル駅(Rolf's Castle) NK
ロルフズ・キャッスルにあるノース・ウェスタン鉄道のカーク・ローナン線が乗り入れている1853年に開業した駅。
1853年にソドー・アンド・メインランド鉄道の駅として開業した。
1901年にソドー・アンド・メインランド鉄道が休業し、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となった。
隣の駅は、ケルスソープ・ロード駅とカーク・ローナン駅である。
シャイロー駅(Shiloh) C
シャイローにあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した1つのホームを持つ駅。
この地域の人々は交通手段が無いため、この駅で貨物取扱を開始し、好評を得ますが、登山鉄道には付き物の料金の高さによる苦情と道路の改良が行われたため、貨物取り扱いは廃止され、使用されていた貨車は廃棄されました。
道路整備により貨物同様、地元の旅客も無くなりましたが、駅は残され、列車交換や上りの列車の給水に使用され、お客は止まっている間は足を伸ばしたり、周りを見渡したりします。
隣の駅は、カーク・マッシャン駅とスカーロイ・ロード駅である。
スカーロイ駅(Skarloey) S・SF
スカーロイにあるスカーロイ鉄道とスカーロイ・ケーブルカー鉄道が乗り入れている1865年に開業した1つのホームを持つ駅。
当初はこの地域に路線が通る予定はなかったが、新線建設の調査時にこの地域を再発見し、温泉やスパのスポットとして駅を建てることを決定する。
1865年に開業したが、人里離れた場所で、しかも駅からスカーロイ湖は離れていることから、旅客量が減ってしまい、スカーロイ鉄道自体の存続の危機に瀕していました。しかし、1953年にスカーロイが歴史上で重要な場所であることが判明したため、観光客が増え、また冬にスパにやって来る人が増えました。
ホームの向こうには機回し線と機関庫や貨物の発着場があります。
ソドー・ロードウェイズ社のバスが乗り入れており、スカーロイ鉄道の列車に接続しており、スカーロイ・ロード、ピール・ゴッドレッド、ハーウィックと接続しています。
近くに荷物や石炭などを運ぶ自走式の傾斜台があるが、期限切れのため使用できず、高額な修理代を払って直すか、安く提供できるかもしれないソドー・ロードウェイズ社に任せるか議論中となっていた。
1985年9月にスカーロイ・ケーブルカー鉄道が乗り入れを開始し、村に向かって昇り降りをしている。
隣の駅は、レニアス駅とレイクサイド駅である。
スカーロイ・ロード駅(Skarloey Road) C
カルディー・フェル山の麓にあるカルディー・フェル鉄道が乗り入れている1900年に開業した1つのホームを持つ駅。
この駅の役割はカルディー・フェル鉄道の中間地点としての交換駅とソドー・ロードウェイズ社のバスが運んで来るお客の対応である。
予約オフィスとリフレッシュメント・ルームも置かれており、通常時は2人のスタッフが配置され、旅客が多い時は3人配置される。
ここには10000ガロン(約45500リットル)の水タンクと長い待避線があり、坂を上る列車にとって最後の給水場所でもあります。
隣の駅は、シャイロー駅とデビルズ・バック駅である。
サドリー駅(Suddery) NB
サドリーにあるノース・ウェスタン鉄道のブレンダム線が乗り入れている1870年に開業した2つのホームを持つ駅。
1870年にウェルズワース・アンド・サドリー鉄道が港を求めてサドリー港があるサドリーに駅を開業させました。
しかし、サドリー港はサドリー城の崩れた城壁により、破格の浚渫が必要なため、ブレンダムに港を作るため1900年にブレンダムに路線が延伸し、発着駅ではなくなりました。
1912年にティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅に、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となります。
1915年、駅がサドリーに取って良い場所に再配置されました。
隣の駅は、ウェルズワース駅とブレンダム駅である。
ティッドマス駅(Tidmouth) NM・NA
ティッドマスにあるノース・ウェスタン鉄道の本線とアールズバーグ線が乗り入れている1910年に開業した5つのホームを持つ駅。
1910年にティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ鉄道が開業させた。
1912年にティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅に、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となります。
1916年にアールズバーグ線が乗り入れを開始する。
1925年、ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道とノース・ウェスタン鉄道が協定を結んだ際、ヴィカーズタウンのノース・ウェスタン鉄道本部機能をこの駅に移動している。
1947年、アールズバーグ線が交通量の減少から休線となるが、1967年に本格的な営業を再開する。
1953年、エリザベス2世女王が来島し、この駅を訪問なされました。
1995年頃、チャールズ皇太子が来島し、この駅を訪問なされました。
2011年、チャールズ皇太子が再び来島し、この駅でウィルバート・オードリー牧師の胸像のお披露目会に参加されました。
周辺には機関庫や操車場があります。
一部のイラストでは4つのホームと2つの機回し線がガラスの屋根の下にあるのが確認できるイラストがあるが、これは設定上間違いと言われており、正確には5つのホームがガラスの屋根の下にあるのが正しいとされています。
隣の駅は、ナップフォード駅とホールトラフ駅である。
トリレック駅(Toryreck) NF
ノース・ウェスタン鉄道のファーカー線が乗り入れている2つのホームを持つ駅。
ティッドマス・ナップフォード・アンド・エルスブリッジ鉄道時代には開業していたと思われる。
ホームは当初は1つしかなかったが、後に2つに増やされている。ただし、普段は片方しか使われておらず、緊急時や混雑時に待避線として使用するとのこと。
石炭や牛を置く場所があります。
近くには鉛鉱山があり、線路が敷かれている。
隣の駅は、ドライオー駅とドライオー貨物駅、エルスブリッジ駅である。
ウルフステッド・ロード駅(Ulfstead Road) M
バラモッディーの西にあったミッド・ソドー鉄道が乗り入れていた1880年に開業した1つのホームを持つ駅。
駅名はピール・ゴッドレッドとウルフステッドを結ぶ道の名前から取られている。
海抜867フィート(約265m)の位置にあり、直線距離で約2.5キロ先にあるキャス=ニー=ハウィン駅より264フィート(約80m)高い位置にあるため、約10キロの遠回りをするルートで結ばれている。
アールズデール駅とウルフステッド・ロード駅の区間は安全対策として客車のドアをロックするようにされています。
当初、この駅からウルフステッドを結ぶ支線が計画されたが、中止されています。
1936年にミッド・ソドー鉄道の旅客運用が廃止されるとこの駅も廃止されました。
隣の駅は、キャス=ニー=ハウィン駅とバラモッディー駅である。
ヴィカーズタウン駅(Vicarstown) NM・NN
ヴィカーズタウンにあるノース・ウェスタン鉄道の本線とノランビー線が乗り入れている1915年に開業した3つのホームを持つ駅。
1915年にノース・ウェスタン鉄道本部の機能を持つ4つのホームを持つ駅として開業する。
1925年、ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道とノース・ウェスタン鉄道が協定を結んだ際、本駅のノース・ウェスタン鉄道本部の機能をティッドマス駅に移動している。
1927年から1928年に規模が縮小され、3つのホームを持つ代替駅に変更された。
隣の駅は、クロバンズ・ゲート駅とバラフー駅、バロー=イン=ファーネス駅である。
ウェルズワース駅(Wellsworth) NM・NB
ウェルズワースにあるノース・ウェスタン鉄道の本線とブレンダム線が乗り入れている1870年に開業した3つのホームを持つ駅。
1870年にウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅として開業する。
1912年にティッドマス・ウェルズワース・アンド・サドリー鉄道の駅に、1914年にノース・ウェスタン鉄道の駅となります。
ノース・ウェスタン鉄道の最初の時期は2つのホームを持つ駅でしたが、時期は不明ながら3つのホームを持つ駅に再建されました。
操車場と機関庫があります。
本駅を拠点とする機関車は、本線のマロン駅方面にあるゴードンの丘の補機運用に就いている。
隣の駅は、クロスビー駅とマロン駅、サドリー駅である。
きかんしゃトーマスのオリジナル駅一覧
きかんしゃトーマスでは原作で登場する駅に変化があったり、原作には登場しない駅がある。
原作で変化が大きかった駅はナップフォード駅、ティッドマス駅、ヴィカーズタウン駅でナップフォード駅は、ティッドマス駅のノース・ウェスタン鉄道本部機能の役割を持っている大きな駅となり、ティッドマス駅は2つのホームを持つ駅に縮小され、ヴィカーズタウン駅は小さな駅に建て直されて設定が無くなり、原作よりも大きい駅に変更されたと言う感じで変わっている。
ではオリジナルの駅はどうなのだろうか?
アールズデール・エンド駅(Arlesdale End)
ノース・ウェスタン鉄道のファーカー線とトビーの支線の駅
TVシリーズでトビーが働いていた古い路線の終着駅。
現在はソドー鉄道の一部となっている設定。
バラッドライン駅(Balladrine)
ノース・ウェスタン鉄道の本線の駅。
ケラビー駅(Kellaby)
ノース・ウェスタン鉄道の本線の駅。
ロアー・ティッドマス駅(Lower Tidmouth)
ノース・ウェスタン鉄道の本線の駅。
原作のクロンク駅と似ている。
第6シーズンでは美しい駅コンテストで入賞した。
メイスウェート駅(Maithwaite)
第5シーズンにて美しい駅コンテストで入賞したこともある。
アールズデール鉄道には語感のよく似たマースウェート駅があるが、全くの別の駅である。
一時期は本線の駅として描かれていたが、その後ファーカー線の駅として設定し直された。