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「ないならつくろうよ 外に 人間の生きる場所 変えようよ 世界」

プロフィール

認識番号63194
誕生日2034年8月22日
年齢2045年11歳
血液型O型
出身GF(グレイス=フィールド)
身長2045年145cm→2047年158㎝→2049年161㎝
体格標準+やや筋肉質
好きな食べ物ニンジンケーキ
特技・趣味泣いている赤ちゃんを秒で笑わせる
CV諸星すみれ
実写映画浜辺美波

概要

約束のネバーランドに登場する本作の主人公の一人。

この作品のメイン主人公兼メインヒロイン

ジャンプ作品では珍しい女性主人公でもある。

家族思いなGF(グレイス=フィールド)ハウスの最年長。

いつも家族の事を思っており、ママことイザベラの事が大好きで慕っている。

天真爛漫で子供っぽい性格な反面、自分よりも仲間を優先するが故に一人で抱え込む事もあるのが難点だが、1度決めたらやり遂げる芯の強さもある。

運動神経は高く体を動かすのが得意。テストでは、最初の頃ミスがありつつ、その後レイの指導で次第に満点も取れるようになり、ここ数年はレイ、ノーマンと並んで毎日満点の上位成績者である。

ストーリーの途中で「触角」という渾名を付けられるほど特徴的な飛び跳ねた毛がある。

番外編でイザベラが散髪の際に切ろうとしたが毛がハサミを避けるので結局そのままになっている。

脱獄の始まり

里親が決まりハウス出て行ったコニーの忘れ物「リトルバーニー」を届けにノーマンと共に禁じられていた門へ行くが、そこでコニーの「出荷」を見てしまい、そこで孤児院だと思っていたハウスの真実を知り全員での脱獄を試みる。

始めは発信機の存在やドンとギルダと仲間に引き入れる時に虚実を混ぜたり、シスター・クローネの事で空回りする時もあったが、ノーマンとレイの助けもあり少しずつ脱獄に向けて準備を進めていた。

しかし下見を試みた時にイザベラに足を折られ、ノーマンの出荷が決まった事で歯車が狂いだし、彼を出荷させないよう色々模索するが最終的にノーマンは出荷の道を選んでしまう。

その事でレイの心境に変化があり支えとなる人物がいなくなり心が折られて脱獄を諦めたかに見えたが、全てをドンやギルダに任せて自分はあえて何もせずイザベラに悟られないようにしていた

そしてノーマンに託された脱獄プランに沿ってレイの誕生日前夜に火事を起こし、自身を燃やそうとしていたレイを救い5歳以上の仲間と共に脱獄に成功する。

脱獄の際、レイと共に耳の発信機を取り外しているがエマの場合は左耳ごと切断している。(その為しばらくは左耳にガーゼをつけている描写がある。)

4歳以下の子供たちの出荷時期やギルダに他のハウスにいる同じ境遇の子供たちの事を考え2年以内に戻り全プラントの子供を救出すると誓い、フィルだけにハウスの真実を告げ、後のことを任せている。

脱獄後

ミネルヴァ探訪編

脱獄後はハウスにあった本にメッセージを残してくれたウィリアム・ミネルヴァに会いに彼が寄贈した本やシスター・クローネが残したペンを頼りに外の世界を鬼や外敵に追われながら進んでいく。

なお、ミネルヴァ探訪中に、(養殖された)人間を食べない鬼であるソンジュとムジカに出会い、別れ際にムジカからペンダント受け取る。

GP(ゴールディ・ポンド)編

オジサンの先導のもと、レイとともにGP(ゴールディ・ポンド)に向かうも、道中でバイヨン卿の手下に攫われてしまい、貴族鬼たちの秘密の狩庭であるGPに放り込まれてしまう。

GPに放り込まれて間もなく、GF農園出身であることと身体能力の高さを買われて、ルーカス率いるレジスタンス軍にスカウトされる。

その翌日、レジスタンス軍による反乱計画が始動し、他の貴族鬼を全滅させるまでの間、王族の鬼レウウィスを引き付けるという大役を与えられる。

レウウィスとの戦闘に入る直前、戦わないという解決策はないかとレウウィスに問いかけるも、お互いに争うしかないと返答され、レウウィスとの戦闘に突入する。なお、この戦闘の際に、レウウィスに腹を貫通される大怪我を負い生死を彷徨ったが、のちに無事回復を果たした。

七つの壁編

古文書を頼りにクヴィディダラに無事辿り着いた際に、約束を結んだ過去の光景や、昼と夜が合わさった奇妙な空間で謎の小鬼を見る。そして意識を取り戻した彼女は、もう一度あの場所に辿り着ければ「約束」を結び直せると確信する。調査を続けた結果、七つの壁の入口に入る方法を発見した。

王都決戦前夜

長らく死亡したものと思われていたノーマンと再会し、レイたちとともに再開した喜びを分かち合う。

その後、ノーマンから鬼を全滅させる計画を聞かされ、周りがその計画に賛同している中、一人その計画に納得がいかず、ノーマン及びΛ農園組と意見の相違が生じる。

王都決戦の数日前には、鬼の頂点にあたる『__』(あの方)と新たな約束を締結するためにレイとともに七つの壁に行く。七つの壁を無事に攻略し、『__』と対面した彼女は、履行を保留にした上である約束を締結した。

王都決戦編

七つの壁から帰還後、すぐさまノーマンの「鬼の絶滅計画」を止めるために王都へ急ぐも、あと一歩のところで鬼社会の王族・貴族の全滅を阻止することに失敗してしまう。

しかし、ノーマンが本心から鬼を絶滅させたいと思っていないことを見抜いており、レイとともに「今からでも遅くないから」として鬼の絶滅計画を中止するよう説得する。その説得の結果、ノーマンを「自分は救出した食用児たちを不安にさせないために神同然の存在でなければならない」という呪縛から解き放つことができ、鬼の絶滅計画を中止させることに成功する。

GF農園での最終決戦

ピーター・ラートリーによって連れ去られた食用児たちを救出するためにGF農園を襲撃・占拠することに成功する。そして、ピーターを追い詰めたうえで対話による解決を提案するも、ピーターには受け入れられることはなく、目の前で自害されてしまう。

その後、フィルたちと感動の再会を果たすも、鬼に襲われかけた自分に代わって、育ての親であるイザベラを亡くしてしまう。

そして、『_』と締結した約束の履行を宣言し、全食用児を人間世界に送り、鬼世界と人間世界を完全に断絶することに成功する。約束履行時にフィルから「ごほうび(代償)」は何かと問われるも、「ごほうび」なしで約束を締結することができたとみんなに伝える。しかし…

⚠️ネタバレ注意!

実はごほうびとして、「エマの家族」が要求されていた。それは、エマと家族のつながりを完全に断ち切られることを意味していた。

しかも、単に物理的に断ち切られるのみならず、さらにエマ自身の記憶も含めた家族につながるすべての情報も奪われてしまい、記憶や情報といった側面からも断ち切られることになった。

そして、ほぼ記憶喪失という状態の中、とあるおじいさんに保護され、一緒に暮らすことになる。

当初はかすかに残っていた記憶から家族のことを思い出して葛藤するも、徐々にその記憶も薄れていき、おじいさんとの新たな生活を満喫することになる。

そんなある日、おじいさんの買い出しの付き添いという形で街に出ることになる。そんな中、たまたま捜索に来ていたノーマンたちとバッタリ出くわし、ついに家族との再会を果たす。とはいえ、記憶を失っているので、ノーマンたちのことを家族と認識することはできなかった。だが…

「あなたたち(みんな)に会いたかった気がするの」

どうやら、表面的な記憶はほぼ失っていたものの、心の奥底では家族のことを不完全ながらまだ覚えていたらしく、前述のセリフが出てきた模様。

家族との再会以降は、里親であるおじいさんのもとで暮らしながらも、しばしばノーマンたちとも会っている模様。

なお、後日談からは、「キリンに乗る」という幼少期にやりたかったことを経験できたことがうかがえる。

スピンオフ「お約束のネバーランド」でのエマ

主に作中のツッコミ役に回る。家族の中に内通者(スパイ)がいると考えた時は回りの子供達の顔が凶悪に見えるほど疑心暗鬼に陥る。

ノーマンのストーカー行為に恐怖を抱いており彼が出荷された際自分の私物が無くなっている事に気が付き泣き崩れた。

ちなみにノーマンがサイコパスに至った原因は自身にあり、幼少の頃の「キリンに乗りたい」という夢に対して彼が「僕がそのキリンになる」と言ったら無意識に「面白い」と褒めた事から今に至る。

関連イラスト

投稿されている作品の多くは「エマ」というタグが多く使用されているものの、この名前は非常に多く検索の際に別の作品のキャラも引っかかる為、投稿の際は「エマ(約ネバ)」で投稿するのが好ましい。

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    #1の注意書きを必読をお願いします。 9月1日、追記があります。 ー・ー・ー・今日のKONETA ルドルフの名前は、ドイツの勿忘草のお話からとっています。気になったら、グーグル先生にでも聞いてみてください。素敵な話ですよ。
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    皆さん、こんにちは。前作へのブクマ・いいねありがとうございました。 突然ですが、WJで連載中の【約束のネバーランド】という漫画をご存じでしょうか。面白いですよね、毎回欠かさず読んでいます。 でも、もうちょっと希望があっても良いんじゃない?と最近カッとなって、気付いたら源氏兄弟を投入していました。 エマに【お兄ちゃん】と言わせたいだけだったかもしれません。 反省はしても後悔はしていません☆ 単品です。抱えているシリーズ物も頑張ってきます(・ω・) 【注意】 ・ねつ造、キャラ崩壊、お手の物! ・髭切視点だけど口調が迷子になっているかもしれない。 ・書きたいシーンを兎に角繋げた。 ・ネタバレはしていない、と思う。約ネバの内容を兄者がひたすら語っているようにも読める。 ・ブラック本丸、戦闘、流血表現有り。 上記に対して、大丈夫・問題ない、という方のみ先へ進んでください。
    10,432文字pixiv小説作品
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    お久しぶりです。やっとかけたのであげますね。あと1話かな。まただいぶ時間かかると思いますけど。一途な子がすごく好きです。 今回はシェリーのお話。可愛いですよね、シェリーちゃん。 「シェリー」って今回調べてみたら、結構面白かったです。 まずお花。薄いピンク色のガーベラのことですね。花言葉は「希望」「常に前進」だそう。 フランス語では、愛する女性、とか、愛する〜、って意味なんだそうです。シェリーちゃんは愛されるっていうより愛するって感じしますけど。意思が強そう。 他にも色々。 そんな彼女のお話です。 さて、今回のお花、ポインセチアは、イメージとしてはクリスマスの花です。お話はエマの誕生日から2ヶ月半後なんですけどね。まだ秋ですよ。 真っ赤な花と濃い緑の葉っぱがとても特徴的です。花びらが、葉っぱにそのまま色つけました、みたいな感じで。 過去作と同じく花言葉はhanakotoba.comからの引用です。 後半おまけ二つあるんですが、会話文です。どっちが言ってるかわかんなくなったらごめんなさい。 こちらは前日譚↓ 机に突っ伏したノーマンが握りしめている資料を奪った。上げた顔に帝王の威厳など微塵もなく、濁った目は人間の世界での社畜と言われる人々のそれだ。 虚ろな目で俺を見つめ、数秒後に口が開かれた。 「…レイか…」 「お前大丈夫…じゃねえな。根詰めすぎだアホ」 軽い非難を口にすると目の前の青は力なく笑う。 「いや、ね。なんかここ3ヶ月弱すごく忙しいんだよね…」 確かにその机には普段とは比にならない量の紙束が積み上がっていた。 それをいつものことと流すには少々山が大きすぎる。 「なんでまた」 「ちょっと急な…仕事が入って…そのしわ寄せが…全部…僕にきてる」 「あぁ…」 右側から書類をとり、目を通して、修正して、左側に置く。この積み上がってるものの分だけやってきたのだろうが、並みの速度ではない。いくら有能で仕事ができるといえ、流石に無理をしすぎていることが目に見える。 血の気の引いた顔とインクだらけの手もそれを裏付ける証拠となるだろう。 ノーマンが手を伸ばして取ろうとした書類を山ごと奪い取った。 「…なに…?どうかしたの…」 精神に支障をきたしている奴に変な奴を見る目を向けられるとは思わなかった。眉を寄せて、俺を睨んで、邪魔をするなと言っている。目の下のクマがひどい。 「お前その顔じゃ式出らんねーだろ。寝ろ」 「え?…あぁ…そんな酷い顔してるかな…」 「酷いなんてもんじゃねぇ。その顔見たら多分シェリーあたりが泣くぞ」 「…そう…うん」 言いつつもまた山を崩そうとする阿呆の腕を掴んだ。抵抗もほとんどなく引くままに持ち上がり、のろのろと顔が上に向けられる。 「寝ろって。明日その顔だったら張り倒すぞ」 「でも…結構やらなきゃいけないことあるし…」 「しわ寄せってことは俺でも出来るだろうが」 「僕しかできないことも…」 「あぁぁわかったわかった!お前がやるやつだけわけとくから!とにかく寝ろ!!」 椅子から引っ張り立ち上がらせ、とりあえず間近な仮眠室に連行する。引いたら引いただけ前に進むそいつは弟妹たちよりもよっぽどやりやすい。 まだなにかうだうだ言っていたがすべて無視、そのままベッドに放り投げた。 白い塊は倒れ込む。 「だらだら文句言ってねぇで寝ろ!…って」 突然なくなった文句に疑問を覚えて顔を覗き込めば、さっきまでの半開きの青はすでに閉じられていた。 「…早すぎだろお前なぁ、」 ノーマンはスヤスヤと子供のように寝息を立てている。うつぶせたままじゃ顔に跡がついてしまうし、このままじゃ寒いだろうに。 「……ぁあ、ったく!!」 そもそもなんで俺がお前の面倒を一から百まで見なきゃいけないんだ。自分のことくらい自分で管理しろこのバカ!! ヤケクソ気味にノーマンの肩をひっ掴み、力に任せてひっくり返した。綺麗に整えられた掛け布団の類でそれを巻く。 白いみのむしのようになったそれにようやく怒りも収まってきた。これじゃしっかり眠れないかも?知ったこっちゃねぇ。面倒かけるこいつが悪い。 無駄な体力を使ってしまった。何か恨み言でも繰り返し呟いてやろうかと思ったが、変な夢を見て起きられても困る。 「…世話の焼けるやつら」 仮眠室から出ると、すでにヴィンセントが机の前で資料をより分けていた。 「あ、悪い」 「いや、すまないな。ボスを寝かせてくれてありがとう」 「ん?あぁいいよ。あいつはあれくらいしねぇとな。強情だから」 「うむ。何かあったらまた頼む」 「おう」 時刻は午後7時を指す。この時間から寝るのもちょっとどうかとも思わなくはないが、仕事を終わらせるには…他の奴らに声をかければ十分な時間が残っている。 ヴィンセントから渡された量はまあまあ多いが。オリバーあたりに協力を仰ぐか。 とりあえず資料を置く。…割と1人でもいける気がしてきた。けど流石に明日があるため徹夜はいけない。みんなでやるのが得策。 さてと。それじゃ、親愛なる親友たちのために頑張るか。
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