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概要編集

漫画『約束のネバーランド』に登場する主要な敵であり、人食いの生き物

人間の大人を軽く超える巨躯と、それに反するように細長い身体、縦長い顔(人間に近い形もある)には乱雑に並んだ多数の目、そして鋭い牙を備えた人のような口をもつ異形の怪物。動物や人間の肉を喰らって生きており高い知性と独自の文化、宗教観を持つ。

異様に高い再生力、反応速度がありどの様な傷でも数分で修復し真正面からの銃撃なら回避や摘む事すらできる。

顔の中央部の目の奥にある、核となる器官を損傷すると再生できず絶命する為、仮面を常時着用している。


その姿は千差万別であり人型の者から四足六足。翼を持つ個体もおり人間より遥かに長い寿命を持つ。千年以上経っても子供が大人になる程度で寿命は3000年(設定資料が少ないため推測でしかない)を超える。


関連用語編集

野良鬼編集

知性を持たぬ鬼。

主に森や水辺に生息し凶暴性が高く共食いもする。

元々知性鬼だったのが何らかの理由により知性をなくす事を野良落ちと呼ぶ。

また食べた物に擬態する野良鬼も登場しており、単行本のオマケ漫画ではノーマンが、ギーランの部下達を五摂家に紛れ込ませるための手段としてギーランに差し入れていた。このときノーマンは擬態鬼のことを『西の森の新種』と称していた。作中では木に擬態してハヤトを襲おうとした。


グプナ(儀程)編集

鬼の伝統的な肉の屠り方。

獲物の胸に生きたまま吸血樹の花を突き刺す行為。

これは血抜きの役割もあり肉の鮮度を保たせる側面がある。

「神に糧を捧げる。神が受け取ったら花が開く。そしたらその肉は食べてもいい」

という独自の信仰に基づく感謝の祈り。


五摂家(ごせっけ)編集

鬼の世界を牛耳る上級貴族達。

もともとはイヴェルク家ギーラン家バイヨン家、ノウム家、プポ家によって構成されていたが700年前に政治的な理由からギーラン家が没落し代わりにドッザ家が五摂家に昇格したことで現在の体制になる。

高級農園の食用児を常食しており通常の鬼に比べて知力・戦闘力が高い。

政治的実権を持っており王家による統治を助ける。

王国内にそれぞれ五つの広大な領地を持っており、領地内にある一部農園の管理者・責任者も務めている。

五摂家にはそれぞれ家臣団がありその家臣団が鬼世界での貴族に当たるとファンブックで明らかになった。


王家(おうけ)編集

五摂家の上に君臨し五摂家よりも高い知能と戦闘力を持つ。

初代王からの秘密の遺伝があるらしいが......

小説版第三弾で王家には複数の分家が存在することが判明した。この分家は位では五摂家よりも上だが政治的実権は無い。


邪血の少女の一族編集

700年前に現れた特異な鬼。

その血肉を飲んだ鬼は野良化せず知性を保ち続ける事が出来る。

作中ではその存在が危険視され皆殺しにされたというが……






正体編集

ノーマン曰く、彼等のルーツは「細菌」に似た『何か』であり、他の生物を捕食することでその生物の特長を我がものとする吸収・コピー能力を持ち数多の生物を捕食することで進化・発展、最終的に人間を捕食した事で知性を獲得。今の高等知性生物へと至った。

彼等の姿が千差万別なのも進化の過程で取り込んだ生物が異なる為である。そのため、人間は“彼ら”を


怪物

悪魔


など、様々な名で呼んだとされる。

この吸収・コピー能力は今現在も健在であり、同族を食らうことでその才能を得ることもできる。一方で肉体はその可変性の代償としてとても不安定な状態であり高い知性を持つ動物を喰らい続けなければ肉体は劣化(退化)し知性を保てないという欠陥を抱え人間を半年も食べなければ野獣のような姿である野良に落ちしてしまう。安定して食用児を管理、生育する農園を設立する為ラートリー家と交渉一部人間を引き渡す事を条件に人間達と和解した。

これが本作の世界観の発端と言える。


関連タグ編集

約束のネバーランド 五摂家(約束のネバーランド)

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