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「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」



プロフィール編集

空を翔る正義の翼! 常に先を見据えた早すぎる男!!

全ては平穏な社会の為 表裏の仮面に隠れた葛藤

―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより


ヒーロー名ウィングヒーロー《ホークス
名前鷹見啓悟(たかみ けいご)
個性剛翼
誕生日12月28日(22)
身長172cm
血液型B型
出身地福岡県
好きなもの鶏肉
性格目聡く耳聡い
CV中村悠一秋山絵理(幼少期)

概要編集

ヒーロービルボードチャートJPでは3位→2位(下半期)。

背中に大きな翼を生やしたプロヒーロー福岡県を拠点に九州で活躍する地方ヒーローだが、出張調査で全国的に活動している。また公にはされていないが、ヒーロー公安委員会直属でもある。


輝度の高い黄土色の髪、それに合わせたジャケット。黒のインナーと手袋。ゴーグルは薄く黄色がかっている。羽根の色は


人物編集

ホークス

雄英高校卒業生ではないが、18歳でデビュー、その年の下半期にはビルボードチャートトップ10入りを果たす。10代でトップ10に食い込んだ唯一のヒーローとして知られ、世間から「速すぎる男」と呼ばれる。


「ヒーローが暇を持て余す世の中にしたいんです」とマイペースに活動中。本人としてはそこまでの上昇志向はなく、20~30位くらいで自由にやりたいのが本音らしい。


上のセリフと合わせるとまるで仕事をサボってるかのようだが、パトロール中はその自由で便利な個性を活用し、個性犯罪の阻止から市民へのサポートまで、細やかかつ多方面に対応、速攻で解決していく。ファンサービスも気軽にやってくれる有能ぶり。

常闇曰く、彼のサイドキックたちはほぼ後処理係になっているらしい。


また、自身に上昇志向がないからといって、他人の向上心を無碍にする気や、第三者などの窮地を見て見ぬふりをするといった事もあまりなく、形はどうあれ、オールマイトに追いつこうと躍起になっていたエンデヴァーの事は慕っている。


表向きのヒーロー活動を続けつつ、下記の複雑な斥候行為もこなすなど、まだ若輩でありながら精神面も侮れないが、流石に時折表情に脆さなどを覗かせている時もある。


個性編集

紅翼剛翼

個性は『剛翼』。

巨大な翼で自在に飛行し、1枚1枚の羽根を思いのままに操れる。

羽はそれ自体を武器として使える程に固くしなやかで、作中では羽を弾丸のように発射する遠距離攻撃の他に、風切羽を二刀流のように操る戦闘スタイルを披露している。

また羽には振動を感じ取る機能があり、ホークスの視界に入らなくとも周囲の状況を鋭敏に読み取ることが可能。


「体の一部を切り離して利用する」タイプの個性は作品内でも少なからず登場しているが、彼の翼はその中でもずば抜けた性能を持っており、具体的には

  • 背中の翼により空を自由自在に飛び回る『飛行能力』。
  • 緑谷爆豪の3人を一瞬で置き去りにする『スピード』。
  • 一枚で人間一人を持ち運ぶことができる『パワー』。
  • 数百数千の羽を操り複数の作業を平行処理する『物量』。
  • 崩壊するビルの瓦礫の中から、76名もの人間を瞬時に無傷で救出する『精密性』。
  • 羽の周囲の僅かな振動で音や空間を正確に把握する『感知能力』。
  • ほぼ全ての羽を失っても数日で元通りに生え変わる『回復力』。

など、それら全てを兼ね備え、これほど高い汎用性を持った"個性"は他に類を見ない。


この個性によって少年時代には時速130kmの自動車の衝突事故の中から、被害にあった6人全員を救出することに成功しており、これが後にヒーロー公安委員会に見出されるきっかけとなった。


欠点として操作のために羽を背中から切り離すほど本体の飛行能力が不安定になる。

また、羽は炎に弱く、焦げると脆くなる上、操作性が大幅に低下してしまう。

本人は「力押しに弱い」とも評しており、ハイエンドギガントマキアのような規格外のパワーとタフネスを持った敵には対抗する術がほとんど無い。


ホークス自身は「俺の背中やったら(人々を)安心させられん」と独り言を呟いており、自身の個性やNo.1ヒーローの在り方には彼なりに何か思うところがあるのかもしれない。


必殺技編集

  • 風見の羽

詳細不明

  • 風切

詳細不明

  • 大雨覆

数十〜数百枚の羽をドーム状に相手に突きつけて拘束する。

  • 風切太刀(カゼキリノタチ)

音波振動を付与した風切羽を振い、対象を一閃の下に斬り捨てる。その切断力はオール・フォー・ワンの金属製のマスク(生命維持装置)に亀裂を入れる程であり、ホークスの苦手とするパワーとタフネスに秀でた敵にも通ずる疾風の刃である。



活躍編集

職場体験では常闇を指名する。後日エンデヴァーとの会談の中で、職場体験の指名の時はNo.2の息子という肩書きに魅かれて轟にも指名を入れていたらしいが、今となっては仮免試験に落ちてブランドに傷が付いた轟より常闇に来てもらってよかったと話す。しかし本人に後輩指導をする気はないらしい。


インターンでも引き続き、常闇を受け入れた。


ヒーロービルボードチャートJP下半期発表では、オールマイトがいないチャート発表を節目と捉えていたが、一緒に舞台に上がった下の順位のヒーローたちが無難なことしか言わないため、それに呆れてか挑発的な態度でスピーチを行い、そのままエンデヴァーに繋げた。

発表後のエンデヴァーの楽屋で面会、発表での態度を怒られるが、怒られたこと自体はどこ吹く風といった風体。

以上に加えてあまり上昇志向がないところもエンデヴァーからは嫌われたが、その場でホークスからチームアップ要請・脳無の情報があると言い、それは無視できなかったエンデヴァーと福岡で話し合うこととなった。


福岡の焼き鳥屋の個室でのエンデヴァーとの会談の際に脳無の情報を話すが、実際のところ目撃情報の噂があるくらいのことで具体的な被害などは無いらしい。しかし、ホークスが調査した結果、全国的にそういう脳無の目撃情報らしき噂が出ており、作為的に誰かが社会不安を煽っていると推測。

そこでホークスとしてはエンデヴァーにその噂を調査してもらい、何もないなら何もないとエンデヴァーがそう発表して社会不安を取っ払い、頼れるリーダーになってくれ、というのが今回の依頼らしい。

そんな話をしていると、そこに何故か黒い脳無ハイエンドが突っ込んでくる。エンデヴァーと共に交戦し、市民の避難やエンデヴァーのサポートに尽力。


ハイエンド撃破後に荼毘と密会しており、ハイエンドの手引きをするなど敵連合に協力していたことが判明したが、実際は公安委員会の依頼で敵連合への潜入を画策していた二重スパイだった。公安側からは視野が広く名誉名声に頓着がなく、連合に取り入る間の被害にも目を瞑れるからこそ適任と見込まれての依頼だった。


敵連合に潜入するため、敵連合への忠誠を示すことを荼毘に要求され、復帰間近だったベストジーニストを殺害し、その死体を引き渡した(しかし実は、同意の下で仮死状態にする手術を施して、死を偽装する工作だったことが後に判明する)。


そして、誕生した超常解放戦線への加入が認められたが、スケプティックに盗聴器や小型カメラを翼に取り付けられ常時監視されて、暗号でしか公安へ情報を流せなくなった。

しかし、幼少期から公安に叩き込まれてきた持ち前の交渉術とトゥワイスと親しくなることで、超常解放戦線の全構成員などの必要な情報を収集していった。

そして、公安委員会や偶然を装って会ったエンデヴァーに集めた情報を流した。


3月にエッジショットを中心としたヒーローの部隊が超常解放戦線の本部である群訝山荘を奇襲した際、トゥワイスを羽根で拘束し、このまま警察に引き渡すと伝える。

トゥワイスに人柄から親身になりやすく情報を引き出しやすいと踏んだこと、また個性が最も危険な存在だと認識し、常にマークするために取り入ったことを明かす。また彼の過去も調べ上げた上で罪を償い、社会復帰できるように手を尽くすと説得する。

しかし信じていた相手に裏切られ、軽率な行動でまた仲間を危険に晒してしまったと自責の念に陥ったトゥワイスが猛然と抵抗したために、やむを得ず彼の殺害を決断する。

次々と複製を生み出すトゥワイスに対し、大量の羽根を高速で動かして分身を始末し続け、羽根の刀で胸部を切り裂き、止めを刺そうとする。

しかしそこに荼毘がトゥワイスの救援に駆けつけ、攻撃を受けるもトゥワイスを抱えて瞬時に避ける。トゥワイスがその隙を突いて逃げ出し、分身に拘束された上に荼毘の炎から瞬時に外へ出て回り込み、トゥワイスが最後の分身を出したタイミングで背後の炎から背中を切り付け殺害に成功する。


しかしその代償に翼がすべて燃えてしまい、荼毘からの徹底的な攻撃で大火傷を負った。その時、世間に公表すらしていない本名「鷹見啓悟」で呼ばれたことで驚愕する。

死柄木と共に調べても素性が出なかった荼毘に対し何者かと問い、それに対する荼毘からの答えに愕然となり(この時点では伏せられているが)、止めを刺されそうになったところで、危機を察知した常闇に救出された。


全面戦争から2日後、セントラル病院の医療技術で一命を取り止めるも、喉も焼けて喋ることに負担がかかるためか暫くの間はスマホの音声(CV:福西勝也)で会話する。

回復して表に出る前にベストジーニストと共に母親が現在住んでいる家に向かうも既にもぬけの殻で、置き手紙には荼毘がけしかけてきたであろうヴィランたちから家族のことで脅されて夫とホークスのことを話してしまい家を出ると書かれていた。

しかしホークスは母との関係が抹消されても気にすること無く、公安委員会も会長の死で機能停止状態となり指示が出されなくなったことで、ひとまず片付けるべきことを済ませるため「エンデヴァーさんが困ってる」と動き出す。


セントラル病院で入院中のエンデヴァーやそのご家族から轟家の家庭事情や過去、どうして荼毘が生まれたのか彼の出自を知る事になる。それと同時に『ワン・フォー・オール』が一体どういうものなのか緑谷と二人きりで話しているというオールマイト本人にも訪ねた。


その後はデクを始め、オールマイト、エンデヴァー、ベストジーニストと共に死柄木率いる超常解放戦線オール・フォー・ワンの尻尾を掴むため、行動に移す。その少し前、コスチュームに着替えているデクにある人物の情報を伝える。


「俺の先輩にあたる

 こちらも勿論、最優先で捜索中だけど。

 もし彼女が仕掛けた時は全力で逃げてください」


と忠告していた。デクは、そのダークブルーとピンクの弾丸を操る元公安直属ヒーロー『レディ・ナガン』と交戦。レディ・ナガンに勝利したデクだったがオール・フォー・ワンは裏切りを想定して契約不履行時の保険として、与えた個性が誘爆するように仕掛けていた。彼女は体に亀裂が入り、大爆発を起こしてしまう。

デクが助けようとする所にエンデヴァーとベストジーニストと共に現着。僅かながら生え変わってきた剛翼で滑空する形で瀕死のレディ・ナガンを救出。彼女に自身が後釜であること、生きて欲しい事を必死に伝えた。自身と同じような裏の仕事を任されている者のハズなのに何故、学生時代の彼女自身やデクのようなキラキラした目をしているのか?と聞かれた際には、心の支えがあったこと、「俺、楽観的なんす」と笑顔で答えた。

俺、楽観的なんス‼︎

爆発により瀕死の重傷を負ったレディ・ナガンだったが薄れゆく意識の中で「これから起きる事と自身の他にオール・フォー・ワンから声を掛けられた者がいる」ことを伝え、気を失ったが一命は取り留めており、救急車に運ばれていった。


過去編集

No1とNo2

ホークスの父・鷹見は昔、端金欲しさで連続強盗殺人を起こしてヴィランとなり、逃走中に出会った女・遠見絵に匿われる。そして生まれたのが啓悟=ホークスであるが、その幼少期は悲惨なものであった。

指名手配中の鷹見は人目を極端に恐れ、街外れにある遠見絵のボロ家に隠れ住んでおり、啓悟が街に遊びに行こうものなら「俺を売りに行ったか」と暴行を加え、外出も人と関わる事も禁じた。そして遠見絵の方も、元々そうだったのか、心が半ば壊れかかった状態であり、鷹見に依存して、彼に逃げられない事ばかり考えている状態だった。幼い啓悟は虐待にも抵抗せず、「この二人のようにはならない」とじっと耐え続けていた。


そんな彼の心の支えは、エンデヴァーの存在だった。外に出たいと懇願する啓悟を黙らせるため、こっそり母に連れられて街に出た際、オールマイトのものは高いからと、安売りしていたエンデヴァーのぬいぐるみを買い与えられる。その時の「あんたもこの人みたいに強くなんな」という母の言葉は心に残り、辛い時はそのぬいぐるみを抱き締めてひたすら耐えた。


しかし同時に「ヒーローがいるのはテレビの向こう側」と諦観にも捕われつつあったが、ある日母から、鷹見がエンデヴァーに捕まったと知らされる。その瞬間、啓悟の中で『架空(ゆめ)』は『現実』となった。ヒーローは確かに存在したのだ。

その後匿っていた罰を恐れた母親とともに家を出て路頭に迷うも、上述の自動車事故の救助の一件もあり母共々公安に保護され、個性を見込まれた彼は公安からの訓練を受けプロヒーロー・ホークスになった。そして若くして憧れのエンデヴァーと肩を並べる存在になったのである。


余談編集

  • 作者の補足によると元々は鳥の頭をした鳥人間で、過去作の漫画「逢魔ヶ刻動物園」のキャラクター・タカヒロを流用・再デザインする予定であったが、劇場版「2人の英雄」の製作中の時にアニメ側からタカヒロの登場を要望。それを作者が快諾したことにより翼の生えた人間に変えたとのこと。
  • 劇場版第2作『HEROES:RISING』のキービジュアルより、TVアニメより先駆けて登場することが判明し、まさしく速すぎる男の名に相応しい。12月5日に行われた完成披露イベントと同時に担当声優も発表された。

関連イラスト編集

ホークス無題

無題WINGSHERO☆HAWKS


関連タグ編集

僕のヒーローアカデミア プロヒーロー

エンデヴァー

常闇踏陰 鳥師弟

超常解放戦線 荼毘 トゥワイス


 九州 有翼人


福岡ソフトバンクホークス福岡県が本拠地のプロ野球チーム。元ネタと思われる。






















※以降、ネタバレ注意



























ヴィラン側との最終決戦では、エンデヴァー常闇踏陰耳郎響香等と共にオール・フォー・ワンと対決。


奮闘するもAFOに敗北・重傷を負わされるも、何とか生存。しかしオール・フォー・ワン"個性"を奪われてしまった為、ヒーロー活動を引退せざるを得なくなってしまう。


終戦後は新たな公安委員長として復興活動に勤しんでいる。

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