概要
2004年から販売されているが、製造はダイハツ工業(ダイハツ)が行っている。ダイハツではブーンの名称で売られている。
初代と2代目はダイハツとトヨタの共同開発で、トヨタがコンセプトおよびマーケティングを担当し、ダイハツが設計・開発・生産を行っていた。
初代と2代目はフロアシフト・パーキングレバーを採用しているヴィッツに対し、コラムシフト・足踏みパーキングブレーキを採用。これにより運転席と助手席の間に鞄を置けるようになっていた。
初代のデザインは、人間がデザインしたものとは思いがたいほど無機質なものだった。そんなこともあり2代目は女性スタッフを中心に開発を行ったため、外装デザインは多少かわいげのあるものになっていた。内装は助手席側に蓋を省略した収納スペースがある、のだが、それゆえに「車検証どこに入れるの!?」と言うクレームが絶えなかったという。
現行モデルの3代目はトヨタが口だ・・・ゲフンゲフン、もとい、関与するのを完全にやめた(このためパッソはブーンのOEMモデルとなる)。そんなこともあり、インパネシフトを採用したり(そもそもコラムシフト自体採用する車種が減少していた)、2代目までに設定されていた1300ccエンジン仕様を廃止したりと、かなりダイハツのオリジナリティーが表れている。ちなみに、パッソには2018年10月に実施したマイナーチェンジの際ブーンに設定された「スタイル」に当たるグレードの設定がなされていない。
なお、初代に関してはブーンにX4とかいう、5速マニュアル・フロアシフトを搭載した特殊車両が存在していた(本来のパッソおよびブーンはオートマチックのみ)。
派生車種
初代
二代目
プロドゥア・マイヴィ(二代目)
三代目
ダイハツ・トール(トヨタ・ルーミーおよびタンク、スバル・ジャスティ)
関連項目
吹石一恵:初代初期のイメージキャラクター
マツコ・デラックス:3代目初期のイメージキャラクター
安田顕 土屋太鳳 篠原涼子:3代目ブーンのイメージキャラクター