『ひとつになれ。最強を超えろ。』
『次は、君たちだ。』
概要
2019年12月20日(金)から全国公開されたアニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第2作。正式タイトルは、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』。
その内容から、原作者である堀越氏が「最終回とも言えます」と語る程である。(引用)
入場者特典として、映画の設定資料とナイン達の過去が描かれた堀越氏書き下ろし作「敵連合:UNDERCOVER」が掲載されたコミックス『僕のヒーローアカデミア Vol.Rising』が100万人限定で配布された。
2020年7月15日にBlu-ray&DVDが発売予定。通常版とPlus Ultra版(他、各店舗毎の有償特典付き)がある。
Plus Ultra版では後日談の新録ピクチャードラマ「エピローグ・プラス《夢を現実に》」や完成披露試写会舞台挨拶等が楽しめる。
あらすじ
雪が降り続く冬のある夜。
ヒーロー社会を壊そうと目論む敵<ヴィラン>・死柄木弔たちが、
密かに【何か】を運ぼうとしていた。
彼らの動きを事前にキャッチしたプロヒーローたちが現場に駆け付け、
激しい戦いを繰り広げる。
その戦いの中、その【何か】は、仲間とともに去って行った。
「実験は、成功した―。」という言葉を残して。
ちょうどその頃、出久たち雄英高校ヒーロー科1年A組の面々は、
引退したNo.1ヒーロー・オールマイトの後を継ぐ
"次世代のヒーロー育成プロジェクト"の一環として、
クラス全員で期間限定の郊外ヒーロー活動のために
日本のはるか南に位置する離島・那歩島(なぶとう)を訪れていた。
ここしばらく大きな事件が起きていない平和な島で、
駐在ヒーローとして島の人々の生活を助けながら、
忙しく、それでいてのんびりとして時間を過ごす中、
出久たちは真幌(まほろ)と活真(かつま)という二人の姉弟と出会う。
ヒーローに憧れる活真と早速打ち解ける出久だったが、
なぜか真幌は、かたくなに活真を出久たちから遠ざけるのだった。
そんな中、突如謎の敵<ヴィラン>たちが那歩島に襲来、
次々と島の施設を破壊していく。それを指揮するのは、「ナイン」。
出久、爆豪ら1年A組のメンバーは力を合わせて
敵<ヴィラン>に立ち向かうが、ナインの圧倒的な
"個性"と力は想像を遥かに超えるものだった。
なぜ、ナインたちは那歩島を襲撃したのか?
そして、出久たち1年A組の“ニューヒーロー”たちは、
果たして最凶の敵<ヴィラン>から活真と真幌、
そして島の人々を守ることができるのか―!?
舞台
那歩島(なぶとう)
本作の舞台。日本のはるか南にある離島。地理的には九州から南西、東シナ海辺り。
駐在していたプロヒーローが高齢で引退したため、緑谷たち雄英高校ヒーロー科1年A組は政府による引退したオールマイトの後を継ぐ"ヒーロー活動推奨プロジェクト"の一環として、期間限定でヒーロー活動のため訪れることになった。
この時の季節は冬であるが、それを感じさせない夏真っ盛りでビーチには旅行客などで賑わっている。
島の北西には城跡が残る小さな孤島が浮かんでいる。
登場人物
主要キャラクター
本作では1年A組の生徒全員が登場する。
平和の象徴オールマイトから、その力の源である個性『ワン・フォー・オール』を受け継いだ少年。冷静沈着で分析を得意とする努力型だが、自らを犠牲にしてまで他人を守ろうとする無鉄砲な一面もある。
オールマイトをも超えるNo.1ヒーローを目指す少年。言動は粗野で乱暴だが面倒見はよく、何でもこなす天才型。出久とは幼馴染であるが、折り合いは悪い。出久とオールマイト、そしてワン・フォー・オールの秘密を知っている。
CV:中村悠一
アニメより先駆けて登場。
ヒーロー公安委員会の指令でナインの動向を追う。
映画オリジナルキャラクター
島乃家
島乃真幌(しまの まほろ)(左側)
CV:黒沢ともよ
個性:『ホログラム』
ある理由からヒーローを嫌っている活発で勝ち気な性格で活真の姉。
個性『ホログラム』は、幻を作り出せる個性。巨大な敵の幻影を出してイタズラを仕掛けることも。
島乃活真(しまの かつま)(右側)
CV:寺崎裕香
個性:『細胞活性(B型)』
引っ込み思案で泣き虫な真幌の弟。ヒーローに強く憧れる。
個性『細胞活性(B型)』は、回復系個性。細胞を活性化させ、新陳代謝促進やドーピングのような効果をもたらす。
真幌と活真の父
CV:松本保典
個性:『細胞活性(A型)』
誕生日:11月1日、身長:170cm
真幌と活真を那歩島に残し、本島に出稼ぎに行っている。細胞を活性化する個性を持っていたが、ナインに奪われてしまった。真幌の目元は父譲り。
個性『細胞活性(A型)』は、活真と同じ回復系個性。
ヴィラン
CV:井上芳雄
個性:『気象操作』等
力だけが支配する世界を望んでおり、ある理由から活真の個性を狙う。
個性『気象操作』は、周囲の天候を操り、雨や雷、竜巻を発生させる。
その他、衝撃波を放つ個性、爪を弾丸のように発射する個性、使い魔を召喚する個性など複数の個性を所有している。
CV:今田美桜
本名:羽咲 斬香(はさき きるか)
個性:『スライス』
抜群のプロポーションと長い髪が特徴のセクシーな女性。ナインの望む世界に共感し、行動を共にする。
個性『スライス』は、自らの長い髪の毛を刃物に変化させ、自由に操ることができる個性。岩や建物など、固いものでも一瞬で切り刻むことができるほど、刃の切れ味は抜群。
CV:武内駿輔
本名:今 鳥獣郎(こん ちょうじゅうろう)
個性:『キメラ』
ナインが思い描く世界に同調し、行動を共にする。
個性『キメラ』は、様々な動物の特徴を併せ持つ異形系の個性。普通の人より身体の力に優れ、キメラ発動により、空を飛んだり口から炎を吐いたりできる。
CV:鳥海浩輔
本名:巻原 包傭(まきはら ほうよう)
個性:『木乃伊化(マミー)』
ナインらと行動を共にする、包帯を全身にまとっており、表情が読み取りにくい。
個性『木乃伊化』は、あらゆる物体に包帯を巻き付けミイラを作り、そのミイラを意のままに操れる個性。生物は操れないが、衣服を身に着けた人間は衣服を通して操れる。
余談
本作の時系列は明かされていないが、爆豪と轟が仮免を取得済み、エンデヴァーや敵連合の新コスチュームから『異能解放軍』~『第2次ヒーローインターン』の間の模様。No.240で死柄木がドクターから"あるもの"を輸送する依頼を受けた描写がある。
ただし、12月の間に本作のイベントを差し込む余地が無いため、パラレルワールドの可能性もある。
エピローグ・プラス《夢を現実に》
特典ディスクに収録されているピクチャードラマで、本編の後日譚にあたるエピソード。
島の復興を手伝う出久と爆轟の下へ、真幌が緊急事態を知らせに来る。それを聞いた出久は、道中で出会った活真と共に現場へと急ぐ。
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本予告PV
主題歌『ハイヤーグラウンド』
作詞:片岡健太 / 作曲:黒田隼之介 / 編曲・歌:sumika