概要
2017年発売。
デザインは2012年にデトロイト・モーターショーで発表されたLF-LCというコンセプトカーが元になっている。当初開発陣からは「このデザインで市販化するのは技術的に無理だ」と思われていたが、客からは大好評であったため、頑張って市販化までこぎ着けた。
ヤマハ発動機と共同開発した、RC Fと共通のV8自然吸気である2UR-GSEを搭載した『LC500』と、同じエンジンで2019年6月に追加されたオープンカー仕様の『LCコンバーチブル』、THS-Ⅱ(トヨタ・ハイブリッド・システムⅡ)とトヨタ純製のV6自然吸気である8GR-FXSを搭載した『LC500h』の3種類がある。
LC500hは疑似10段変速の「マルチステージハイブリッドシステム」を同社で初採用している。
性格としてはFRのラグジュアリークーペで、官能的なデザインやサウンドを楽しむものであり、ホンダ・NSXや日産・GT-Rのような4WD+ターボで武装する同価格帯のライバルと比べると速さでは全く敵わない。
しかしSUPER GTのGT500ではLEXUS GAZOO Racingのベース車両として採用され、デビュー戦でレクサス全6チームが1〜6位独占、その後も表彰台独占を連発するほどの圧倒的な強さを誇るという、市販車とは逆の光景が見られた。
ニュルブルクリンク24時間レースにも市販車の技術を開発・テストするという名目でSP-PRO(プロトタイプ)クラスに参戦しているが、具体的に何をテストしているのかは謎に包まれている。