闘神都市
とうしんとし
闘神都市はアリスソフトから出ている18禁RPGのシリーズである。
これまでナンバリング作品が3作品、外伝が1作品。他に2が18禁OVA化されている。
1~3の基本は闘神大会と言われる武術トーナメント大会を勝ち上がり優勝するのが目的で、途中レベルを上げるためや試合に勝つためのイベントをこなす為に迷宮に潜ることになる。
大会には人間の標準的価値基準を満たす美しい女性のパートナーが必要で(参加者がそれを満たす女性なら兼任もOK)、試合に勝つと対戦相手のパートナーを一日自由にする権利を得ることができ、エッチシーンとなる。
1・2・3の作品同士の世界観は別々で、それぞれが独立したストーリーになっている。
ランスシリーズでも闘神都市は二つの意味で存在する。
数百年前に伝説の魔法使いによって作られた浮遊要塞都市。
ランス4の舞台となるが物語の終盤墜落し自由都市地帯に作られた新しい都市が後の1に登場する闘神都市である。
闘神大会は上記の様な大会でなかった頃にパットン・ミスナルジが参加し優勝している。
ランス10ではランスの子供たちが選手として参加している。
闘神都市
1990年に発売された第1作。「AVG用のシステムでRPGを表現」という実験的な意欲作で、ゲームシステムはこの時点で既に固まっていた。唯一ランスシリーズとちゃんと世界観がつながっており時系列はランスシリーズの完結後にあたる。YORAや闘神アレキサンダーといった登場人物は若い頃の姿で登場している。実はランスシリーズの主人公であるランスも選手として参加している。
闘神都市Ⅱ
1994年に発売された第2作。評価が高く、クライアが一番人気だが、メインヒロインの瑞原葉月の人気も高い。シリーズ中唯一OVA化されたり後日談が別売りされていたりする。最終的にぽしゃったがコンシュマー機移植の計画もあった。
2014年1月30日には、Ⅱをベースにした3DS版も発売されたが、タイトルは『闘神都市』なので若干ややこしいうえに、全年齢化してしまったためにマイルドになりすぎて持ち味を損なった節がある。更に言えば、プレミア価格が付いており、場合によっては1万円台になっていることも…。新ヒロインが追加されたものの、根幹的な設定と矛盾するため否定的意見が多い。
闘神都市Ⅲ
2008年に発売。前作より14年の歳月を経て発売されたナンバリング最新作。ダンジョンや戦闘シーン(一部除く)が3D化されており、様相はガラリと変わったが、基本は前作までと同様である。メインヒロインがやや空気。序盤から敗北確定のイベント戦が多くてイライラさせられるうえに、物語中盤以降の展開は悪い意味で衝撃的なこともあり、評判は微妙。
メインヒロイン
- クミコ
1のヒロイン。冒頭モンスターに襲われた彼女を助けたことからストーリーが始まる。終盤のみ戦闘参加。3では同名同容姿のレベルアップ神として登場。
2のメインヒロイン。主人公とは相思相愛で、主人公より強い戦士(というか主人公はかなり弱い)。道場の跡取り娘で、主人公は結婚を認めてもらうために大会に出場する。歴代ヒロインの中で唯一大会でのパートナーでは無い。シリーズヒロインでも屈指の人気を誇りランス10の追加キャラ投票でも上位をマークした。
- 羽純・フラメル
3のメインヒロイン。主人公の幼馴染で魔法付与の能力を持つが、世界でも稀な特殊能力の持ち主である。
サブヒロイン
3DS版CV:名塚佳織
2のサブヒロイン。プレイヤーキャラがハニワ聖戦士になると未登場。この世界(闘神都市Ⅱの世界)では絶滅寸前の女性種族であるカラーである。
3のサブヒロイン。カラーだが弓や呪い、魔法ではなく剣を得意とする。
作品ごとで世界観が違うが、共通して登場する人物もいる。
- シュリ・セイハジュウ・ナガサキ
闘神大会の受付のお姉さんとして、1~3に登場する名物キャラ。お茶目な性格で、商魂たくましい面もある。ハニーからの人気が高い。RanceⅩ-決戦-でもゲスト出演。
魔女で1~3で登場。さまざまな嫌がらせをしかけてくる。裸で登場。ランスシリーズに登場する魔人レキシントンの使徒。もう一人の使徒であるジュノーも3に登場している。
- ボーダー・ガロア
2、3で登場。基本的に良い人で、大会に慣れない主人公にアドバイスしたり助けたりしてくれる。レイチェルという女性をパートナーにしている。
同人ゲームサークル「はちみつくまさん」が2004年冬コミ~2006年夏コミで配布したRPG。
前編・後編・完結編(クリア後のEXダンジョン)の三部構成。
同人RPGらしくごった煮感に溢れた作品。
ストーリー面、特に前編での大まかな展開は『闘神都市2』をなぞらえたモノになっている。
(他は【システム面:FF5】【キャラ特性:SaGa2秘宝伝説】といったところ)
初期版はバグ・不具合が多いので、中古品購入の際は要注意。