概要
cv:種﨑敦美
約束のネバーランドに登場する鬼の少女。
独自の宗教観を持ち、鬼でありながら一度も人間を食べたことがない。
農園から脱走したエマ達を助け、
狩りや野営の仕方、外の状況に関する知識と「7つの壁を目指しなさい」というアドバイスを与えた。
素顔は最後まで明かされることは無かったが、原作者いわくこの作品いちの美少女らしい。
明確な設定があるわけではないが、公式ファンブックにおいて「ムジカは巫女説があった」「ムジカの持っていたペンダントはクヴィティダラの巫女が使用していたものかもしれない」等の発言があり、巫女のイメージが強いことが窺える。
以下、ネタバレ注意
彼女の正体は、700年前に存在が確認された突然変異体にして、皆殺しにされた邪血の一族の生き残り。
鬼は生態的に食人を行わなければ知性を失ってしまうが、ムジカの血を飲む事でそれを防ぐ事が可能。また、彼女から邪血をもらって退化しなくなった鬼は、ムジカ同様、自らの血肉を他者に与えることで同様に邪血の鬼を増やすことができる。
そのため『邪血の一族』と言っても全員がムジカの血縁ではなく、ムジカの血を飲んで同じ体質を手に入れた鬼達が共に旅をしているというものである。
当時鬼の世界では未曽有の食糧難が続いており、彼女達はその血で多くの鬼を救った。
だが食料供給を担う王政にとってそれは由々しき事態であり、彼女の血を飲んだ鬼達は皆殺しにされ、その血肉を喰らった事で五摂家は知性を失う事のない特異体質を獲得した。
殺されていたはずの邪血の少女が生存していた事を知ったノーマンは、彼女の力が鬼を退化させて滅亡させるという自身の計画の邪魔になる事を危惧し、ムジカとソンジュの暗殺を目論む。
アニメ版では、原作と内容が大幅に変更されており、ノーマンからの刺客は向けられていない。また、エマ達のGF襲撃作戦に協力しており、ヴィルクと共に民衆を扇動し、農園の増援を阻止した。原作と違い、ムジカの生存を知らなかったピーター・ラートリーは彼女の姿を目にして驚愕していた。
その後は、自身の持つ血の意味を悟り、世界を変えるべくエマ達の旅に同行。最終的には原作同様に大僧正を復活させ、女王に即位した。