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アリスソフトの編集履歴

2020-06-16 08:01:22 バージョン

アリスソフト

ありすそふと

日本のPC用エロゲーブランドの一つ。

概要

 アリスソフトとは日本のアダルトゲームブランドであり、その作品は極めて高いゲーム性を持つことで知られ、80年代からのアダルトゲーム黎明期より活動を続けており、アダルトゲームメーカーとしては希少な自社ビルまで持つ業界最大手の一角を担う会社である。


 正確には「チャンピオンソフト」という会社のブランドのひとつであり、アリスソフト以前はこの名前で活動していたが『リトルプリンセス』などの一般向け作品も出していた頃の話であり、現在チャンピオンソフト名義の作品は存在しない。


 最初期は社員8名程度の零細企業で、TADA氏・とり氏・YUKIMI氏をはじめとする社員たちは日々の生活にすら難儀していた。 ところが『闘神都市』のヒットを契機として急激に成長、90年代中期には「西のアリス、東のエルフ」と呼ばれたこともありこの時点でトップメーカーの一角だったが、ライバル社の相次ぐ斜陽・転落によって90年代末期~2000年代前半はついに業界最高峰の地位に上り詰めた。




 根本的に職人気質で、雑誌記事などでもスタッフ個人の名前すら極力出さないという徹底ぶり(「作品は共同制作なので、誰か一人だけを前面に推し出すのはおかしい」が自論)。 また、必然と容量&予算を圧迫する「キャラクターボイスの導入」にも消極的で、試験的に導入されたのが97年発売の『戦巫女』、本格的に導入したのが2001年の『夜が来る!』という遅さで、「流行に乗る」ではなく「自然と流行を作る」というスタンスであった。

 また早期からユーザークラブ活動を運営したことによって、多くの支持層を得ることに成功。 浮遊客を固定客へと定着させ、彼らが同人活動などをすることで更なる呼び水となってくれた大きなきっかけとなった。


 基本的に全方面でスタッフを抱えているため、原画家などを外注することは少ない。 これは、かつて『いけないかつみ先生』で外注原画家のカズマ・G・Version氏が〆切りを再三に渡って無視したことにより、作品そのものが企画倒れ寸前まで追い込まれたことが原因と思われる。




 しかし名声に比例する形で裏では派閥争いが激化していたようで、2003年以降は優秀なスタッフたちの離脱が相次いたせいか新作のクオリティが徐々に低下していき売上も大きく減少。 また、管理の手間が惜しくなったのかユーザークラブおよび専用ページも閉鎖してしまい、多くのユーザーの反感を招き失望させる原動力となってしまう。

 そして、その致命的すぎた大ポカの穴埋めとして旧作リメイクでお茶を濁す、というのが2010年以降常態化してしまっているのが哀しいところである。


 代表作はランスシリーズ、闘神都市シリーズ、DPSシリーズなど。

 看板娘は会社名にもなっているアリスちゃん&諭吉が長年努めている(元ネタはおそらく『不思議の国のアリス』)。 なお「20世紀アリス」以降は眼帯に黒いエプロンドレスの闇アリスが追加され、エイプリルフール企画で誕生した「Aリスちゃん&論吉」や「うれろー電波ちゃん」などもいたりする。

 他に埴輪のハニーもマスコット扱いで、自社ビルは「ハニービル」の名で正式登録されている。




 アリスソフト関連イラストにおいては「作品個別のファン」というより「アリスソフト作品」全体のファンが多いということもあってか、作品個別のタイトルとともにこのアリスソフトタグを併せてつけられることが多い。


 かつては『ペンギンクラブ』にて、元アリスソフト社員の漫画家ひでSANによる実録漫画『アイスのウィルス』『アリスのウィルス』が掲載されていた事もある(元々は「アイスソフト」を舞台としていたが「実名使用許可が取れた」と言うことで途中から変更された)。

 なお『インフィニット・ストラトス』で有名な弓弦イズル氏は、「はちまん」名義で2003~2007年ごろまでここでシナリオライターをしていた。 その入社の際に「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」とでも言わんばかりに大量のプロットを提出して、当時のスタッフを失笑させたのはわりと有名。


 合間で同人活動をしているスタッフも多く、当pixivにも原画家の織音氏・ちょも山(黒田晶見)氏・むつみまさと氏・ひさと氏・YUKIMI氏・ラッシャーヴェラク(らっしゃあべらく)氏、CG担当のちーぼう氏・桐島千夜氏・トン☆ヌラ氏・佐伯たかし氏、シナリオライターのとり(六花梨花)氏などが登録・寄稿している。




 意外な話であるが、作品のアニメ化は、アダルトアニメという形でしか実現していない。これは、アダルトシーンがないと物語が破綻してしまう作品しか作っていないためである。


 それどころか、かつては「マルチメディア化は許可してもいいが、原作とは異なる独自展開にすること。ストーリーをなぞるだけならNG」という方針も打ち出していたため、2000年以前だとノベライズやコミカライズはほとんどされていない。 小説版『ランス』・『闘神都市』・『ママトト』が完全オリジナルストーリーとなってるのは、この方針のため。

 (ただし『夜が来る!』はアンソロジーコミックが出版され、良くも悪くも現在に至る布石となった)


 マルチメディア化という欲を出した結果、自滅気味にフェ-ドアウトしていったエルフやF&Cなどは真逆の方針である。 大阪企業は思えない、思い切った英断と言えよう。

 (もっとも、部長交代以降はこの方針を撤回したようで、結果として上述の他社と同じような道に進みかかってるのが現状)


作品

一部抜粋












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外部リンク

(注意!18禁です!)アリスソフト 公式Webサイト

KYOSHOアリスモータース AS Racing 公式ホームページ


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