概要
年齢・33歳(ランス9時点) 才能限界は70。
本名はパットン・ヘルマン(ミスナルジは母親の姓)。皇子時代はヘルマン性を名乗っていたが国を追われた後はミスナルジ性を名乗り、9ラストで皇帝になってからは再びヘルマン性を名乗るようになる。
声優・胸肩腎(ランス03)
初出は「ランス3」より。初登場時は魔人ノス、サテラ、アイゼルに煽てられて利用されるという役どころ。
軍事大国ヘルマンの皇子、ただし妾のパエリナ・ミスナルジの子にあたる。母親はまだ自身が幼いころに暗殺されている。
腹違いの妹にシーラ・ヘルマンがいる。ヘルマン皇帝の正室の娘で自身の存在を脅かす存在だが兄妹仲は良好。シーラの為なら命を懸けてランスと戦うことも辞さない。
最初はランスの敵として登場(ただし最後まで面識は無い)し、本来ならランス3のみの一発キャラで死ぬ予定だったのだが開発スタッフのYUKIMI氏やぷりん氏に助けられ命拾いをして、単独主役の外伝まで作られRanceⅨ-ヘルマン革命-ではもう一人の主人公の一人として取り上げられたとてつもなく幸運な男。
いわゆる王子様キャラなのだが、イラストの通り体格がよいムキムキマッチョの格闘家。
最新作では自分で肉壁と言い出したほどあられもないHPの高さを誇るという王子様のイメージどこいったというキャラでもある。初登場の3でも現在ほど鍛えてないはずだが肉弾戦なら魔人でもトップのノスの殺す気の一撃に耐えれたほど。
ランス10では魔人並の戦闘力を持つ魔物大将軍ルメイと殴り合いの末に勝利するほど。
その容姿及び強さと立場のおかげか、ランスにも無害どころか役に立つ男と見られていて数少ないランスと仲が良い男性の一人である(もっともランスは否定するだろうが)。
ランスとしては珍しく美女であるハンティに手を出す気がないようだ。
パットン自身も、かつて腐っていた自分を叩きなおしてくれた相手として感謝している模様。
ランスの事は「大将」と呼んで自分より上の存在と見ている。ただ盲信してるわけではないので言うときは言う。
因みに馬鹿王子時代と覚醒以後でアミバとトキくらい顔が変わる。馬鹿王子時代は自身にとって黒歴史のようだ。
性格
良くも悪くも愚直な男。
かつて陰謀渦巻く王宮に嫌気が指しランス3では馬鹿皇子として放蕩の限りを尽くし周囲に見直される為にリーザスに魔人の力を借りて攻め込む。
が、ランスがリーザス奪還を果たし、魔人にも国にも裏切られ命からがら逃げ出したことで本来の真面目な性格を取り戻した。
修行を欠かさず、強い相手と戦うのが楽しいとランス6では語っている。
女性関係は馬鹿皇子だった頃あらかた遊びまくってるので、今はいいやという状態。
一人称は現在は「俺」だが皇子時代及び修業時代の初めは「私」だった。
技能
割と適当な設定も多いシリーズだが彼は特に顕著。
最初は剣を使っていたがなかなか上達せずグレていた(魔物大将軍の止めに刀を使って止めを刺してる所を見ると全く使えない訳ではないようだ)。しかし国を追われた後自らの格闘の才能に目覚める。
そんな事情の割に鬼畜王では剣戦闘技能1、格闘2と剣戦闘技能を持っていたことからグレていた事に対する邪推なども有ったが、最新作9では剣戦闘技能は0になり格闘レベルは1となり、(ガードレベル1も持っている)本人は格闘技能が高いと思っているのだが、隠れた技能としてプロレスレベル2を持っているという、優遇されているんだかいないんだか微妙な設定になる。とはいっても格闘レベル3の必殺技であるモーデル脚を不完全ながら(それでもカイト奥義より強い)も外伝で扱えているのはプロレス2のおかげとの事なのでただ格闘レベル1しかないよりははるかに優秀な素質ではある。
武舞乱舞
シリーズを通して彼の必殺技として君臨する代名詞。シリーズにより若干異なるが共通しているのは、HPを削り敵全体を殴り倒すと言うなんか物凄そうな技だが、実際は敵全体攻撃なら魔法使いなど他の手段を使った方が火力が有り、HPの減少量の割に使えないともっぱらの評判。一応鬼畜王では雑兵掃除や参加兵数の少ない防衛戦、攻城戦など序盤はある程度使えるのだが、敵の雑兵が多ければ多いだけ消費もデカくなる為敵の兵数が多くなる終盤においては実用は難しくなっていく。唯一の例外はママトトで、敵全体ではなく単体に対して使用できるのでボスキラーとしてとんでもない破壊力を発揮できる。(後述のとおり実際には別人なので名前だけ同じで別技の可能性もあるが)
10においてはシステム関係上かHP消費が無くなり、ターンが経過すればするほど威力が上がっていくという長期戦向きの技となっている
パットン一行
馬鹿皇子だったパットンを見放さずに国を追われてからもついてきた仲間達がいる。
乳母で師匠で恋人という複雑な関係、伝説の黒髪のカラー、ハンティ・カラー。
生まれた時からの親友で人類最強と言われたトーマ・リプトンの息子、ヒューバート・リプトン。
ハンティの親友で数々の発明を成し遂げた聖魔教団の魔法使い、フリーク・パラフィン。
何気に技能的にもすごい面子揃いである。
祖国には幼馴染で親友の第2軍将軍アリストレス・カームが彼のシンパとして残っている。
4で死亡したがデンズ・ブラウというパットンを慕うヘルマン兵もいた。
10の2部ではハンティとの間に生まれた息子のヒーロー・ヘルマンが登場している。
補足
「ママトト」にも同名のキャラクターとして存在するが、残念ながら同姓同名の別人である。