コニー(約ネバ)
こにー
「大人になったらママみたいな"お母さん"になりたんだ」
CV:小澤亜李
約束のネバーランドに登場する登場キャラクターであり、彼女が里子に出されることを切っ掛けに物語が始動する。
主人公のエマ同様、孤児院「グレイス=フィールドハウス(GF)」に住む36人の兄弟姉妹の一人である6歳の女の子。
身長115cm。認識番号は48294。金髪碧眼。
孤児たちを育てるママことイザベラの事が大好きで慕っていた。
GFハウスのコニー
6歳の誕生日にイザベラが手作りしたうさぎのぬいぐるみ、リトルバーニーを世界で一つだけの宝物と称し、いつも抱きしめていた。
自分のことをトロいと称する通りおっとりとした性格で、イザベラが学校の授業代わりに実施するテストでも最近はあまり良い成績が取れていなかった。
そんなコニーを孤児院の兄弟姉妹たちは大切に思っており、取り分けドンは可愛がっており、ノーマンが相手の鬼ごっこでも共に行動して面倒を見てきた。
優秀な兄弟姉妹たちに比べて劣等生な印象があるが誰よりも優しい性格で、自分たちの孤児という身の上と、自分たちを献身的に育ててくれたイザベラを慕う気持ちから大人になったら子供たちを捨てない優しい母親になると心に決めていた。
GFハウスの子供たちは皆、12歳になるまでに里親が手配されて巣立っていき、コニーも2045年10月12日に施設を旅立つこととなった。
旅立ちの日、リトルバーニーと一緒なら頑張れると兄弟姉妹たちに告げてイザベラに手を引かれてGFハウスを旅立った。
アニメでは旅立つ直前の兄弟姉妹たちとの別れ際に、イザベラや兄弟姉妹たちと離れ離れになってしまうことを悲しみ泣きじゃくる様子が描かれた。
また漫画版の没カットでは外へと通じる門へもとへと向かう道中、大好きなイザベラと手をつないで夜空を見上げ、もう片方の右手は新しいママと繋ぐのだと言って里親の下で暮らすことを楽しみにしていた。
こうして皆に惜しまれつつ旅立っていったコニーだが、なんと大切なリトルバーニーをGFハウスに忘れてしまう。
そのことに気付いたエマがレイからまだ門に明かりが灯っており、コニーはまだ出発していないであろうことを知らされ、ノーマンと共に規則を破って急ぎリトルバーニーを届けに向かうが……。
※ここから先はコニーに関するショッキングな展開が記述されている為閲覧注意。
食用児のコニー
門へと辿り着いたエマとノーマンが見たのは初めて見るに車と、車の荷台に横たわるコニーの死体だった。
慌てて車体の下に隠れたエマとノーマンは巨大な異形の怪物食人鬼を目撃し、食人鬼たちの会話からGFハウスは食人鬼たちの王侯貴族向けの高級人肉を育てる農園であることを知ってしまう。
エマたち孤児は食用児であり、コニーをはじめとした兄弟姉妹が慕うママことイザベラがその食用児を管理、教育、養成する飼育監(ママ)であることが明らかとなった。
コニーは胸に吸血花を刺され、儀程(グプナ)と呼ばれる宗教儀式で血抜きを施され出荷されてしまう。
辛くも門から逃げ出したノーマンは、最年長者でテストで優秀な成績を修めるノーマン、レイ、エマ三人で農園を抜け出そうと提案するも、兄弟姉妹を捨てられないエマの意見から子供たちの脱獄計画が始動し始める。
食人鬼たちの会話から6歳でスコアが約120点と成績不振だったコニーの肉の等級が『並』だったことから、食人鬼たちにとって重要なのは脳であり6歳から12歳の間に成長する優秀な脳によって食用児の等級が決められていたとノーマンは推察する。
エマとノーマンはレイを仲間に引き入れ、更に自分たちの次に年長のドンとギルダに『イザベラが人身売買を仲介しており、コニーが悪人売られたから今まで売られた兄弟姉妹たちを助け出そう』と当初は事実を伏せた状態で提案して仲間に引き入れた。
更に、実はリトルバーニーはGFハウスが食用児の農園だと既に気付いていたレイによって、出荷期限の近付いたエマとノーマンにGFハウスの実態を気付かせるためにわざとGFハウスに隠していたことが判明する。
もともとイザベラのスパイだったレイだが、スパイとなったのは親友のエマとノーマンを脱獄させるためであり、そのためにコニーたち兄弟姉妹の出荷を見送っていた。
しかし、エマがリトルバーニーを門に落としてしまった上に兄弟姉妹全員を脱獄させようとする等、予定外な出来事が続いたために直ぐに真相を打ち明けられなかった。
イザベラの娘のコニー
真実を知ったエマたちからするとママことイザベラは冷徹な飼育監であるが、イザベラはコニーをはじめとする全ての子供たちを心から愛し、慈しんでいた。
彼女も元は食用児で、愛する人を出荷されてしまい、脱獄を試みるもそれが絶望的だと理解し、抗うことを諦めた過去があった。
その類稀なる優秀さから当時イザベラを育てた飼育監であった現・飼育総監(グランマ)のサラによって飼育長(シスター)となることで出荷を免れた彼女はせめて子供たちが最後の瞬間を迎えるまで愛情をこめて育て続けていた。
そのため今まで出荷した子供たち縁の品を隠し部屋に保管しており、コニーのリトルバーニーもその部屋に隠されていた(後にエマたちが脱獄の際にハウスを放火し、全て焼失してしまう)。
エマの兄弟姉妹全員を助けたいという考えはコニーの理想の母親像、絶対に子供を捨てない母親に通じるものがあり、イザベラの教育は飼育監(ママ)としての品質管理以前に母親(ママ)としての愛情に満ち溢れていたがゆえに子供たちにもその考えが根付いたものと思われる。
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