『サイレンストライカー!』
『グレイト・パトライズ!!』
『超・警察チェンジ!!』
概要
パトレン1号が、サイレンストライカーを使って変身する強化形態。
金色のサイレンアーマーを装着しており、通常時と比べ荘厳さや重厚さが増した見た目となっている。
設定上サイレンストライカーの重力操作が使用可能と思われるが、先に登場しているスーパールパンエックス同様、劇中では明確に能力を使った描写はない。
なお、攻撃のほとんどが一撃必殺となるスーパールパンレッドやスーパースペリオルストライクを一撃で放つスーパールパンエックスと異なり、長時間のスーパースペリオルストライクの発射が可能であるようだ。
活躍
#51(最終話)にて登場。
ドグラニオ・ヤーブンの金庫に付いている鎖を壊す為に使用された。ドグラニオの必殺技と撃ち合いになり一度は押されるものの、パトレン2号とパトレン3号が両肩のトリガーを持ち更に威力を向上。鎖を壊すことは適わなかったが、ドグラニオを吹き飛ばして完全に戦闘力を奪い、戦いに決着をつけた。
余談
サイレンストライカーがルパンエックスの強化に使われ、更にはスーパールパンレッドという強化形態や専用武器・ルパンマグナムも存在するルパンレンジャーとは対称的に、パトレンジャーは長らく序盤からの戦力のみで戦い続け、戦力強化に恵まれなかった。
朝加圭一郎役の結木滉星もその事は気になっていた模様で、仮面ラジレンジャーにゲストで来た時に語っていた。
そんな中、#44にてサイレンパトカイザーが登場したことでパトレンジャー側の強化が現実味を帯び、視聴者からも登場への期待が寄せられていた。そして最終盤になって遂にその姿を現したこの形態は、見事に最終決戦のクライマックスに花を添えた。
そもそも、サイレンストライカーは警察側に属する筈のトリガーマシンである上に、音声も「超・警察チェンジ」でありながら、ルパンエックスの強化に使われると言う極めて不自然な扱いであり、本来ならば、スーパールパンレッドに対してこの形態が対となる扱いで有った事は想像に難くない。
それが商業的事情でエックスの強化に使われ、パトレン1号の強化が見送られた事は、視聴者(特にパトレンジャーファン)にもどかしい思いを感じさせ、この形態の登場が待望されていた。
そんな中満を持して、ルパンレンジャー側の最終決戦に登場しなかったスーパールパンレッドとは対称的な形で活躍したこの形態が、視聴者に強烈な印象を残したであろうことは想像に難くない。
最終話のみの登場ながら、最終的には本来あるべき対の姿に収まったと言えるだろう。
なお余談だが、この時スーパーパトレン1号と並び立ったスーパーパトレンエックスは、奇しくもルパン側の強化アイテム・ビクトリーストライカーを用い、「スーパー快盗チェンジ」の音声を発しながら、警察の強化に使われると言う、これまでのサイレンストライカーと全く逆の扱いをされる事となった。
関連タグ
スーパールパンエックス:同じくサイレンストライカーを使用したルパンエックスの強化形態。こちらは本編中盤から登場している。