「邪魔なのだ。君のその”義”が、”正しさ”が。」
CV:佐久間元輝
概要
約束のネバーランドに登場する鬼の上級貴族。
五摂家の筆頭格であり、先王・現女王の2代にわたって鬼社会における政治上の実務を担ってきた重鎮。明言はされていないが、作中の描写から察するに鬼社会の「宰相」に当たる存在だと思われる。
1000年前に人間との約束を締結し、「農園」による支配システムを構築、その後自身もGF農園を預かる立場となる。
本編においては、初登場が第7話とストーリー初期から登場していたものの、脱獄編以降、回想以外では長らく登場せず、131話にて他の五摂家当主たちとともに再登場する。
王都決戦編では、ギーラン一派による王都襲撃では五摂家の中で唯一生存することができたものの、その直後のΛ農園組(ザジ、シスロ、バーバラ)による奇襲の際にヴィンセント特製の強制退化薬を食らい、弱体化させられる。女王が撃破された後、ノーマンによって核を潰され、絶命する。
人物像
文官としての能力が非常に高く、実務経験も豊富であることから「王政の要」と称されており、先王・現女王から絶大な信頼を置かれている。彼自身も王家に対して非常に高い忠誠心を持っているが、その忠誠心ゆえに腐敗を理解していながらもそれをあえて正そうとはせず、むしろギーランなどの王政を脅かす存在を徹底的に排除してきた。とはいえ、罪人の身になったギーランに対して「陛下は腐っている」と漏らしているあたり、お世辞にも善人とは言えないが根は真面目で人並み程度の道徳は持ち合わせているものと思われる。
アニメ版
第1期では、原作通り登場した。
第2期では、一応登場はしたものの、大人の事情でモブキャラ同然の扱いに格下げされた。ただし、ファンからの高い人気があるにもかかわらず、アニメに登場すらできなかったキャラ達に比べれば、これでもまだマシな扱いだったといえよう。
別名・表記ゆれ
イヴェルク公