概要
鳥師弟とは、漫画「僕のヒーローアカデミア」におけるウイングヒーローホークスと雄英高校1年A組常闇踏陰のコンビタグである。
ホークスが自身と常闇を指して「鳥仲間」と表したこと、常闇がホークスを「師」と仰いでいることからこう呼ばれている。
作中での関係性
二人の出会いは雄英体育祭を経て行われるプロヒーローの職場体験。
体育祭で3位だった常闇は、ホークスからの指名を受け福岡にあるホークス事務所に赴く。しかしそこでホークスから何かしらの指導を受けることはなく、ただひたすらに速すぎるホークスが単独で事件・事故を解決していくのを追いかけ続け、ホークス事務所のサイドキックとともに彼の後処理に終始した。
ホークス曰く、常闇を指名した理由は鳥仲間が2割、そして半分は1年A組の誰かから敵連合の話を聞きたかったから。
残りの3割については、悔しい思いを抱えて雄英に戻った常闇が、仮免取得後に行われたヒーローインターンにて再びホークス事務所を訪れた際に明かされる。
此度の常闇は、開発してきた必殺技、”深淵闇躯(ブラックアンク)”を駆使し、強化したフィジカルで空を行くホークスを追いかける。自身に食らいついてくる姿を振り返ったホークスはその夜、常闇を両腕に抱えて夜間飛行へと連れ出した。
「空はね 良いよ 物事を俯瞰して見られるから」
「飛べる奴は飛ぶべきだよ 地面に縛りつけられる必要なんてない」
ホークスが常闇を指名した理由の3割、それは常闇が「もったいない事してるなーと思ったから」。
体育祭で露呈した常闇の弱点は、彼の個性である黒影に頼りすぎていることで、本人のフィジカルの弱さがネックだった。それをカバーするために編み出したのが深淵闇躯だったのだが、ホークスからのアドバイスは「”得意”を伸ばす事も忘れない方がいい」というものだった。
常闇がその言葉を受けて生み出した技は非常に強力で、その中のひとつである”黒の堕天使”は、黒影に常闇本人を抱えさせることによって自由な飛行を可能にするというもの。
この夜間飛行から始まったインターン活動は常闇の琴線に響くものだったようで、その後に行われたA組とB組の対抗戦において「師(ホークス)曰く 疾さは力に勝るという」と語るなど、ホークスを己の師と見做し、No.2ヒーローホークスの名を背負う責務を感じていることが描写されている。