概要
約束のネバーランドに登場する登場キャラクター、コニーのぬいぐるみで、物語の始動に関わる重要アイテム。
リトルバニー(小さなうさぎ)ではなくリトルバーニー(小さなバーニー)なのだが、英語版ではLittle Bunny(リトルバニー)となっている。
コニーのぬいぐるみ
孤児院「グレイス=フィールドハウス(GF)」で36人の兄弟姉妹を育てるママ、イザベラによって作られたコニーの6歳の誕生日プレゼント。
ピンクのチョッキに、中央に三時を示す時計が飾られた赤いリボンを付けた白いうさぎのぬいぐるみで、どこか眠たそうにもとぼけているようにもみてる独特な表情をしている。
コニーはこのリトルバーニーをママお手製の世界一つだけのぬいぐるみ、宝物として大事にしており、常に抱きしめていた。
コニーが里親に出される際もこのリトルバーニーさえ一緒ならば頑張れると称していたが、ハウスを出た直後に食堂に忘れ去られているのをエマたちに発見される。
唯一外へと通じる門にまだ明かりが付いていることから、まだ出発していないと判断したエマとノーマンが届けに向かう。
このリトルバーニーをコニーに届けようとして、コニーの死体を目撃したことを切っ掛けにエマたちは自分たちが食人鬼に食べられるために飼育された食用児であり、GFハウスを運営するママのイザベラが飼育監であることを知る。
辛くも逃げ延びたエマとノーマンだが、このリトルバーニーを門に忘れてしまったためにイザベラは食用児たちの中に真実に気付いたものがいると知る。
実はリトルバーニーはエマたちより早くにハウスの真実を知ったレイによってわざとハウスに隠していたことが明らかとなる。
親友であるエマとノーマンを喪いたくないレイは、二人自身の力で真実に辿り着かせるために、リトルバーニーを食堂に置き、門にまだ明かりが付いていることを教えた。
イザベラに回収されたリトルバーニーはその後、飼育監が本部と連絡を取るために隠し部屋に飾られた。
部屋にはコニーをはじめとするこれまで出荷されたイザベラが育てた子供たち縁の品々が飾られており、シリアルキラーの収集品のような様相となっている。
しかし、イザベラは飼育監として食用児を飼育する一方で子供たち一人一人を心から愛しているため、ただの母親として食用児を愛することが許されない彼女の心を慰める遺品となっていた。
リトルバーニーをはじめとする思い出の品々は、エマたちが脱獄の際にハウスに火をつけたため全て焼失してしまった。
マスコットアイテムと元ネタ
第一話から登場するこの可愛らしいぬいぐるみは約束のネバーランドのマスコットキャラクターとなっており、コニーの死後もイースターエッグのごとく扉絵に紛れて登場したり、キャラクターグッズとして販売されたりと優遇された扱いを受けている。
時計に白うさぎという組み合わせから不思議の国のアリスに登場する時計うさぎを連想させるものがあり、このうさぎを切っ掛けに不思議な国へと迷い込むアリス同様にリトルバーニーを切っ掛けにエマたちは鬼たちの世界を彷徨うこととなる。
またコニーの出荷後に補充された1歳の赤ん坊、コニーの妹にあたるキャロルは不思議の国のアリスの原作者、ルイス・キャロルにちなむものと思われる。