概要
約束のネバーランドに登場する人間の一族であり、代々鬼と人間の世界の調停役を担ってきた。
約1000年前。鬼と人間達は長い間争いを続けており、一部の人間を引き渡す事を条件に彼等と和平を結び『 』と『約束』を結んだのがラートリー家である。
ユリウス・ラートリー | 初代当主 | 1000年前人間側の指導者だった男性、レウウィス大公に和平の話を持ち出し鬼達と約束を結んだ張本人。仲間達に理解を求めても受け入れられなかった為鬼達へ引き渡した。彼等が最初の『食用人類』となり『 』からのおねがいで調停役を言い渡された。 |
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ジェイムズ・ラートリー | 35代目当主 | エマ達、食用児を密かに支援していた「ウィリアム・ミネルヴァ」本人。シェルターや人間の世界へ行き来するエレベーターを密かに設置し彼らが望むのであれば『約束』を破棄してもう一度鬼達との戦争になる事も厭わないと考えており弟に暗殺指示を下され、死亡する。 |
ピーター・ラートリー | 36代目当主 | ジェイムズ・ラートリーの弟。兄とは対照的に食用児の犠牲を良しとし調停を第一に考えている、私設農園「Λ」を建設し非道な人体実験を行うなど非情な人間であり、部下に命じて兄の協力者達を一掃している。 |
マイク・ラートリー | 36代目当主代理 | ジェイムズ・ラートリーおよびピーター・ラートリーの叔父にあたる人物で、ストーリー終盤で自害したピーターに代わってラートリー家の当主代理を務めていた初老の男性。ラートリー家当主代理として、『 』によって人間世界に送られた食用児たちの保護および生活支援をはじめとした食用児に対する諸々の支援を主導した。 |
協力者
- アンドリュー
ピーター・ラートリーの部下であり脱走した食用児の捜索、ミネルヴァの支援者達の暗殺などを行う。手下と共にエマ達を襲撃し複数の食用児を殺害。ユウゴとルーカスの自爆を受けるが生存。しつこくエマ達を殺そうとするが血の匂いに誘き寄せられた野良鬼に喰い殺されると言う惨めな最期を迎えた。
- スミー
ミネルヴァの支援者の一人であり、ノーマン曰く「最後の支援者」。偶然を装ってシスター・クローネにペンを渡すなど、ミネルヴァ亡き後も支援者として活動を続けた。しかし、ノーマンらがΛ型農園を脱獄する際に使用した爆弾の爆発に巻き込まれて致命傷を負ってしまい、死ぬ間際にノーマンにペンを手渡した。
なお、ミネルヴァに直接手を下したのも彼である。正体がばれて粛清されることを危惧したがゆえに、不本意ながらもミネルヴァ暗殺に加担した模様である。
- ミネルヴァの支援者
ジェイムズ・ラートリー同様、食用児達を救おうと活動していた。だが物語中盤で一掃されたらしい。
余談
ジェイムズ、ピーター、スミーの名前は、童話の『ピーターパン』に由来しているということがファンブックで明らかにされた。
ジェイムズ・ラートリーはフック船長(ジェームズ・フック)、ピーター・ラートリーはピーターパン、スミーはミスター・スミーがそれぞれの名前に由来である。