概要
CV:伊藤かな恵
EDEN症候群の謎を追う主人公の前に現れた、悲しげな瞳の少女。
たった1人の兄がEDEN症候群になってしまい、その謎を追う為に暮海探偵事務所に訪れた。
死んだ父親は、EDENを作り上げたカミシロ・エンタープライズの前社長。
父が遺したEDENには深い思い入れがあり、悪質ハッカーが跋扈する現状を憂いている。
人物
儚げで華奢な外見だが、性格は結構天然でかなりの大食い。
ハッカーズメモリーでは飲み物にもこだわりがある事が判明している。また趣味が合う人間と断定した場合は、大食いやこだわりをあまり隠そうとしなくなる様子。
家族に対する思いも強く、兄のEDEN症候群を治す為に奔走し、父の敵を見つけた時は激情を露わにしている。
但し、本編開始以前から天涯孤独の身の上である事に加え、上流階級の出自もあってか、友達と言った気心の知れた関係がほぼなかった為、人見知りの激しいコミュ障であり感情の発露が不得手(但し、上記の境遇に無意識に酔っている節もあり、後に仇からも指摘されている)。
また、本質的にはプライドが高いのか、初対面の人物にはよそよそしい礼節さを持って接するが、慣れた人に対してはほんのりと見下したり、独善的になって後述の言動を見せたりする(この事から劇中で「オタクのツンデレはレヴェルが高過ぎる」と評された)。
批判点(ネタバレ込みの為、注意)
シナリオ中盤になって、主人公達と気心の知れた仲となり、交流を深めるものの、父の仇と初対面した時は上記の通り激情を露にするのだが、その後のイヴェントの間、殺伐とした言動を見せるようになる。
その荒れ具合は相当酷く、心配する主人公に対し「心配してくれだなんて、私、頼んでません。…勝手に心配しないでください」「あなたは、本当に……幸福(しあわせ)な人ですね、友達や親しい人に囲まれて…いつもいつも、へらへらして」「友達ぶって妙な気を回さないでもらえますか」「(中略)私、あなたと友達になったつもりはありませんから」(主人公に「それだけ言い合えるならもう友達」と言われ)「そのお話畑な理屈は…そんな甘ったるい言葉で、私を丸め込めるとでも?」(ほぼ原文)と、今までの交流が嘘だったのか? と疑うレヴェルである。
尚、悠子は中盤にて主人公によって命を救われ(=ほぼ主人公しか救えない状態で、その事はちゃんと上記の荒れた状態でも「感謝しています」と答えている)、それがきっかけで交流を深めるようになる。
そして、劇中でも杏子から『気負っている』と指摘され、悠子自身もちゃんと自覚しているものの、それらを考慮しても上記の言動は、別人レヴェルの不自然さと同時に、大きな違和感を生んでしまった。
もしも、父の仇との初対面と主人公に命を救われるが逆であったなら、このような事態を生まなかったのでは? と思われるのが悔やまれる(尚、最後は落ち着きを取り戻し、今までの非礼を主人公に謝罪した……が、主人公は一連の言動を気にしておらず、むしろ彼女が謝った理由が分からなかった為に、その意図を尋ねたら「忘れて下さい、忘れられないならハッキングかバール、どちらが良いですか?(要約)」と脅迫した)。
関連画像
関連項目
ネタバレ
EDENで活動するハッカー集団ザクソンのリーダー・ユーゴの正体は彼女。