「案内してくれるかな 君達の首謀者(せんせい)の元へ」
メイン画像の、正面から見て右側がゴールディ・ポンドで狩りをしていた父親(先代)。
左側がその息子(当代)。
概要
約束のネバーランドGP編(ゴールディ・ポンド編)において登場した、秘密の狩庭『ゴールディ・ポンド』を管理する上級貴族(五摂家)の鬼。戦闘力が高く、紳士的な態度で誰に対しても敬語で話す。GV(グランド・ヴァレー)農園を管理しており、そこからGPに子供達を生きたまま出荷(横流し)して狩庭内に放している。また喫煙者でありパイプタバコを吹かしている。
レウウィス大公とは親友であり、1000年前は共に狩りをしていた。
通称バイヨン卿。
アニメには大人の事情で登場しなかった。
活躍
子供達の反乱にいち早く気付き狩庭の主として鎮圧しようとする。ザックとペペに手下二人を殺されるが、毒弾をものともせず圧倒的強さで優勢を保つ。その後はルーチェを倒したナイジェルとジリアンに遭遇しジリアンを負傷させるが、追ってきたペペの煙幕で逃げられる。
しかしそれは彼の策略であり、あえて逃がして首謀者のところまで後をつけ首謀者を殺すつもりだった。三人の後を追い地下濠に入ったが、その狭さゆえに槍を使えず脇道に隠れていたオリバーに仮面を破壊される。そしてすかさず放たれた銃弾によって核を撃たれた。
過去
1000年前に約束が結ばれたことによって狩りが禁止され、五摂家であった彼は農園の管理を任される。その後は狩りではなく養殖された肉を食っていた。しかし彼はその肉を「死んだ肉」と称し「味がしない」と言っていた。(ファンの間でバイヨンの名言とされている)
更にその後、約束を破りこっそり自邸の庭で狩りをした。その肉を食ったバイヨン卿は
「味がする!味が.....する......!!」
「今私は、活きた命を食べている!」
と涙を流した。
それからは月に一度の狩りがどんどんエスカレートして三日に一回程になった。
15年前、ピーター・ラートリーに気付かれピーターから『秘密の狩庭 ゴールディ・ポンド』を譲り受ける。これがこのGP編の発端である。
最期
核を損傷したものの即死には至らず、狂笑とともに槍を短く折って首謀者『ルーカス』に襲い掛かる。この時彼は「楽しいな」と遊びではない、命をかけた本当の狩りができた喜びに満ちていた。
ルーカスにとどめを刺そうとするも再び核を撃ち抜かれ、死亡。しかし彼の千切れた腕がオリバーの腹に深々と突き刺さっていた。
バイヨンの息子(当代バイヨン卿)
バイヨン卿が秘密の狩庭で死亡(秘密の狩庭なので家族を含め世間には死亡は知られず、公には失踪したとされている)したため、彼の息子(当代バイヨン卿)が家督を継ぎ彼は『先代バイヨン卿』という扱いになった。妻と子供をギーランの手下に殺され最期はギーランに一瞬で喰い殺された。
性格
一族揃って礼儀正しく民からの信用度も高い、真面目な人物。
先代
700年前の会議ではギーラン卿の「国庫を開放し、一部の肉を民に分け与える」という意見に賛同するという民を思う気持ちがあった。しかし自身までがギーランと共に『野良落ちの刑』に処されると政治がますます暴走するため、レウウィス大公から「ギーランの二の舞にはなるな」と釘を刺されギーラン卿を見捨てる事になった。
当代
ギーランを心の底から尊敬しており信奉している。父と同じく真面目。「堅苦しい」とも評されている。
ギーランにも尊敬の年を抱いていたが、王都襲撃時に家族を皆殺しにされ「ギーラン....貴様ァッッ!!!」と叫びギーランに襲い掛かるも返り討ちにあう。期待していただけ失望が大きかったのだろう。